鷲田清一・釈徹宗・内田樹・平松邦夫の皆さんによる座談会。
4人にもなるとだいたいそれぞれが勝手なことを言って終わりというイメージがあるが、この本は座談会としてきちんとなりたっている。
キーワードは、おせっかい。
教育は確かに再生しなければならない。
橋下知事の教育論との比較を平松市長がしているが、確かに橋下知事の競争原理というのは我々が子どもの時の教育論のような気がしていて、皆を幸せにするということにはならないように思っている。それぞれが、伸びていくという教育をしなければならないだろう。単なるエリート主義ではよくない。
目次
はじめに 「おせっかいの連鎖」のススメ(釈徹宗)
第1夜 21世紀は街場で学べ!
中入り 「期待」の中点―「おせっかい教育論」への一視角(鷲田清一)
第2夜 続・おせっかいな教育談義
締めくくり 「教育権の独立」について―おせっかいなあとがき(内田樹)