ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

忠魂碑に勇士の名を入魂-昭和19年

2008年10月20日 05時38分24秒 | Weblog
 朝のウォーキングのコースに明治館(加東市社)の庭にある忠魂碑が入っています。
 国道372号線から旧道に入り、下川(社川)を渡って、50段余りの階段をのぼると目の前に忠魂碑が立っています。毎朝、この碑の前で静かに英霊の御霊に静かに感謝を捧げます。忠魂碑には西南戦争(明治10年)から大東亜戦争まで、祖国のために戦って戦陣に散った240余の英霊の尊名が刻まれています。
 さて、戦前はこの忠魂碑の前でさまざまな儀式が行われていましたが、昭和19年の春季招魂祭、勇士名入魂式の案内状を紹介します。


謹啓 春寒料峭ノ候御高堂愈〃御清栄奉賀上候
 陳者来ル三月二十一日春季皇霊祭ノ当日ヲトシテ第二十六回春季招魂祭及(殉国勇士(左記記入)ノ入魂式ヲ左記ニ依リ挙行致スベク候間御多繁ノ御事トハ存候モ御繰合セ御参列相成度
此段 御案内申上候           敬具
 昭和十九年三月十七日
                帝国在郷軍人会社町分会長 菅井良吉
                社 町 軍 友 会 長     神崎福麿

      殿

 左記
一、日時  三月二十一日  午前八時三十分
一、場所  社町忠魂碑前(郡公会堂庭)
一、入魂勇士名
 故陸軍兵長   岸本次男
 故陸軍一等兵  石井鴻太郎

 
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