晴走雨読

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足利事件+α

2009-09-23 17:41:38 | Weblog
 釧路川の河岸で出漁を待つさんま漁船。秋は秋刀魚、焼いて、大根おろしと醤油をかけてが定番でしょうが、私は、「酢」をかけてビシッと酸っぱくして食べるのも美味しいと思います。



 本日の北海道新聞に引っ掛かりを覚えた記事があった。以下、引用する。

 (見出し)1979年の女児殺害、DNA鑑定へ 栃木県警、異例の時効後

 足利事件の11年前の1979年8月、栃木県足利市で福島万弥ちゃん=当時(5)=が殺害された事件で、栃木県警が遺体遺棄現場の遺留物についてDNA鑑定を実施する方針を固めたことが22日、捜査関係者への取材で分かった。10月初めにも鑑定に入る予定で、既に時効を迎えた事件でDNA鑑定を行うのは極めて異例。

 父親の譲さん(55)が今年7月、遺留物についてDNA鑑定の実施を求める嘆願書を県警本部長に提出していた。県警は鑑定実施の判断理由を「足利事件に関する事件でもあり、遺族の感情などを総合的に判断した」と説明している。

 遺留物は布製のリュックサックやビニール袋などで、宇都宮地検が保管している。譲さんは、足利事件をめぐるDNA再鑑定結果で判明した犯人とみられるDNA型との照合も求めている。

 万弥ちゃんは79年8月、足利市の自宅近くで行方不明になり、6日後に同市内の渡良瀬川河川敷で遺体が見つかった。県警は足利事件で逮捕した菅家利和さん(62)を万弥ちゃん事件でも再逮捕したが、宇都宮地検は93年2月「犯行を立証する決め手がない」として不起訴処分とした。

 90年代前半ごろまでの鑑定技術では血液や体液からしかDNA型が検出できないとされ、万弥ちゃん事件ではDNA鑑定が行われなかった。(引用終了)

 菅谷氏は、1990年の足利事件で無期懲役確定後DNA鑑定結果釈放され、予定される再審で無罪確実の身であるが、1979年と1984年に発生した女児殺害事件(未解決)でも自白、不起訴となっている。

 菅谷氏の件では、栃木県警、宇都宮地検、地裁は、冤罪を起こしたとして大失態を演じたことになる。

 私が今日の万弥ちゃん事件から感じたのは、地検、地裁、国家を挙げての大反撃ではないかという危惧である。

 問題は、被害者遺族の感情への配慮という理由で、時効が成立している事件のDNA鑑定を今さら実施することの狙いである。答えは、3通り。足利事件と一致、足利事件とは別人、別人は、菅谷氏では無い不詳者。最後に万一菅谷氏の場合、どのようなことになるのか。

 邪推に終ればいいのだが・・・。

 

 
 

 

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