続けて、鴨下信一さんを読む。
今回は、昭和25年から29年を取り上げる。
歌舞伎の読み替えなど興味深い指摘が多い。
日本人の本質が戦後から変わらないことに驚く。
目次
隣りの国では戦争をしていた
―朝鮮戦争と日本人
イライラ・暴力衝動そして密告
―この時期の日本人の心理
黒い英語とバラ色の英語
―この時代の英語について
「ローマの休日」や「七人の侍」ばかり見ていたわけじゃない
―映画はこうだった
演歌なんかどこを探してもない
―音楽の世界
逆コースの文化たち
―歌舞伎・寄席・相撲はいかに復活したか
ヤンキー~ウェルカムとゴーホーム
―進駐軍クラブ、キャンプまわり、呼び屋、そして内灘闘争
性の開放
―いったいどんな性が開放されたのか
ハードボイルドがやって来た
―新しい文体、新しいライフスタイル
次の時代への予感
―予兆に満ちた災害と犯罪