晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

内田樹、釈撤宗 『日本霊性論』

2015-01-18 15:35:52 | Weblog

 先日、チカホにマンモスがいました。

 昨日は町内会の役員引継ぎがあり、何だかんだと忙しかった町内会業務からこれで解放されました。昨日、今日と週末ランをしたいが、何せ今日の最高気温が-7℃と低すぎます。こんな日に走ると後で咳が止まらなくなります。

 

 『日本霊性論』(内田樹、釈撤宗著 NHK出版新書 2014年刊) 2015.1.18

 本書を未だ読み終えてはいないのだが、一冊の本を読んで、ひとつでもこころに残るフレーズ、脳髄に響く言葉、忘れ得ぬ一言があれば、それで充分満足して良いのではないかと思う。

 本書で、内田氏が桑原武雄氏の「一緒に革命ができる人」という言葉を紹介している。(P128~)その人といるとすごく楽しい、いい気分でいられる(革命ができる)ということが、人間を見る基準であると。

 さらに、内田氏は「革命闘争が実現しようとしている未来社会は、今ここに組織された革命党派において萌芽的に実現されている。」「革命党派に集まってきた連中が、権力に対する憎悪とか復讐心とかを動機にしていて、同志と一緒にいるときでも猜疑心の強いまなざしを周りに向けたり、攻撃的であったりした場合、彼らの革命が実現して出現する社会はやはり『憎悪と復讐心』を感情的基礎とする抑圧的な統治システムになる他ない。」と付け加える。

 この無残な例の典型が、このブログで「Red」で取り上げた連合赤軍であろう。どのような理想社会を掲げようが、同志を疑い殺した事実の先に、未来社会を任せる人はいない。

 「一緒に革命ができる人」という観点で、今の政治家を見た場合どうなるか。実際の人柄はわからないのでイメージで判断すると、一緒にやりたくない人としては、橋下徹、蓮舫、石破茂、鈴木宗男、菅直人、小沢一郎といったところか。一方、アへ晋三は頭の出來は悪そうだが、案外と面白い奴なのかも知れない。麻生太郎、小泉純一郎、鳩山由紀夫など少し脇が甘い方が恐怖心を覚えない。

 一方、自分だけが正しい、自分たちこそ正義の味方であると信じているほど怖いものは無いと感じる。日共、党派、オンブズマンらは、腐敗、不正、ミス、矛盾などを許さず、腐敗、不正、ミス、矛盾などの一切ない正しい社会にすることを目標にしていると考える。しかし、暴露、告発、粛清渦巻く社会となる可能性が大きいのではないか。

 では、この観点から上司や同僚、仲間と思っている人、身近な人の顔を浮かべて見ては如何かな。そして僕自身を振り返るとどうなのだろうか。ひとを疑っていないか、信頼しているか、人望を得ているか、自分だけ逃げて仲間を見捨てることはないか。自分には、「一緒に革命ができる人」の資格はあるだろうか。重い言葉を知った。

 


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