晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『歌舞伎役者 十三代目 片岡仁左衛門』

2007-07-02 20:23:48 | Weblog
 映画『歌舞伎役者 伝承のダンディズム 十三代目 片岡仁左衛門』全6部の内、最終巻「登仙の巻」(羽田澄子演出 自由工房 1994年作品)

 片岡仁左衛門さんは、1903年(明治36年)生まれ、初舞台が2歳、1994年(平成6年)90歳で亡くなった。羽田澄子は、1986からドキュメンタリーとして片岡の舞台を撮影しているが、この巻は、その最晩年の88歳から90歳までの記録映画である。

 視力を失い、足も弱り車椅子生活の片岡が、凛として舞台に立つ。彼を支えるスタッフや家族の日常も記録されている。

 登仙とは、宋の詩人蘇軾の詩「前赤壁の賦」の中にある言葉で、仙人になって天に昇ることを意味している。



 実際に歌舞伎を見たの一度しかないが、この映画でその魅力と、片岡が合間に語る細かい演技(体全体の使い方、台詞の言いまわし)の意味から、中々興味をそそられる世界である。

 

 羽田澄子氏の自由工房の作品は、これまで1997年「住民が選択した町の福祉」、1998年「続・住民が選択した町の福祉ー問題はこれからです」、2005年「あの鷹巣町のその後」を観ている。



 余談であるが、映画の前の昼食時、あるホテルのロビーでムッシュかまやつさんを見かけた。彼もかなりのお年であるが、足にピタッとした細いジーンズ、革ジャン、まだまだ現役のミュージシャンであった。週末の夕張支援コンサートに出演したのでしょうか。



 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『放課後の居場所を考える』 | トップ | 『絶対に「自分の非」を認め... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事