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プーチンの許すことのできない犯罪的な侵略を除いてあえて片面的に見る。バイデンがキーウ電撃訪問しウクライナ支援を約束。小出しの支援にゼレンスキーは本心から感謝しているだろうか。口には出せないだろうが、戦いを止めるに止められない袋小路に入ってしまい、米国にコントロールされた戦争をやらされていると思っていないだろうか。
『安藤昇 侠気と弾丸の全生涯』(大下英治著 さくら舎 2021年刊)高倉健 横井英樹 嵯峨三智子 ヤクザ 博徒
BS12チャンネルで年末から高倉健の出世作『網走番外地』が放映されている。この映画のほとんどのセリフは「てめえ、この野郎!」だ。東映の俳優陣がヤクザに扮して粋がっているが、ヤクザの親分役で出演している俳優安藤昇は流石に本物の元ヤクザだ。全身に漂わせている迫力が全く違う。
本書は、安藤の生まれた時から裏道街道まっしぐらの人生を描く。少年院を出た後、予科練で特攻隊を志願したが敗戦。戦後の混乱を極めた中で、法政大学を除籍、愚連隊で暴れ安藤組を結成し社長(組長)に就任。部下に横井英樹銃撃を命じた罪で逮捕収監される。後に横井はホテルニュージャパンの火災事故を起こす。あの時、殺しておけばと後悔する。安藤組解散。映画俳優、ベストセラー作家として活躍した。
安藤昇に興味があったのは、僕が高校生だった頃、元縁戚の女性が安藤の付き人だったと言っていたからである。その時、嵯峨三智子の名前も聞いた。もしかしたら本書の中にその女性について書かれているかも知れないと思った。本人かどうかはわからないが、1か所だけ付き人が登場する箇所があった。
(P459要約引用)「安藤に付き人、鞄持ちとしてお供した。土日は競馬場へ行くのが常だった。鞄の中に現金1千万円が詰まっていた。それを無くなるまで賭けてしまう。しかし、翌週には現金が補充されていた。桁外れの金銭感覚だ。」と語っているところがあった。
本書も田中清玄に続き、血湧き肉踊るエンターテインメント作品だ。面白かった!星★★★★。読んでいてワクワク感が止まらなかった。
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