晴走雨読

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コンサドーレ札幌 悲願のJ1昇格達成

2007-12-01 20:04:26 | Weblog
 本日の人文字は「ONE&ONLY」です。



札幌ドームより帰還、見事な逆転勝ちで、J1昇格、おまけに東京が引き分けたために、J2優勝。東京、京都が先攻する中、水戸に先取点を取られたときはかなり悲観的になりました。5日の入れ替え戦かな、広島は強いぞ。J2に残留したら、今年のようなことはしばらくないだろう。またJ2暮らしが長くなるだろうなと。

 FWダビの同点ゴールで、元気が戻りましたが、同点で後半戦が進むに従って、きっと悪夢のロスタイムになってしまうだろうなどと悪いことばかり想像していました。しかし、終了間際、ダビのゴール、皆飛び上がって喜びました。これは、勝ったぞと。試合終了のホイッスル、興奮、涙が出てきました。ヤッター。

 5年間のJ2、最下位もありました。経営不振で資金力も底をついています。スポンサーや選手、役員の不祥事も何回もありました。昇格のMVPは、三浦監督だと思います。三浦氏は、現実主義者であった、合理主義者です。常に、客観的に戦力を分析し、選手の起用を含め、勝つために確率の高い選択をしました。

 

興奮状態も落ち着き、今、冷静になって考えています。

 確かに時間は動いていたのです。5年間が過ぎ去ったのです。サッカーの試合毎に一喜一憂しながら、日々の元気ももらいました。それが、何だったのでしょうか。自分で試合に出たわけではないのです。ただ、観戦しただけのことです。コンサが勝とうが負けようが、何の関係があるのでしょうか。社会の何が変わるというのでしょうか。たかが、エンターテイメントです。

 その間の自分とは何だったのでしょうか。最大の時間と持っている能力を使う会社では、課題解決に一生懸命取り組みました。家族も子どもを一人前にしようと努力しました。友人・知人とかけがえのない良い時間も過ごしました。体力が低下する中、マラソンも一生懸命走りました。これらは、自分で考え、自分の力を出し、自分の思ったとおりに進めようとできることでした。

 その間、社会も動きました。国内、国外で様々なことが起こりました。時代が生み出す言説もたくさん生まれています。それらと自分は直接的な連関の中で生きているのでしょうか。それとも、全く関わりの無いことなのでしょうか。

 歴史に何も残すことも無く、市井で平凡な生活を営む私達が、時代と共に歩むとは、コンサと共に闘うとは、一体どういいことなのだろうか。


 
 ♪♪私は今日まで生きてきました、そして今、私は思っています。明日からもこうして生きていくだろうと。

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2 コメント

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札幌コンサドーレJ1復帰 (生住滅)
2007-12-03 06:01:21
興奮状態の名残りが透明感を醸し出していますね。

<時代と共に歩むとは、コンサと共に闘うとは、一体どういいことなのだろうか。>

そのひとつは、自分と対話し続けていくことだと考えます。
ここに書かれているように。
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ついて来る世代に恥じないように (晴走雨読)
2007-12-03 19:46:49
 生住滅さま、コメントありがとうございます。

 一昔前までは、'50年代、'60年代、'70年代、'80年代、'90年代と時代を表す言葉がありましたが、21世紀になってどこに行ってしまったのでしょう。

 同じく、戦中派、戦後派、団塊世代、新人類・・と世代を表す言葉も近年は名付けられなくなりました。

 時代とか、世代とかと格闘することを人々が避けるようになっているのでしょうか。

 ただただ人々の時間が意味を見出せずに費消されているような気がします。
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