ヤマホトトギス(山杜鵑草)
<学名:Tricyrtis macropoda Miq.>
ユリ科 ホトトギス属 多年草
日本各地の疎林の林床や半日陰になる林縁に生える
草丈20cm~50cmほどの多年草。
葉は互生し、長さ8~18㎝、幅2.5~5㎝の長楕円形、先が尖り、
草丈20cm~50cmほどの多年草。
葉は互生し、長さ8~18㎝、幅2.5~5㎝の長楕円形、先が尖り、
縁が波打つ。
花は茎頂や上部の葉腋に散房状に枝分かれして数個、上向きにつく。
撮影日 2016.09.11: 群馬県
小花柄は長さ1.4~3㎝。花披片は長さ1.5~2㎝、
強く反曲することが多く、白色に紅紫色の斑点があり、
花被片の基部の斑点が大きく密なことが多い。
強く反り返った花被片内側が中凹みとなることも特徴。
雄しべは6個、長さ1.5~2㎝、花糸の外面や花柱の基部に斑点があるものや
ほとんどないものがある。花糸の上面(内面)には斑点はない。
花柱は3個、長さ1~1.5㎝、柱頭は2裂
ほとんどないものがある。花糸の上面(内面)には斑点はない。
花柱は3個、長さ1~1.5㎝、柱頭は2裂
花の斑点が、野鳥のホトトギスの胸の斑点に似ていることから
「ホトトギス」の名になったというのが一般的です。
「ホトトギス」の名になったというのが一般的です。
参考に ヤマジノホトトギス も撮ってきました。
ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
<学名:Tricyrtis affinis Makino>
ユリ科 ホトトギス属 多年草
<学名:Tricyrtis affinis Makino>
ユリ科 ホトトギス属 多年草
識別のポイント再掲しときます。
ヤマホトトギス ヤマジノホトトギス
・花被片が強く反り返る。 ・花被片が平開し、反り返ることはない。
・花糸の下部に紫斑点がある。 ・花糸の下部に紫斑点がない 。
・散房花序につく。 ・花は葉腋に1~2個つく。
・茎には下向きの毛があるか ・ 茎には下向きの毛が密生する。
ほとんどない。
画像で比較してみましょう。
私の地元では ヤマジノホトトギス ばかりで
ヤマホトトギス はごく限られたところにしか見られません。