山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

荒島の谷

2013年06月15日 | 沢登り2
今日も眞ちゃんと二人で沢に行ってきました。
朝、佐開集落で集合し、養魚場に眞ちゃんの車を駐車しボクの軽トラで鬼谷林道をブッ飛ばします。かなりの悪路ですが、軽トラなら全く問題なし。此処に来るのはクズハキ谷遡行、そして荒島山頂からMTBでダウンヒルした際に通って以来・・・。前方に垂れる木の枝やブッシュを跳ね飛ばし、落石を乗り越え佐開コース登山道駐車場に到着です。ヤッパシ軽トラって素敵な乗り物だと再認識。(酷使しすぎ)
 
 鬼谷林道を走り、佐開登山道口に到着。普通車は此処まで来れません。車が傷みます・・・      横谷に出た。

ここから横谷に下降します。藪漕ぎも僅かで、すぐに沢となり、程なく横谷に到着。ヒメマチ稜を挟んで反対側には荒島最難関!?とも呼ばれる地獄谷の支流クズハキ谷が有り、ここは極楽谷の支流の横谷。何となく平和的な風情を醸している。ここから、ヒメマチ谷に入るべく下降していると、何だか異様な臭いが鼻を突く。先週の沢もそうだったが、またまたボクの大好きな野生動物の「カモちゃん」の腐乱死体が谷水に打たれている。頭部は白骨化し、毛皮の残る胴体はこれから腐敗が進んでいく様相を呈していた。ここは合掌し息を止めて下降すると、地味な出合いに到着。ここがヒメマチ谷だ。
 
 ヒメマチ谷の出合。水の少ない小さな支流といった風情。           小滝も所々有るけど、フツーの感じ。

 
 ヒメマチ谷を振り返る。足場の厭らしい感じです。         谷の右岸尾根を藪漕ぎ下降すると、ヒメマチ谷の本流らしき岸壁が。ガスってて良く分からないが、読図の難しさを改めて実感。

水流は少なく、何も無さそうな雰囲気だけど登る。滝は3ヶ所程あったものの程なく水流は姿を消しV字状の溝がそそり立っている。足元は滑りやすく岩や泥。しかも手掛かりは貧弱な草付き。引き返したい気分だが、眞ちゃんはまだ「あそこまで行ってみよう」との事。足を滑らしたら奈落の底って感じだけど、漸く歩みを止め右岸のカンテ+灌木地帯に入る事に。安心して掴む物が有る。ヤッパシこの先進んでもダメだろうと尾根を下降することに。途中、細い谷に入ってルートを間違えた事に気付くが、水量の殆ど無い谷に加え、正面の岸壁に惑わされていた。結局もとの横谷に戻る事になった。蒸し暑く身体がだるかったが、沢の中に入ると沢の音共に一陣の涼風が吹き抜ける。何とも快適!しかも雨がポツポツ降り出して来た。

 横谷と「中ノ平谷」出合いに架かる大滝。この滝を登り、中ノ平谷を遡った。 中間部分が中々厳しかった。合羽を着込んでも寒かった。

 
 怪しげなムーブ&力技で抜けていく。岩と水に戯れ、これが沢登りの面白いところか。      核心部を抜けたところで一息入れ、再び登る。

フル装備でやってきたけど、ヒメマチ谷で意気消沈するが、帰りは別の谷を登ろう!ってことで横谷を少し下降し「中ノ平谷」へ。出合いにかかる15m滝が現れる。巻こうにも時間がかかりそうなので、カッパを着込み登る事に決める。
リードはボクがやらしてもらう。リスが細く中々ハーケンが決まらないが、頑張る。カムも良く効き、ハーケン3ピン目を打ちそこにアブミを掛け踏み込んでいたところ、一瞬無重力感に見舞われる。フォールすることに・・・。でも2ピン目のハーケン、そして1個目のカムが良く効いていて、ほぼ垂直壁だったので怪我せずグランドフォールには至らなかった。再びルートに戻って登る。この後もハーケンやカムで支点をとりつつ、ほぼ人工でこの滝を登る事が出来ました。
雨は勢いを増し、全身ずぶ濡れで登るこのスタイル気持ちイイなぁ。

 その後再び現れた10m滝。なかなか見応えのある滝が有りました。

 
 ヤッパシここもロープつけて行きます。ヌルヌル          雨が降りの中の沢登りもイイ感じ。

  
引き続き眞ちゃん登ります。沢の職人です。        雨にも負けず、滝にも負けずといきたいところです。蛭は居ないのでその辺のところは安心!

 
 巻く事はせず、登り切る事が出来ました。ヤッタネ!        夏はヤッパシ「

この後も大きな滝が2箇所現れ、ロープでして登ったり・・・最後は藪を漕いで鬼谷林道に出ました。
 
 適当に藪漕いで・・・林道へと詰めます。           そして林道に到着。人工物が何だかちょっと嬉しい。

朝の軽トラ駐車地点へ向け歩き・・・全身ビショビショ・・・ドロドロの姿で着替えもせず軽トラに乗車し、林道をカッ飛ばすのでした。ヤッパシ軽トラは様々な用途に大活躍!!
 
 もうすぐ17~18年くらい経つ我家の働き者の軽トラです。      テールスライドさせながらカッ飛ばしたいですが、失敗したら谷底へGOです。


そして、こんな沢登り出来るのも眞ちゃんのお蔭。感謝!!
ヤッパシ、この時期は沢登りが楽しいな断然!!。でも自転車にも乗りたいけど・・・。でもやっぱ沢かな。うん
(写真:眞ちゃん、ボク)
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