ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

神姫バス車庫の今昔

2014年01月22日 05時38分38秒 | Weblog


 加東市社の商店街の北端近く、下り坂にさしかかるあたりに善龍院があります。その向かい側に道に面して駐車場のように区切られた一角があり、かつて神姫バスの車庫があった面影を残しています。
 上の写真は昭和10年代の神姫バス車庫を撮影したもので、当時のバスや自動車が写っています。小さくて見えにくいのですが、バスの行き先表示は「二見行」と読めます。女性の車掌さんやシェル石油の給油施設も写っています。
 馬車や人力車に代わって自動車が登場したのは大正時代のことでした。社では、大正9年(1920)に社自動車運輸株式会社が営業を始めています。社から、加古川、天神、大門、相野などへの路線をもち、神戸に出かける商売人も多かったようです。
 しかし、火事で車庫や車が焼け、資金繰りが悪くなり、昭和3年に、神姫自動車株式会社(のちの神姫バス)に吸収合併されました。
 写真をくらべてみると、車庫のあたりは住宅に変わっていますが、区切られた一角はそのままのようです。
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