晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『「昭和の教祖」安岡正篤の真実』

2006-12-30 20:06:13 | Weblog
 今年も残すところあと2日、平年に比べ積雪が極端に少ない。
 1週間前に40cm降って、その後の雨で歩道はスケートリンク状態、そこに今日はうっすらと雪が積もり、最悪の路面状況。

 今日から、営業が休みなので、軽くランニング、柔らかい雪の上は、砂浜を走るような感じだが、ツルツル路面は、キックができず膝を上げない忍者走り。



 『「昭和の教祖」安岡正篤の真実』(塩田潮著 WAC BUNKO 2006年刊)
 安岡正篤(まさひろ)、終戦時の天皇の詔勅草案を書き、「平成」の元号の発案者とされる。歴代の自民党総裁たちが、節目節目で重要演説や外交文書の草稿の相談をしてきた、保守思想界の教祖とされる人物。

 細木数子という占い師が、晩年の安岡と結婚している。

 保守政治家に、宰相学や政治哲学を授けてきた、その思想の原点は、中国の古典の漢詩、漢文において、古来の為政者がどう語り、それがどういう意味を持つかなど、そこに彼の知識量、博学振りが発揮され、上手く引用して、政治家の言葉の格調を高くしてきたのである。



 歴代総理の指南番といわれてきた安岡にして、中国思想の輸入代理店でしかないのである。この国の成り立ちが、大陸や半島からであり、思想も古来から固有のものに乏しく、権威は外に仰ぐ体質は変わらずというところか。

 どうもこの国は、心棒とか、核とかが無く、中空、スカスカなところで、空転しているのではないか。

 

 






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