ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

嬉野飛行場ー「海軍工廠」73号に服部さんが投稿

2023年08月29日 06時30分20秒 | Weblog

 

 

 今日、加東市の服部武司さんから「海軍工廠」73号をお送りいただきました。73号には、服部さんの2本の原稿が掲載されていました。表紙をめくると、巻頭を飾っているのは、「映画のなかのフネ(飛行機) 永遠の0〈ゼロ〉」と題された文と絵でした。映画の場面の絵が9枚、手書きの解説入りで紹介されています。

 もう一本は、「嬉野飛行場(社海軍飛行場)」で、加東市のほぼ中央に位置する嬉野台地にあった嬉野飛行場(社海軍飛行場)の解説と8枚の絵です。昭和18年に県立嬉野学徒錬成場がつくられ、県下の青年学徒がグライダー訓練やなどの教練を受けていました。そうした歴史は、この歴史ブログでも紹介してきましたが、服部さんはそうした嬉野飛行場、錬成場の風景、グライダー滑空訓練や97艦上攻撃機、ロケット戦闘機「秋水」、米軍のコルセア戦闘機の来襲などの絵を描いておられます。グライダーで嬉野の空を飛ぶ絵の眼下には、八紘寮も描かれていました。

 記録写真も貴重ですが、服部さんの絵には、今にもエンジン音をあげて飛び去っていきそうな飛行機やグライダーに乗って空を飛ぶ女子学生の表情など、その声が聞こえてきそうな臨場感があります。嬉野飛行場の上空を飛ぶ米軍のコルセアの絵を見たとき、小さい頃、母親が娘時代にグラマンが飛んできて機銃掃射をしたという話をしてくれた時のことを思い出してしまいました。

 私も小学生、中学生の頃に戦闘機や戦艦などのプラモデルづくりに熱中し、細かい部分まで正確に絵を描いたりしていました。授業前の学校の黒板にゼロ戦を大きく描いた時の快感を覚えています。そんな少年時代のわくわく感と郷土史への関心が相俟って、感動しています。ありがとうございました。

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