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銀幕大帝α

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イップ・マン 誕生

2012年05月13日 17時05分20秒 | 亜細亜アクション
THE LEGEND IS BORN - IP MAN 葉問前傳/10年/香港/100分/格闘技アクション・ドラマ/劇場公開(2012/03/17)
-監督-
ハーマン・ヤオ
過去監督作:『私の中に誰かがいる』

-出演-
デニス・トー…イップ・マン
過去出演作:『イップ・マン 序章』
ルイス・ファン…イップ・ティンチー
過去出演作:『コネクテッド』
サモ・ハン・キンポー…チェン・ワースン
過去出演作:『イップ・マン 葉問』
ユン・ピョウ…ウー・ツォンソウ
過去出演作:『プロジェクトBB』
クリスタル・ホアン…チャン・ウィンセン
ラム・シュー…チャン・ホウティン
過去出演作:『風雲 ストームウォリアーズ』
ローズ・チェン…リー・メイワイ
シュー・チャオ…リー・メイワイ(少女時代)
過去出演作:『ミラクル7号』
拳也
過去出演作:『新宿インシデント』
イップ・チュン
<ストーリー>
1905年の広東省佛山。幼い葉問は、陳華順、呉仲素の下で詠春拳の腕を磨き始める。
<感想>

大日本帝国万歳!!

普通に面白かったよ。

ドニー・イェンの『イップ・マン』と比べちゃうと流石に迫力不足は認めざるを得ないけれど、それでも格闘技アクション映画としては満足行く出来ではありました。

前『イップ・マン』に出ていたサモ・ハンやらルイス・ファンが出演していますが、同じ人物を演じている訳ではないのでややこしい。
一瞬戸惑うけれど、物語が進むに連れてそれも気に成らなくなります。
それ位、話としては楽しめた。

仲の良い血の繋がらない兄弟。
しかし兄・劇団ひとり(笑)が裏切り行為を働いたが為にイップ・マンの怒りが爆発。
日本人相手に詠春拳が炸裂し、あっという間に全滅するまでに追い込んで行くのでありました。

ちょっとワイヤーアクションを多用し過ぎな気もしますが、デニス・トーの動き自体は全然悪くないので見応えは十分。

香港に留学した際に知り合う事になる薬屋の御爺さんの動きがこれまた素晴らしい。

すげぇな!じいちゃん!!

と感動しちゃったのだが、そりゃそうだ。
本物のイップ・マンの実子だもん。
神掛っておりますよ、ほんと。

アクション以外にもイップ・マンを中心にした三角関係にまでもつれる恋愛事情も描かれていますが、何処か仄々としており、また2人の女性の恋する乙女な気持ちの現れが微笑ましくもあってドラマの中に軽く引き込ませてくれました。
後に妻となるチャン・ウィンセンを演じているのがクリスタル・ホアンという女優さんなのですが、正直微妙な可愛さ。
でも、イップ・マンに助けられた際に「名は教えられません」と言われ

ぷくっとふくれっ面をした時の顔はキュートでした。

またしても日本人による横暴な振る舞いを描いていますが、ゲンナリとさせられる程の悪な描き方では無かったので一安心。
出番こそ少ないものの、サモ・ハンの演武も観れますし、そこそこに見せ場は多く用意されている良作でありました。

監督は、かの悪趣味スプラッターシリーズ『八仙飯店之人肉饅頭』のハーマン・ヤオが務めていますが、本作は至って普通のアクション映画ですのでご安心下さい。

オフィシャル・サイト(日本語)

参照:
『イップ・マン 序章(2008)』
『イップ・マン 葉問(2010)』
『イップ・マン 序章&イップ・マン 葉問(2回目)』
『イップ・マン 最終章(2013)』

評価:★★★☆
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人喰猪、公民館襲撃す!

2012年05月13日 15時17分33秒 | 韓国ホラー
CHAW/09年/韓国/121分/モンスターパニック・ホラー/劇場公開(2011/10/22)
-監督-
シン・ジョンウォン
-脚本-
シン・ジョンウォン

-出演-
オム・テウン
チョン・ユミ
主な出演作:『10億』
チャン・ハンソン
過去出演作:『セブンデイズ』
ユン・ジェムン
過去出演作:『母なる証明』
パク・ヒョックォン
キム・ギチョン
<ストーリー>
10年以上も犯罪のない山奥の小さな村で、ズタズタに切り裂かれた死体が発見される。元ハンターのチュンは、人喰猪に襲われたと言い張り…。

怪獣映画史上最小スケールのスペクタクル!

<感想>

邦題からしてコッテコテのギャグムービーなのかと思って観ていたら、意外ときちんとしたパニックムービーだった。
しかも結構グロい。
巨大猪が人間を襲ってバキバキと喰う辺りは音のみの描写にも関わらずグェッてなる。
その後発見されるバラバラな遺体にもゲェってなる。
流石韓国映画だ、この辺の作りには徹底した感はある。

さてその邦題にある‘公民館襲撃’なのだが、てっきりハイライトとなる終盤に起きるのかと思いきや、中盤での見せ場として登場してきた。
この邦題にしたのは多分、親玉となる人喰猪がその全体像をじっくりと曝け出すのがこのシーンであるという、モンスター映画としての大きなポイントになっていたからなのかもしれない。
その前に少し小さめな猪は出てくるのだが、迫力的にも圧倒的にも比べ物にならない。
公民館に出現した猪の方が遥かにモンスターらしくて圧巻だった。
凄腕ハンターもビビリ、小便を漏らしながら立ち尽くしてしまうのも納得な怪物っぷりだ。

猪の造形もB級映画にありがちなチープな作りではなく、それなりに見れるモノになっている点もモンスター好きには嬉しい悲鳴。

公民館を襲撃したその後は、猪が生息している地帯へと場所を移し、ハンターと刑事と女性学者がチームを組み、ウリ坊を餌に親を誘き寄せながら決着をつけるべく戦いを挑んで行く展開へと流れていく。

2時間の大作ながらも然程飽きさせない作品になってはいます。
テンポの良さも然る事ながら、少しユーモア感覚に包まれた雰囲気が更に観易くさせている事も大きい。
恐怖と笑いのバランスが上手く保たれている様にも感じられる。

『ジョーズ』『ジュラシック・パーク』『プレデター』といったハリウッド映画のパロディ感覚な演出も面白い。

ハンターの娘が車におもいっきり轢かれて瀕死状態の中、「無免許運転がバレるとヤバイ」という理由からで藪の中に放棄され、助かるはずだったのに生きたまま喰われてしまったというシーンもブラックな空気に包まれていて苦笑させられた。
そういった場面をチラホラと入れる事で、ダレ場を極力排していこうとする製作者サイドの努力も見受けられ好感が持てました。

只一つ、村に住む常に人形を抱えた頭の弱そうな女は、本筋と何ら関係の無い存在に思えて仕方が無かったのだが、これも韓国映画流の意味の無いブラックユーモアの一つとして捉え、そんなに気にせずそっと受け流す感じで観るのがいいのかもしれないな。

オフィシャル・サイト(日本語)

評価:★★★☆
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