竹内薫さんは、「99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方」を読んだことがあり、分かりやすい表現で書く人だと思っていた。
13人の天才をとりあげ、「休暇」という観点から説明する。
「休暇」が持つ意味は、本書を是非ご一読いただき、実感してください。
目次
はじめに
1 アイザック・ニュートン
生涯の研究を成し遂げた二〇カ月の創造的休暇
2 アルベルト・アインシュタイン
二〇世紀の世界観を変えた最も才能ある人の不遇
3 スティーヴン・ホーキング
天から与えられた休暇で開花した宇宙論
4 チャールズ・ダーウィン
進化論のアイデアを温め続けた生涯休暇人
5 シュリニヴァーサ・ラマヌジャン
数学しか勉強しない、数学だけに没頭する頭脳
6 グレゴリー・ペレルマン
問題を解くエクスタシーに生きる数学者
7 マウリッツ・エッシャー
版画の中に豊穣な幾何学世界を閉じ込める才能
8 イマニュエル・カント
現代科学がわかってた? 二〇〇年前の考える人
9 ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン
『論考』から『探究』への飛躍を生んだ回り道
10 カール・グスタフ・ユング
深層心理の旅で確立した無意識の世界
11 宮澤賢治
『銀河鉄道の夜』に秘められた科学の美
12 鈴木光司
恐怖の感情を自在に操る卓越した才能
13 北野武
「世界のキタノ」を生みだした長い下積み
おわりに