銀幕大帝α

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ワイルド7

2012年05月24日 23時00分05秒 | 邦画アクション
11年/日本/119分/アクション/劇場公開(2011/12/21)
-監督-
羽住英一郎
過去監督作:『逆境ナイン』
-主題歌-
L’Arc~en~Ciel『CHASE』

-出演-
瑛太…飛葉大陸
過去出演作:『一命』
椎名桔平…セカイ
過去出演作:『アウトレイジ』
丸山隆平…パイロウ
阿部力…ソックス
過去出演作:『スマグラー おまえの未来を運べ』
宇梶剛士…オヤブン
過去出演作:『カイジ2~人生奪回ゲーム~』
平山祐介…ヘボピー
過去出演作:『神様のパズル』
松本実…B・B・Q
過去出演作:『逆境ナイン』
要潤…藤堂正志
過去出演作:『Blood ブラッド』
本仮屋ユイカ…岩下こずえ
過去出演作:『スウィングガールズ』
中原丈雄…成沢守
過去出演作:『DEATH NOTE デスノート』
吉田鋼太郎…桐生圭吾
過去出演作:『守護天使』
深田恭子…本間ユキ
過去出演作:『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE ~勝どき橋を封鎖せよ!~』
中井貴一…草波勝
過去出演作:『ステキな金縛り』
<ストーリー>
日本国民1,300万人を人質とした史上最悪のウィルステロを防ぐため、超法規的存在として悪人を裁く選び抜かれた7人の元犯罪者、通称“ワイルド7”が立ち上がる。

悪を撃ち抜け

愛を守り抜け


<感想>

もし今この時期に公開されていたら間違いなく宣伝部長はスギちゃんだろう。
「観ていないのにお薦めしちゃうぜ~。ワイルドだろぉ。」
とか言ってそうだ。

原作漫画は未読。
男臭いものや、バイク好きはそこそこに痺れる場面有り。

アクション映画としては及第点。
ただ黒幕となる男への鉄槌の仕方が余りにも普通過ぎると言うかカタルシスが無さ過ぎてガッカリ。
その黒幕が船越英一郎と若きジーン・ハックマンを足して磨り潰した様な顔していて笑える。
追い詰めているのに、結局何がしたいのか意味不明過ぎる行動にも悪い意味で笑える。

それと「ワイルド7はいる」「ワイルド7は存在しない」と場面によっては有耶無耶になる台詞が嫌い。
居ると言っていたのに居ないと言いだす要潤。
居ないと言っていたのに居ると言いだす本仮屋ユイカ。
TV報道も適当。
なんやねん!と言いたくなる。

まぁでも名作『ゾンビ』のショッピングモール襲撃シーンを彷彿させる、ワイルド7の本部ビル乗り込みシーンはカッコ良かったし、椎名桔平の親父としての優しさを見せた後の崩れゆく死にっぷりにはグッときたので★3つ。

実は本編よりもカチンコを使ったお遊び的なエンドロールの方が好きだったりもする。

本作の我が子にしたい子役図鑑

本間ユキが爆弾で家族を失う時の子供時代。
中々の可愛らしさ。
彼女が成長すると

深キョンになる。
違和感なし。
むしろ有り。
自分的には深キョンも好きだが

本仮屋ユイカの何処かオドオドとした役も好き。

オフィシャル・サイト

評価:★★★
12/05/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-05-23
メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
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ステキな金縛り

2012年05月24日 22時59分47秒 | 邦画コメディ
10年/日本/142分/コメディ/劇場公開(2011/10/29)
-監督-
三谷幸喜
-製作-
亀山千広
-脚本-
三谷幸喜
-主題歌-
深津絵里 西田敏行『Once In A Blue Moon』

-出演-
深津絵里…宝生エミ
過去出演作:『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』
西田敏行…更科六兵衛
過去出演作:『SPACE BATTLESHIP ヤマト』
阿部寛…速水悠
過去出演作:『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』
竹内結子…日野風子/矢部鈴子
過去出演作:『ゴールデンスランバー』
浅野忠信…木戸健一
過去出演作:『乱暴と待機』
草なぎ剛…宝生輝夫
過去出演作:『BALLAD 名もなき恋のうた』
中井貴一…小佐野徹
過去出演作:『どろろ』
市村正親…阿倍つくつく
過去出演作:『十三人の刺客』
小日向文世…段田譲治
過去出演作:『アウトレイジ』
小林隆…管仁
過去出演作:『アフタースクール』
KAN…矢部五郎
過去出演作:『LOVEDEATH─ラブデス─』
木下隆行…工藤万亀夫
過去出演作:『高校デビュー』
山本亘…日村たまる
山本耕史…日野勉
過去出演作:『彼岸島』
戸田恵子…猪瀬夫人
過去出演作:『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』
浅野和之…猪瀬
過去出演作:『GANTZ』
生瀬勝久…占部薫
過去出演作:『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』
梶原善…伊勢谷
過去出演作:『花とアリス』
佐藤浩市…村田大樹
過去出演作:『アマルフィ 女神の報酬』
深田恭子…前田くま
過去出演作:『ヤッターマン』
篠原涼子…悲鳴の女
過去出演作:『下妻物語』
大泉洋
過去出演作:『アフタースクール』
唐沢寿明
過去出演作:『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』
<ストーリー>
失敗続きで後がない三流弁護士のエミは、資産家の妻殺しの容疑で捕まった男の弁護を担当することになり…。

証人はただ一人、落ち武者の幽霊。

<感想>

落ち武者・西田敏行の演技というよりかはアドリブがかなり活きていると言っても過言では無い。
西田敏行じゃなかったらそんなに面白い映画にはなっていなかったんじゃないかなぁ。
よってコメディ映画としては滅茶苦茶笑った。

タクシー運転手の髪の毛やら、死んだ愛犬ラブちゃんとじゃれ合う場面やらぷっと吹き出す小ネタも数多くあったけれど、基本的には西田敏行の行動・台詞に爆笑させられた作品だった。

142分?
長過ぎるだろっ。
そんな想いも強かったが結局全くダレ無かった。
見事なまでに監督・三谷幸喜の演出に乗せられた感じ。
法廷劇という密室での展開を主にしながらも、見える見えないで論争の対象となる幽霊を中心に置いた事が面白さに繋がったと言っても良い。
最終的に裁判の結審としての証拠となるのも、殺された女性のあの世からの登場と本人だからこその確実性がある完全なる真犯人への指さしとなる訳だから、一連の裁判のピタッとした纏まり方、清々しいまでの終結には“見事なり!”の一言に尽きるものがあった。

クソ真面目な検事なのに、たまにとぼけた行動をする中井貴一がこれまた滑稽だったが、彼が食事中に仲間に見せた手品には笑いよりも驚きの方が強かった。
口からポンポンとピンポン玉を出してくるのだが、種も仕掛けもさっぱり解りません^^;

幽霊を見る為にはある3つの法則が必要なのだが、これも要所要所できっちりと含みを利かせていて笑いへと結び付かせていたのが好印象。

何故、幽霊なのに影が出るんだ?
とかそういう細かい所には目を瞑り(笑)、終始弾けた展開と西田敏行のツッコミ&ボケ台詞を素直に楽しむ姿勢で観る事が一番の吉。
三谷幸喜映画は初めて観たけれど、ここまでタイ焼きの尻尾まであんこがぎっしりと詰まった作品だとは思いもせず、鑑賞中はニヤニヤ、次は何が起きるのかとワクワクさせられる面白さ・楽しさを味合わされました。

西田演じる落ち武者幽霊・更科六兵衛がエミに突然
「姫とお呼びしてもよろしいか?」
と訊ねた際に
「ダメ!」
と振り返った時の深津絵里が滅茶苦茶可愛かった。

オフィシャル・サイト

評価:★★★★
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レンタル開始日:2012-05-11
メーカー:アミューズソフトエンタテインメント
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リアル・スティール

2012年05月24日 22時59分26秒 | 洋画ドラマ
REAL STEEL/11年/米/128分/ロボットアクション・ドラマ/劇場公開(2011/12/09)
-監督-
ショーン・レヴィ
過去監督作:『デート&ナイト』
-製作総指揮-
ロバート・ゼメキス
スティーヴン・スピルバーグ
-原作-
リチャード・マシスン

-出演-
ヒュー・ジャックマン…チャーリー・ケントン
過去出演作:『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
ダコタ・ゴヨ…マックス・ケントン
過去出演作:『マイティ・ソー』
エヴァンジェリン・リリー…ベイリー
過去出演作:『ハート・ロッカー』
アンソニー・マッキー…フィン
過去出演作:『アジャストメント』
ケヴィン・デュランド…リッキー
過去出演作:『アイ・アム・ナンバー4』
カール・ユーン…タク・マシド
過去出演作:『アナコンダ2』
オルガ・フォンダ…ファラ・レンコヴァ
ホープ・デイヴィス…デブラ
<ストーリー>
高性能ロボットたちが死闘を繰り広げ、巨額の富が動く公式リーグに人々が熱狂する近未来。夢もプライドも失くした元ボクサーが、最愛の息子との絆を取り戻していく姿を描く。

「リアル・スティール」――。
それは、親子の絆が生み出す、“本当の強さ”。


<感想>

ボクシング映画は必然と傑作に成り得易いとは良く言われているけれど、例えファイターが人間からロボットに変ろうともやっぱり傑作になっちゃうんだねぇ。

本作は駄目オヤジと一人息子との親子の絆をロボットボクシングを通して取り戻していく話なんだけれど、王道的でありながらも実に魅せられるストーリーになっていて、ハイライトシーンでは思いっきり泣いてしまった。

元ボクサーだったオヤジ・チャーリーがボクシングに対しての情熱を取り戻し、はつらつとした姿でロボットを操る勇姿を見て息子マックスが嬉しそうに涙を流すシーンがそれ。
マックスの父親に対しての気持ちが、最低から最高へと完全に移り変わった瞬間でもあり、誇りと男らしさをマックスへと与えた瞬間でもあるこの場面には心から感動させられちゃいました。

『オーバー・ザ・トップ』的なロードムービーと『ロッキー』的なボクシングムービー(どちらもスタローン主演!)を組み合わせたファミリー向けアクション・ドラマですが、リング上で戦うロボットたちの動きはリアル過ぎる故に熱く興奮させられるものがあり、その合間に流れる父と子のやり取りにはぎくしゃくしたものが徐々に解れていく中で、次第に心を通わせていく微笑ましき様が丁寧に描かれている事もあり、アクション映画としてもヒューマンドラマとしても見応え十分。
ジャンルの境目に気付く事無く最初から最後までじっくりと物語の流れに身を任せられるのが本作の強みであると感じました。
見せる脚本作りの上手さ、魅せるアクション作りの上手さ。
両方が光っているだけに作品の完成度も自ずと高くなっており、面白かったと思うのも当然の結果やろうね。

多額の借金を抱え、生活も荒れ放題で相当なダメ男であるチャーリーだけれど、不意に見せる優しさにはドキッとさせられる。
父親としての尊厳を取り戻した時の表情にはカッコ良さも抱かされます。

父以上に頑固者であり世渡り上手なマックスも、ガラクタ同様だったスパーリング用ロボットを自分の手で巧みに改造し、どんな相手でも対等に戦えるまでに生まれ変えさせた天才ぶりには舌を巻かれるけれど、一つ一つの行動にはまだまだ幼さがあって可愛さを感じさせてくれる。

好感が持てるこの親子の魅力もまた見所の一つ。
ヒュー・ジャックマンは当然ながらも子役ダコタ・ゴヨすらも素晴らしい演技を見せてくれて、映画の中に仄々さと心地良さをしっかりと味合わせてくれました。

オフィシャル・サイト(日本語)
オフィシャル・サイト(英語)

評価:★★★★☆
12/05/23DVD鑑賞(新作)
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レンタル開始日:2012-05-16
メーカー:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
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