晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

12月8日未明

2006-12-08 21:08:44 | Weblog
 昭和16年12月8日朝、ラジオは臨時ニュースを告げ、この国がハワイ・真珠湾を攻撃、米英との戦争状態に入った、と報じた。

 1.なぜ、満州事変は日中戦争へと拡大していったのか
 2.勝算がないままアメリカとの戦争に踏み切ったにはなぜか
 3.玉砕・特攻を生み出したものは何だったのか
 4.アメリカによる原爆投下は避けられなかったのか
 5.東京裁判で残された問題は何か

 知人から戴いた、『検証 戦争責任Ⅰ』(読売新聞戦争責任検証委員会編 中央公論新社 2006年)を貫く問題意識である。

 先入観として、「読売」だからなという気持ちがあり、批判的に読むことになるなと。

 戦前の意思決定過程や国家機構が詳しく調べられ、客観的な表現で貫かれていて、説得力のある論理が展開されている。

 しかし、決定的に欠落しているのは、アジアの侵略を受けた側の視点、これ無しには、国内の論理ばかり分析しても、結局、無責任体制と言うことになる。

 犯人探しをするよりも、何を犯してしまったのかが問われなければならないのではないか。



 翻って現在を見れば、「愉快犯」だったコイズミよりも、「確信犯」の大きな声の出ない総理の方が、警戒を要するのではないか。

 美しい国=再び戦争ができる国づくりにしないために。







 



 

 

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