王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

岐阜県庁 裏金作り

2006-09-03 10:35:08 | 政治
岐阜裏金作りで料亭も利用、架空経費請求し業者が保管 (読売新聞) - goo ニュース

岐阜県庁の裏金作りの概要が1日弁護士3名からなる「プール資金問題検討委員会」により県と県議会に報告されあわせて再発防止策や関係者のの処分、裏金の返還法についても提言した

すでに語られているように裏金は17億円に上るとの事だがいつからいつまでの話なのであろうか 梶原前知事の就任した89年2月以前から存在したとの話である

17億円の裏金はそれ自体巨額であるが90年代に発覚した官官接待のための裏金--北海道77億円、福岡61億円、秋田44億円--に較べると派手な割りに金額がむしろ少ないのが爺には怪しく見える

話は先月の5日に出て8日には前知事梶原氏がスタンドカラーのワイシャツにのりを良く利かせた洒落た格好で自分の関与を否定するTV画面を見た
しかしそれよりなにより驚いたのは裏金を個人で預かり「燃やしてしまった」との話しである

これには穏やかな岐阜県民も怒り心頭 抗議の電話が殺到したと報道にある 幸い?な事に焼却説を真に受ける者は少なく個人で流用した言い訳と見る線が太い

さておせっかいな爺は岐阜県の財政をネットで調べてみた
平成18年度の財政規模は7700億円程度 財政基金残高(個人でいえば貯金)が859億円 かっての3分の1に減ったそうである 一方県債残高は1兆2千500億円 一般会計の1.6倍に当たる
この他、特別会計、企業会計の借金があるはずだか国と同じ手法で財政報告の1ページ目に全体を見通せる図表を決して見せない

話は跳んで岐阜の財政を覗いた折、次に郡上八幡市の財政報告の資料があったがここは 一般会計、特別会計、企業会計を一覧で表示していた 内容は厳しいものであったが説明責任とはかくありたい

さて使い残しを返却させ14億円ほどを退職したOBと現職員に弁済させる様であるが役人とは「始めた者が分からない」「一端始めたらやり続ける」「決して責任を取らない(この場合個人で弁償する)」事を本領とするわけだから回収は現知事さんと県議会さらに岐阜県民がどう怒り続けるかに掛かるのであろう

読売新聞の引用:
岐阜県庁の裏金問題で、県が設置した弁護士3人による「プール資金問題検討委員会」(幅隆彦委員長)が1日、県と県議会に調査結果を報告し、再発防止策や関係者の処分、裏金の返還方法などについて提言した。

県庁内の知事応接室で報告書を受け取った古田肇知事は「報告書は幅広く分析してあり、内容を細部にわたって検討し、行政としての対応をしていきたい」と述べた。

同問題では、県の内部調査で、裏金が県職員組合に集約され、活動経費や飲食代に使われたことや、職場や個人の保管分も合わせて現時点で約2億6500万円残っていることが判明。一部を焼却などして処分したとの証言も明らかになった。
引用終わり
コメント (10)
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