晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

放送大学

2018-08-07 17:26:45 | Weblog

 放送大学     

6月28日以降、このブログの更新をサボっていました。(以下、その言い訳です。)

無業者生活になった昨年(2017)4月からお試し気分で単年度だけの専科履修生として放送大学に入りました。放送大学はどうせNHKのように公正中立で無味乾燥ではないのかという先入観を持っていました。しかし、その内容はオーソドックスに身に着けるべき知識のほか、講師の考え方もしっかり述べられていて、僕の持っている今の学力水準に比べレベルは高いものでした。理解するのに結構難儀することがあります。

昨年度は、「日本政治思想史」(講師 原武史)、「日本政治外交史」(御厨貴、牧原出)、「日本近世史」(杉森哲也)を受講しました。(6単位取得)

理系出身の僕は、我流で人文科学や社会科学系の本も読んできましたが、どうしても好きなモノしか食べない偏食傾向の自覚がありました。そこで、しっかりと歴史、哲学、思想の基礎を学びたいと思っていました。

放送大学は、基本的には通信制で印刷教材(教科書)と放送教材(テレビ、ネット)視聴で勉強するのですが、登校して直接講師の話を聞く機会もあります。

昨年は、「宗教社会学」(講師 岡本亮輔)を聴講しました。(1単位取得)また、基礎ゼミでは社会科学専門書の読み方を直接指導してもらいました。題材は「想像の共同体」(ベネディクト・アンダーソン著)ですが、自分では読むことのない本だと思います。

1年間のお試しを終えて、今年度からは全科履修生に入学しました。40年以上前に取得していた単位が一部認められ3年次への編入です。何年かかるかわかりませんが、124単位を取得すると教養学部の卒業ということになりますが、卒業を目標にはしていません。

2018年度の1学期は、「哲学・思想を今考える」(講師 魚住孝至)、「日本の古代中世」(佐藤信 近藤成一)、「歴史からみる中国」(吉澤誠一郎)の3教科を受講し8月4日(土)に単位認定試験が終ったところです。結果はともかく学生時代より勉強していると感じています。試験対策のため、暑い日は冷房を求めてあちこちで長居をしました。図書館では、受験生に混じってジジ―がいるという客観的に見ると違和感を持つ構図でしょうが、自分では自分の姿が見えないのですっかり学生気分でいます。

今は疲れが出てヘロヘロ状態ですが、そろそろ2学期の科目を選択しなければなりません。僕は放送大学の学生サークルに入れてもらい、学生としての先輩、いや皆さん人生の先輩でもありまして、様々なアドバイスをもらっています。仲間の皆さんは、それぞれ異なった人生経験を経て、そして学ぶ強い気持ちを持っておられるので、大いに刺激をもらっています。ひとりで通信教育を続けるのは結構しんどいと思いますが、仲間が見つかったことは励みになっています。

 もし、誰かから放送大学ってのはどうなの?と聞かれたら、以上のような説明をして、あとは自分で決めて下さいと答えようと思います。そして、放送大学受講の効果が、このブログの文章に出てくるといいのですが・・

 

 


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