晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

なぜ人は読書するのか

2006-05-08 20:53:02 | Weblog
 『悠吾よ、明日のふるさと人へ』(小宮山量平著 こぶし書房刊)
 90歳の著者が、ひ孫の悠吾へ送るメッセージ、この時代の、この国の
「絶望」を、言葉を探して紡いで、的確に表現している。それは、ひ孫
への「希望」の言葉。
 戦後の出版界をリードしたといわれている編集者小宮山氏がひ孫に
残した全編詩のような言葉。元気を無くした時には、再読しよう、
そうすれば力も湧いてくる。

 『社会学入門』(見田宗介著 岩波新書)
 思うに社会学という学問は、体系の無い社会の素描なのか。
 ひとつひとつの社会に対する切り口、分析はするどいものが
感じられるが、政治学も同様、切り口を変えれば、この社会を
いく様にも捉え描き分析できる。論点が見えない。
 私には、経済学のような大きな体系が無いので、全体を掴んだ
という実感がない。

 で、人はなぜ、読むって。
 知識を得るために、心を落ち着かせるために・・・
 それは、「全世界を獲得するために」さ。



 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする