TaizanのWhite Mountain

北部白山管理人&中宮温泉くろゆり館主がお届けする白山情報満載!

山の法話20 閑古錐

2022-05-09 | 山の法話

本日、還暦を迎えました。過去は捨てて、新しく産まれ代わり、第二の人生の出発です。過去の栄光にしがみつくことなく、全てを新しい考え方で迎える準備は出来ていると覚悟しています。過去は捨てると申しましても、白山の登山道管理に費やしたノウハウは引き継いで行こうと思います。次に目指すはいよいよ「閑古錐」の境地です。これからは登山道整備での出来事など、微塵も感じられないような快適な登山道に仕上げて参りたいと思います。管理人はあくまでも黒子に徹する。登山道の主役は登山者です。白山の登山道情報は山アプリをご覧頂ければ情報が溢れています。よほど登山者の安全を脅かすような事があればまたこの場で情報提供をさせていただければ幸いです。登山者の皆様に於かれましても、白山各所をくまなく楽しんでいただければと存じます。


山岳遭難を減らす取り組みについて

2022-04-23 | ニュース

中宮温泉までの石川県側ホワイトロード開通が4/28(木)と決定した。今年のGWはややコロナから解放された気分で山に出かける方々も増加すると思われれる。中宮温泉を拠点とする笈ヶ岳も例年全国から多数の登山者で賑わう。しかし残念なことに、必ず毎年遭難事故や行方不明者が後を絶たない。北部白山管理人として、この状況を大変憂慮している。何とか対策は無いものか?色々考えた結果、ココヘリ10台を借り上げ北部白山登山者(特に単独行)に無償で貸し出す事とした。本日発信器、受信機、関連用品がくろゆりに届いた。貸出窓口は中宮温泉くろゆりカウンターで、笈ヶ岳を含む北部入山者全員を対象とし、11月下旬中宮温泉閉鎖まで続ける予定だ。この試みに理解を示していただいたココヘリ社とは特別契約を交わし、今回の取り組みが実現した。笈ヶ岳の場合は日帰りか冬瓜平で1泊かの行動に成ると思われるが、夏季北部縦走などの場合、下山場所に回収箇所を設けて(例えば市ノ瀬VCや白峰総湯など未定)発信機を返却してもらうか郵送でくろゆりまで返却していただこうと考えている。特に単独行では行方不明となる事が多く、家族への心と経済的な負担、関係当局の大きな労力が強いられる。北部白山単独行には是非ともココヘリをお守り代わりとして、とにかく一度使ってみてもらいたい。例え元気一杯山を歩いていて、楽しくて予定を大幅に変更して登山を楽しんでいても、予定通りに下山しない。連絡がつかない。など、登山中に家族や近親者に心配をかけて「捜索願」を出されてしまったら、あなたは『遭難者』です。携帯電波が届かない場所に行き、下界との連絡を取りたいのならアマチュア無線や衛星電話を携行するとか、最悪の場合に備えてビーコンやココヘリを携行し心配を掛けない。という姿勢が登山者側に求められる時代になったのではないだろうか。


槍ヶ岳背後からのご来光撮影

2022-04-06 | 日記

三方岩岳からは過去夏に一回チャレンジしたが、ご来光30秒前に雲が湧き撮影チャンスを逃した。同じ場所からの撮影チャンスは年間2回しか無い。今回は積雪期のチャレンジとなったが、またしても槍ヶ岳背後の雲にご来光を遮られた。白山と北アとその背後が完全にクリアで無いと拝めない。北部白山2箇所で成功したのは奇跡でしか無かった。

詳細は下記へ

三方岩岳-2022-04-06槍ヶ岳からのご来光撮影 / やっさん(泰山)さんの三方岩岳・妙法山の活動データ | YAMAP / ヤマップ


山の法話19 穏やかな地球環境と世界平和を祈る~人類は皆平等

2022-03-26 | 山の法話

加賀禅定道ハライ谷登山口から檜新宮に初詣を済ませ、百四丈氷の滝壺を遙拝す。穏やかな地球環境と世界の平和を祈る。この自然の前に人類は誰しも皆平等であります。人はこの大自然に抱かれて暮らして居るのです。それを侵す権利は誰にも有りません。

山行記録:加賀禅定道から百四丈滝展望台

 


加賀禅定道の雪庇に注意!

2022-03-14 | 白山情報

先週3/9(水)にシカリ場から加賀禅定道を眺めたときに先行者のトレースが危険な所を通っていたので、同行者にその危険性を説明していました。

その後、週末に知人が同じ場所を訪れ、送られてきた画像に驚愕してしまいました。水曜日に言っていた通りに雪庇が落下し、落下部分のトレースが無くなっていました。今年は雪が多く雪庇は例年以上に発達しています。風上側(目附谷側)の太い立木の幹を繋げて行くのが一つの目安です。大げさくらいがちょうど良いでしょう。先行者のトレースを信じないで下さい。気温も一気に上がり雪も緩んで事故の発生しやすい時期になっています。どうか事故無く春山シーズンをお過ごし下さい。写真を提供いただいた知人に感謝申し上げます。

  落下前(同行者撮影)

  落下後(知人撮影)

追伸 火山性地震などが起こると雪庇や雪崩の被害に遭う確率が高まります。いかなる場合でも、想定内の行動をしたいものです。


加賀禅定道 ハライ谷

2022-03-10 | 白山情報

1月、2月は降雪が多く除雪作業に明け暮れ、ようやく3月の陽光のもと雪山シーズンとなった。シカリ場からは先日の遭難者の捜索がヘリで行われている様子が伺えた。早く発見されることを祈ります。

ハライ谷登山口に向かう時、県道一里野-岩間線のこの区間が非常に危険な雪崩地帯になっているので、シャベルで核心部約150m位を切り開いておいた。今回は同行者も作業を手伝ってくれたおかげで作業時間は約半分の1時間余りでルート確保が出来た。

早朝通過時などは凍るのでアイゼンピッケル必要です。上からの落雪にもくれぐれも注意して通過して下さい。

 


第3回 北部白山サミット 参加者募集中!!

2022-01-24 | 白山情報

一昨年コロナ拡大により中止したサミットを今回はZoomで開催致します。参加希望の方は、参加フォームよりお申し込み下さい。

https://forms.gle/AGrLEr3EZZqPeRjq8

 


アイスランドにも有った百四丈滝

2021-12-29 | 日記

アイスランドにも百四丈と同じようなメカニズムで形成される氷瀑が有ることがインスタで分かった。(2019/12/31の記事参照)インスタ動画からは百四丈同様に、滝壺に落ちた過冷却水が一瞬で凍り付いているように見える。カナダBC州に有るヘルマッケン滝よりも百四丈に近いと思われる。海外渡航が自由になったらぜひこの2つを観察したいものだ。


山の法話18 山祭りに思う

2021-12-14 | 山の法話

2年前にも山祭りについて書きましたが、12月9日は山祭りです。この日は林業や木材に関係する人々は、山の神仏に感謝する日とされています。大抵、山祭りの日は天候が荒れるので、山仕事をしてはならんと言われてきましたが、近年はそう厳格に守られる事も無くなりつつ有るようです。今年の山祭りは見事に晴れ渡り、加賀の海岸からも真っ白に雪を被った白山を拝む事が出来ました。誠に有り難い、穏やかな日でした。山祭りは年2回、3月9日にも有りますが12月から3月までの厳冬期の雪山は、たやすく人を寄せ付けない大変厳しい気象状況となります。また冬場に限らずとも、高山帯では登山中様々な試練が待ち受けています。「火の車 作る大工は 有らねども 己が作りて 己が乗り行く」という短歌が有りますが、山は雄大にして寛容です。山の神仏は人に罰など与えません。山に試されているのではなく、自らが挑んでいるのです。年2回の山祭りにはぜひ登山者も初心に帰り、山への感謝と安全を祈願する日としてはいかがでしょうか?


ラップランドに渡った武生ナイフ

2021-12-07 | 北欧情報

ラップランドでトナカイ遊牧の生活をし、その伝統文化を継承している友人パーレのインスタを紹介する。(それまでの経緯については2021/3/26の記事参照)大先輩である武生ナイフビレッジ巨匠加茂氏にお願いをして製作していただいた2本のブレードはこの夏、ラップランドで彼らの生活の一部として活躍した。その様子はパーレのインスタでも度々目にした。冬に入り鞘の製作をしている様子がアップされたのでここで紹介する。

ブレードには、はっきりと「越前 加茂作」の刻印が読み取れる。武生ナイフは世界中の一流シェフに愛用されていることで高い評価を受けているが、伝統700年の技術が海を越え遠くラップランドの地でも生活の道具として活躍している事がとてもうれしく思う。

Paulus(@pallekuhmunen) • Instagram写真と動画


ありがちなシーズン始めのトラブル

2021-12-06 | 日記

とうとう12月に入り、山では積雪が増してきた。本格的な雪のシーズンを前に重い冬の装備に体を慣らすため時間の許す限りハイクに出かけた。

昨夜の新雪は予想より多く一歩一歩重いラッセルが続く。所々雪の重みで木が倒れくぐり抜けるので余計体力を使う。

スタートから3時間半でようやく加賀禅定道の天池付近までの眺望の良いブナの森にやってきた。写真を撮るためにしゃがみ込みつま先立ちになった時、スノーシューを装着した両足のつま先側に全体重が掛かった。次の瞬間立ち上がると両足からスノーシューが外れていた。何が起こったか一瞬分からなかったが、左右全部の足の甲部分のベルトが見事に破断していた。

昨日準備段階でチェックした時には異常は確認出来なかったが、やはり重荷を背負って、雪の中で使って見なければ分からない。もしもの時の紐は持って居るので焦る事は無かったが、来週企画していたロング縦走はパーツが手に入らなければ先送りに成るかも知れない。速攻日帰り程度ならスキーという手も有るが25㌔以上もの荷物を背負って、何泊もとなるとしっかりした足元が必要。シーズン始めの体作りと道具のチェックは怠ってはならない。


蜃気楼出現

2021-10-28 | 日記

片野海岸沖に三国の雄島や東尋坊が浮かんで見える蜃気楼が出現した。先週の寒気がもたらした降雪や冷たい雨が九頭竜川に流れ込み、海水温を冷やして三国沖の大気と触れあい、空気の層が分離しているのが原因だろうと思われる。こんな所にも白山の初雪の影響を見ることが出来たのは幸運だった。


初雪の中宮道 滝ヶ岳

2021-10-25 | 白山情報

今年の初雪は白山山頂から一気に標高1,400m付近まで舞い降りた。例年なら何度も山頂部が白くなってから徐々に山麓に下りて来るものなのだが、大陸から南下した寒気の規模が大きかったようだ。これも2年も続くコロナによる経済活動の停滞による、地球環境には本来の姿を取り戻しつつある証なのだろうか?滝ヶ岳付近の紅葉と初雪の彩りを期待して行っては見たものの、断続的にミゾレが降り続き、紅葉前に雪化粧してしまっていた。しかし、静寂に包まれた森の空気は凛として、心が鎮まる落ち着きを醸し出していた。

刈り込んだ登山道も一筋の白い帯となり、16年目の北部登山道整備の幕が下ろされた。来春には雪どけと同時に陽光が地表を暖め、草花が咲き誇りササを抑えてくれることだろう。

 


紅葉情報 白山国立公園南西部 加越国境の山々

2021-10-15 | 白山情報

赤兎山の頂上から避難小屋にかけて紅葉が見られるが、ナナカマドの葉は落ちていて全体的には赤い色が少ない印象だった。避難小屋から少し先に進んだ市ノ瀬へと流れる三ツ谷川の上流、中の俣川の源頭部の見晴台に行くと、高度感が有り眺望が素晴らしい。足下の森が紅葉に彩られるのはもう少し先になるだろう。

大長山はその昔、応頂山と書いていた通り、白山連峰を真正面にそれぞれの頂が屏風のように立ちはだかる絶好の眺望ポイントである。まさに各々の頂に応じる山であり、大きい長い山は単なる当て字に過ぎない。白山の反対側には勝山から永平寺方面に流れる九頭竜川の壮大な景色が広がる。紅葉は今週末辺りが見頃だろう。

 

 


白山紅葉情報 三方岩岳周辺

2021-10-14 | 白山情報

三方岩岳の山頂付近では、今週末辺りが紅葉の見頃だろう。

登山口のとがの木台駐車場付近は、カエデやツツジ系の木々の紅葉が始まっていた。

途中の国見山展望台駐車場付近ではまだ色づきは無かった。中宮温泉周辺が紅葉を迎えるのは文化の日の後の週末頃だろうか??