TaizanのWhite Mountain

北部白山管理人&中宮温泉くろゆり館主がお届けする白山情報満載!

中宮温泉の日制定

2024-05-28 | 中宮温泉

中宮温泉の泉温は63℃です。これに因んでこの程、⑥月の③日曜日を「中宮温泉の日」に制定することと致しました。令和に入り度重なる通行止めやコロナ禍で中宮温泉もすっかりその存在感が薄らいでいますが、この間も温泉は変わること無く絶えず湧き続けていました。飲泉許可を受け、胃腸疾患に効能が認められた温泉は白山のお宝です。中宮温泉の日は通常700円の入浴料を500円でご利用頂けます。またこの日の売上は全額能登震災の義援金として寄付させて頂きたいと思います。白山の水は鶴来浄水場より水道水として、能登島まで送られています。このように白山と能登は強い繋がりを保っています。中宮温泉は現在当館くろゆりと老舗のにしやま旅館のみ営業中ですが、ぜひ皆様のご来場をお待ち申し上げます。


奥長倉避難小屋

2024-04-15 | 白山情報

屋根を覆う雪はすっかり融けて1階玄関から出入り可能でした。

なぜか脚立が外に出されて倒れていたが内部は綺麗に利用されていて、皆さんありがとうございます。

美女坂は所々雪塊が崩壊していてとても険悪な様子でした。雪が緩んでくる10時以降の下りは要注意です。

 

 


小桜平避難小屋巡視

2024-04-02 | 白山情報

新年度に入り、急に春らしくなって来ました。北部白山の情報を順次報告致します。小桜平避難小屋は昨年よりも雪が多く残っていましたが、冬季出入口から利用可能です。内部も秋に清掃してから綺麗な状況が保たれていました。トイレも問題無く利用可能です。

対面の加賀禅定道を眺めると、今年はとても雪庇が小さいように見えました。2月までは少雪、暖冬だった影響でしょう。しかし本日も雪庇が崩れ落ち、雪崩を誘発している光景が見えました。雪庇の上や直下を通過することは避けて下さい。

笈ヶ岳方面は、冬瓜山からシリタカにかけては、現在のところでは雪は繋がっていました。こちらは刻一刻と状況は変化します。これだけ高温が続くと融雪は早いでしょう。


今年初の中宮温泉

2024-03-28 | 日記

今年は3月に入ってから何度も寒波に覆われ、暖冬少雪と言われた割には残雪量は例年と同じくらいの現在です。ホワイトロードは1.0~1.5mぐらいの残雪に覆われていました。しかしながら、例年大量の雪崩で埋まる谷には全く雪崩の痕跡も有りませんでした。至って穏やかな冬だったようです。

さて、中宮温泉の方はどうでしょうか?くろゆり手前の斜面では最近雪崩が発生したようでアプローチ入口が少々雪崩で埋まっていました。建物は屋根雪が落ちて1階窓枠上まですっぽりと雪に埋まっていました。

最も重要な温泉は大丈夫でしょうか?引湯管は冬季の雪崩被害に遭わないよう谷を渡る部分で取り外しているし、引湯管の温泉成分による詰まりを防ぐため、にしやま旅館さん脇で取り外しています。源泉からここまでも冬季間の詰まりは防げないので、やや湯量は細くなっていますが熱々の源泉が流れ出していて一安心です。ここまで除雪が完了するのは4月中旬の予定ですが、源泉からくろゆりまでの引湯管内部の清掃を行いながらGW直前の再開まで鋭意準備を進めたいと思います。

ご注意:ブナオ観察舎ゲートから先では、土砂災害及び斜面崩落復旧工事が行われています。また、三ッ又発電所から先は気温が上がると雪が緩み、益々雪崩や落石の危険性が高まります。安全に通行出来るGWまでは徒歩などによる通行はお控え下さい。

 


大雪山系 黒岳&十勝岳 山スキー日記

2023-12-09 | 日記

初冬の北海道でシーズンイン。まだ雪不足だったが十勝岳は天候にも恵まれ、とても素晴らしい景色と雪を体験できた。

       

初日は層雲峡から黒岳を目指したが、朝から上空はかなりの風があるようで、雲の流れが速い。ロープウェイは8:00始発、その上のスキー場は9:00運行開始なので、テンションが上がらないまま準備を進め、スキーにシールを貼って登り始めたのは10:00過ぎ。時折雪が舞い上がり地吹雪の合間に薄日が差す。9合目を目安に氷結斜面手前で登攀終了。固くパッキングされた斜面を安全に降りる。吹雪の合間に特徴的な岩山の稜線が見えたので満足する。

   

旭川へ向かう途中、この日パン1つとウイダーしか口にしていなかったので、上川の街中へ立ち寄る。あさひ食堂というお店に入ると、この地域では名店らしい雰囲気。しかしその向かいにある「沢野オート」の方が味がある店構えで、ラーメンをすすりながら昭和の自転車屋といった風情の有る佇まいを眺める。この時期の北海道の日の入りは早く16時には日没。旭川は北海道第2位の都市だそうで綺麗で活気があった。

           

翌日は美瑛の望岳台から十勝岳を目指す。途中美瑛富士からのご来光(-9℃)登山口の望岳台から大雪山系の山々の見晴らしは素晴らしい。旭川方面は濃霧に包まれたままだった。斜面の雪質は避難小屋前後が素晴らしかった。この日は別に3人のグループ、単独3名のスキー、スノーシュー(吹上温泉から)が居た。グラウンド火口に登り上げる斜面は氷結。上に出たら強風で雪も飛ばされ岩だらけでスキー歩行は不可能だった。

 

小松経へ戻る飛行機の窓からは立山連峰の向こうに富士山。いよいよ着陸態勢に入ると翼の上に白山が現れた。小松は異常に暖かいと感じたし、この時期には滅多に無い黄砂も降ったらしく、フロントガラスが汚れていた。北海道も雪不足なので、安心して年末年始を過ごせるよう、クリスマスまでに寒波が来て欲しいと願う。


ホワイトロード白山展望台より

2023-11-16 | 日記

 

 


My Dear HAKUSAN 我が心の白山 配信開始

2023-11-10 | 日記

本日よりサブスクで配信開始です。 作詞:白 泰山 作曲:土門 秀明

My Dear HAKUSAN by Nicole, Youich Shibata & Taizan

 

 


2023白山サミット開催のお知らせ

2023-09-18 | ニュース

例年オフシーズンに開催しておりました白山サミット(利用者による意見交換会)を記憶の新しい内に開催したいと思います。白山に対して将来こうあって欲しいなど、登山者目線の意見を集約して、公園管理団体であるNPO法人環白山保護利用管理協会に提言し、今後の公園管理行政に生かして貰いたいと考えています。建設的なご意見をお持ちの方の参加を求めます。この場で結論を出すものではありません。また特定の個人や団体を批判する場でもありません。趣旨をご理解の上、下記フォームよりお申し込み下さい。

 

 

白山サミット(第4回)参加申込書

開催日: 2023年10月14日(土)開催地: 石川県白山市中宮16 吉野谷セミナーハウスお問い合わせ: hakusansummit@gmail.com 株式会社オフィスイヌイ(076-256-7955)まで。

Google Docs

 

 


加賀禅定道 油池の水場

2023-09-12 | 白山情報

加賀禅定道は距離が長いが水場は極めて少ない。油池下の水場はこの時期でも湧出しており、写真のような水量ではあるが、冷たい湧き水を得ることが出来た。

油池の標柱から木道にそれて谷を50mぐらい下るとロープを渡してある。そこを木製看板の示す方向に約70m下った所で湧き水を得ることが出来る。

加賀禅定道を登りで利用するとき、四塚への長い登りの手前で水を得ることが出来る、貴重な水場だ。


白山国立公園の避難小屋

2023-08-20 | 白山情報

白山国立公園内に野営場は南竜にしかない。近年はソロキャンプブームで非常に混雑している。また利用者のマナー低下も心配されている。実際にこのキャンプ場に熊が出没したとして閉鎖された事も有る。キャンプの際、残飯や例えばラーメンの汁などを横の笹藪に投棄したりしている利用者が居るのではないだろうかと心配している。自分は大丈夫でも後の利用者の事を考え、利用者全員が一人残らず、熊をおびき寄せない対策をしなければ、熊と人間の接触事故を防ぐことは出来ない。

さて、野営場はこの一箇所しか無いが、避難小屋は非常に充実している。避難小屋を使いながら白山の長い縦走路を歩くという計画をお勧めする。しかし大人数でのグループ占有など、他の利用者に細心の注意を払って利用頂きたい。また全てのゴミは持ち帰る(他人の残したものでも)、利用後の清掃は徹底してお願いしたい。下記に「市ノ瀬VC」及び「中宮VC」を拠点にした各避難小屋までの直線距離と標高をまとめてみた。積雪期や悪天候時、避難小屋は命を守るシェルターであるから、長く大切に利用していただくことを願う。

<市ノ瀬VC拠点の場合>

チブリ尾根避難小屋 4.5㎞ 1,900m

殿ヶ池避難小屋   5.7㎞ 2,050m

三ノ峰避難小屋   5.8㎞ 2,090m

赤兎山避難小屋   5.9㎞ 1,570m

甚之助避難小屋   6.0㎞ 1,970m

取立山避難小屋   8.0㎞ 1,240m (公園外)

 

<中宮VC拠点の場合>

シナノキ平避難小屋 4.0㎞ 1,470m

奥長倉避難小屋   6.5㎞ 1,730m

小桜平避難小屋   6.9㎞ 1,990m

大笠山避難小屋   7.0㎞ 1,820m

ゴマ平避難小屋   7.5㎞ 1,850m

 


オンタデの広がり

2023-08-06 | 白山情報

上は22016年、下は2023年 お花松原のクロユリの群落がオンタデに置き換わっている。

このようにオンタデは花畑の至る所から発生していて、オンタデの根元を見ると元の植物を枯らせている事が分かる。

コロナ時代と重なるように、ここ数年でオンタデは、山頂部のお花畑に急速に広がりを見せている。


登山道のマーキングについて

2023-07-08 | 日記

登山においてマーキングは、迷わずに帰るため、もしくは自分の辿ったルートを後続者に伝えるための目的が有る。誰か分からない第三者に伝える目的は存在しない。もちろん殆どの場合、地主の許可無く設置しているものだろうから、目的が達成されたら速やかに撤去しなければ成らないという前提をここで共有しておきたい。少なくとも北部白山エリアでは鉄則として欲しい。従って、回収不能なペイントや写真のような無意味な粘着テープでの立木への貼付けなどは論外で有る。北部白山管理人として、今回の粘着テープ設置者に於いては速やかに撤去を願う。

一方登山道上では、地主及び借受人が事業執行のための目印として、ペイントやマーキングを行っている例もよく見受ける。この場合、一般登山者には理解されにくいので、簡素な方法で、簡潔に事業目的が分かるよう配慮して欲しい。


中宮道のみどころ

2023-05-31 | 白山情報

中宮道を分かり易く解説すると、白山で一番長い登山道で、上部はお花の楽園、下部は巨樹の森である。上部はお花松原や北弥陀ヶ原に代表される広大なお花畑が広がる。ちょうど中間点にゴマ平避難小屋が有り、夏でも手がかじかむくらい冷たい湧き水が有るので安心。下部はダケカンバやブナの巨樹が立ち並ぶ原生も森が魅力だ。そしてもう一つは荒々しい白山の姿を垣間見るポイントが点在する。白山の北側は、山肌に崩落の歴史を刻む急峻な岩肌が目を引く。朝日に照らされる火の御子峰。(三俣峠付近から)

5月終盤でも雪が多く残り、新緑もこれからであった。(滝ヶ岳からの眺め)

 

 


中宮道 シナノキ平

2023-05-13 | 白山情報

中宮道は中宮温泉登山口から室堂まで20㎞という白山の登山道では最長距離を誇る。その行程はいくつもの峰を越えたり巻いたりしていて地形も非常に複雑で、残雪期にはガスに覆われるとルートを見失う危険性が非常に高い。近年はGPSが有り安易に考えるが、数メートルの誤差程度の精度では雪庇を踏み抜いたり安心ではない。特に濃霧の時は要注意だ。

急な清浄坂を登り切ると「馬のせご」に出る、ここでようやく山頂部が見え始め景色は一転する。白山の北斜面にはまだまだ大量の雪が残っている。

湯谷頭の巻き道の途中、岩間道「薬師山2023m」がよく見える。みずみずしい新緑と白い山頂部。青天の空と谷筋を吹き上げてくる風に清涼感は満点だ。

シナノキ平避難小屋から先は、残雪がべったり残っている。

この避難小屋は老朽化が著しく補修もままならないが、長丁場の中宮道には必要な存在である。昨年も老夫婦がこの避難小屋のおかげで救われた。

奥には笈ヶ岳が見えている。今年のGWは残雪が少なく笈ヶ岳登頂が容易ではなかった。雪の安定して残っている年に期待したい。

 


羊蹄山滑降

2023-04-20 | 日記

長年の念願だった羊蹄山滑降。3月の高温で本州の山々はどんどん雪が消えてしまい、4月は北海道に残雪を求めるしか無かった。そんな折、千載一遇のチャンスで羊蹄山滑降の企画が舞い込み便乗した。しかし、前の週は異常な量の黄砂に覆われ、北海道の山々とはいえ、すっかり茶色くなってしまった。ところが、その直後に季節外れの寒波が訪れ、日本海フェーリーが定刻より2時間遅れという大シケの中小樽に上陸した。久しぶりに雪道を走り、晴天予報の翌日に備えた。

茶色かった山は厳冬期の姿に逆戻り。長年の念願であった羊蹄山滑降を果たすことが出来た。足元に広がる北の大地に飛び込むような高度感は独立峰ならではの醍醐味だった。