新幹線での時間つぶしに買った本。
ときには、こんな本も気分転換にはなるし、参考になることもある。
「モテる男」養成講座―効果は“今夜”あらわれる! 女学の神様が教える「誘う、迫る、歓ばせる」心理学 (王様文庫 E 7-13)
新幹線での時間つぶしに買った本。
ときには、こんな本も気分転換にはなるし、参考になることもある。
「モテる男」養成講座―効果は“今夜”あらわれる! 女学の神様が教える「誘う、迫る、歓ばせる」心理学 (王様文庫 E 7-13)
監修の金児昭さんが<スーパーウルトラやさしい日本の「経理・財務」の本>と冒頭に書くだけある。
「会社「経理・財務」の基本テキスト―経済産業省「経理・財務サービススキルスタンダード」を活用した」「会社「経理・財務」の基本テキスト 2 ステップアップ編 改訂―経済産業省「経理・財務サービススキルスタンダード」を活用した (2)」を読もうかという気にもなった。
経理・財務の実務に必要な「知識×実行」ローマの哲人皇帝マルクス・アウレーリウス(121~180)がメモとして書いたものを、まとめたもの。
有名な本であるが、初めて読んだ。
死を強く意識していることが、興味深い。道徳、倫理の基本は変わらないということが分かるが、私自身が強く影響を受けるという感じはない。トップが読むべき本として、必ず名前があがるが、個人的には感動はなかった。
竹内薫さんは、「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」を読んだことがあり、分かりやすい表現で書く人だと思っていた。
13人の天才をとりあげ、「休暇」という観点から説明する。
「休暇」が持つ意味は、本書を是非ご一読いただき、実感してください。
はじめに
1 アイザック・ニュートン
生涯の研究を成し遂げた二〇カ月の創造的休暇
2 アルベルト・アインシュタイン
二〇世紀の世界観を変えた最も才能ある人の不遇
3 スティーヴン・ホーキング
天から与えられた休暇で開花した宇宙論
4 チャールズ・ダーウィン
進化論のアイデアを温め続けた生涯休暇人
5 シュリニヴァーサ・ラマヌジャン
数学しか勉強しない、数学だけに没頭する頭脳
6 グレゴリー・ペレルマン
問題を解くエクスタシーに生きる数学者
7 マウリッツ・エッシャー
版画の中に豊穣な幾何学世界を閉じ込める才能
8 イマニュエル・カント
現代科学がわかってた? 二〇〇年前の考える人
9 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
『論考』から『探究』への飛躍を生んだ回り道
10 カール・グスタフ・ユング
深層心理の旅で確立した無意識の世界
11 宮澤賢治
『銀河鉄道の夜』に秘められた科学の美
12 鈴木光司
恐怖の感情を自在に操る卓越した才能
13 北野武
「世界のキタノ」を生みだした長い下積み
おわりに
「貞観政要」は、ある種有名な本だが、内容に接することは無かった。
山本七平さんの解説で読む。名前、言葉遣いが難しいので読みにくく感じるが、書いてある内容は極めて心すべきことである。
1 いま、なぜ『貞観政要』なのか
2 「兼聴」―情報を吸い上げる
3 「十思」「九徳」―身につけるべき心構え
4 「上書」―全能感を捨てる
5 「六正・六邪」―人材を見わける基本
6 「実需」―虚栄心を捨てる
7 「義」と「志」―忘れてはならぬ部下の心構え
8 「自制」―縁故・情実人事を排する
9 「仁孝」―後継者の条件
10 「徳行」―指導者に求められるもの
梅田望夫さんが、福澤諭吉の「西洋事情」「学問のすすめ」の顰(ひそみ)に倣って書いた本。
従って、前著の「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)」と対をなす。
副題のとおり、<いかに働き、いかに学ぶか>について熱く語る。アマチュア礼賛ではなく、個人の成長を厳しく追及。これが、Web2.0単純礼賛論とは違うところである。
序章 混沌として面白い時代
第一章 グーグルと「もうひとつの地球」
第二章 新しいリーダーシップ
第三章 「高速道路」と「けものみち」
第四章 ロールモデル思考法
第五章 手ぶらの知的生産
第六章 大組織VS.小組織
第七章 新しい職業
終章 ウェブは自ら助くる者を助く
著者であるアンドリュー・キーンは、本人の言葉によれば<1990年代、私はインターネット第1次ゴールドラッシュのパイオニアだった。この世界を音楽漬けにしようと夢見て、デジタル音楽サイトAudiocafe.comをつくったのだ。>とのこと。
Web2.0単純礼賛論に対する厳しい批判の書である。一面正しいだろうし、少々誇張をしているところもありそうだ。ただ、どちらかと言えば、著者の意見に賛成である。
邦題は長いが、原題<The cult of amateur: how today's internet is killing our culture>の方が内容を表している。
目次
はじめに
第1章 大いなる誘惑
第2章 高貴なアマチュア
第3章 真実と嘘
第4章 音楽が死んだ日 sideA
第5章 音楽が死んだ日 sideB
第6章 モラルの混乱
第7章 「1984年」version2.0
第8章 ソリューション
グーグルとウィキペディアとYouTubeに未来はあるのか?―Web2.0によって世界を狂わすシリコンバレーのユートピアンたち
深見嘉明さんが、修士論文としてお書きになったものを、読みやすくしてNTT出版から出した本である。
副題は、「メタデータが世界を変える」であるが、そのとおり。こちらの方が分かりやすいが、本としては、「ウェブは菩薩である」の方が売れるだろう。
國領二郎慶大教授が解説を書いているが、率直な感想で興味深い。
プロローグ:ウェブの本質は細部に宿る
第1章 「才能の無駄遣い」というラベル
第2章 空気の読めないグーグル先生
第3章 プッシュからプル、ふたたびプッシュへ
第4章 代理人(エージェント)はメタデータで動いている
第5章 フォルダを捨て去ったグーグル
第6章 アマゾンはワタシよりもワタシの好みを知っている?
第7章 合コンでのアドレス交換とマイクロフォーマットの意外な関係
第8章 「これはひどい」で共振するコミュニティ
第9章 人の目線でものを見る方法
第10章 デルのリアルとアマゾンのリアル
第11章 意図せざる協働
エピローグ メタデータが世界を変える
金井壽宏先生をまた読む。
変化するという言葉をよく使うが、大事なことは変革をするということに気づかされる。
危機感だけではなく、ビジョンを描く。ビジョン、パッション、ミッション。
自分が持っているか、発信できているかを反省させられる。
目次
プロローグ うちの会社も、どこの会社も
第1章 個人にとって組織とはなにか
第2章 なぜ組織変革が必要なのか
第3章 変革を動機づける
第4章 組織変革を拒むもの
第5章 組織変革のリーダーシップ
第6章 組織変革のビジョン
OCNシアターがひかりTVに変わった。
少々慣れなかったが、見放題のラインアップは良くなった気がする。
今日は、2002年のアメリカ映画「メラニーは行く!」を見た。ドタバタしてこんな結末でよいのかなとは思うが、現実ではなく映画だからあるだろう。実は現実はもっとタフかも知れない。
リース・ウィザースプーン、ジョシュ・ルーカス、パトリック・デンプシー、キャンディス・バーゲンと皆よい味を出している。
いつもその読書歴を参考にしている思案中さんが紹介していた。
齋藤孝さんと梅田望夫さんの対談。お二人とも1960年生まれであり、ふとっちょパパより2歳ほど若い。
面白い対談であり、若い人にも一読を勧めたい。
はじめに――志をデザインする(齋藤孝)
第1章 志向性の共同体
第2章「あこがれ」と「習熟」
第3章「ノー」と言われたくない日本人
第4章 幸福の条件
おわりに――私塾による戦い(梅田望夫)
ふとっちょパパは、大学院に行って見たいと思ったことがあるし、誘われたこともあった。ただ、研究者になるには能力がないと思ったので、そういう道には進まなかった。
子どもは最近の流れでもあろうが、文系の大学で大学院に行っている。
それだけに、興味深く読んだ。
書評を読むと毀誉褒貶さまざまである。
私は、新しい問題に目をつけているし、救いのある結論のように思う。