ユモトマムシグサ(湯元蝮草)
<学名:Arisaema nikoense Nakai subsp. nikoense>
サトイモ科 テンナンショウ属 多年草
撮影日 2023.6.17: 長野県
東北地方南部、関東地方、中部地方の山地ブナ帯から亜高山帯の
林下にに分布している。
葉はふつう2個、葉軸は発達せず、ほぼ掌状に5小葉に分裂。
小葉は倒卵形~楕円形で、長さ5~14cm、先端および基部は尖る。
縁は全縁か不規則な粗い鋸歯がある。
花期は5-7月。葉と花序が出てきて、花(仏炎苞)が先に開き、
葉が遅れて開く。花は葉より高い位置に咲き、黄緑色でときに
紫褐色をおびる。仏炎苞筒部は淡色で縦にあまり目立たない
白色の筋がある。口辺部は狭く開出する。舷部は卵形または
長卵形で、先は鋭頭または鋭尖頭になる。花序付属体は淡緑色、
長さ5.5~8cm、棍棒状またはやや太い棒状で、先端はやや膨らむ。
タイプ標本の採集地が、湯元温泉とその北に位置する刈込湖の
間であることから、日光湯元温泉にちなんでつけられた。
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