きょうは、京都も気温が38℃という、かなり厳しい天気になりそうです。
外出する際は、熱中症に十分気を付けられ、コマメな水分補給に心掛け、なるべく直射日光を避けるなどして、お出掛けください。
本日の記事は、ちょっと内容を変えてお届けします。
直木賞作家の西條奈加氏が書いた「善人長屋」が初めて映像化され、表は善人で裏は悪人という、2つの稼業を持つ“善人長屋”のメンバーたちが、ある時は困った庶民を助けるため、ある時は仲間のピンチを救うため、裏稼業の凄技を活かしながら、さらなる巨悪や人の悪意に向き合って人助けをするというコミィカルな時代劇ドラマだったのです。
持ち前の勘の鋭さで事件の核心を突いていくヒロインお縫には、初主演となる中田青渚。お縫の父親で長屋のリーダー・儀右衛門には吉田鋼太郎、きっぷのいい性格のお縫の母・お俊には高島礼子、そして小悪党ばかりの長屋にうっかり入居してしまうトラブルメーカーの善人・加助を溝端淳平が演じている。
個性的な長屋のメンバーに各話のゲストも交えた色とりどりの人間模様が展開するエンターテインメント時代劇が私の目に止まった。
裏稼業も、スリ・騙り・コソ泥・盗人・故買・美人局など幅広く、厄介な事件を持ち込むのは、いつも善人の加助で、それを表向きは善人だが裏稼業を持つ「善人長屋」の住人たちが、すご腕を生かして事件を解決していく様を、人情、コメディー、サスペンスを織り交ぜながら描かれています。また、善人の加助が正体不明で、もしかしたら影の隠密同心なのかも?
騙されたことを未だに相手に気付かせない、それが騙りの真髄かも、実に肩の凝らない面白い時代劇ドラマだったのです。