馬医者修行日記

サラブレッド生産地の大動物獣医師の日々

開腹手術の順番待ち

2018-04-06 | 急性腹症

昼に診た繁殖雌馬は分娩1ヶ月。軽度の疝痛3日目。

開腹手術適応のようだ。

しかし、溶血性黄疸で入院している子馬の母馬もかなりの疝痛をしている。

そちらも診察したら・・・・・開腹手術適応だ。

しかし、先日から急患で延期してもらった1ヶ月齢の子馬の肢軸異常ももう診察しないと・・・・

子馬は蹄処置を優先させることになった。

夕方、喉の異常の2歳馬が来ることになっているが、開腹手術と併行してやれるだろう。

溶血性黄疸の子馬の母馬をまず開腹手術することにした。

結腸の捻転だった。

その間に、繁殖雌馬の前日からの疝痛の診療依頼が来て・・・・

先の開腹手術を終えて診察したら、状態がよろしくない。

すぐに開腹することにした。

しかし、すでに破裂していた。PCV50%、WBC10,500だったのだが・・・・

トラックに載せて、解剖場へ運んで、手早く剖検する。

盲腸便秘による破裂だった。葉状条虫多数寄生。

待たせていた疝痛3日目の繁殖雌馬を開腹した。

はっきりした変位・捻転・閉塞はなし。

しかし、腸壁が傷んでいる。

これは難しい病態かも・・・・

                -

そのあいだに、前日結腸変位で開腹した2歳馬と、胎便停滞で入院していた新生子馬は帰って行った。

喉の異常の2歳馬は、軟口蓋裂と喉頭蓋捕捉EEだった。

え~っと今日は午前中は何をしたんだったか・・・・・

そうだ2歳馬のTieback&Cordectomyをやって、

腹膜炎が再燃した子宮穿孔馬を腹腔ドレナージしたのだった。

夕方、午前中のことを思い出せないし、入院厩舎に今何頭入院しているかわからなくなっている私は健忘症でしょうか;笑

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とうちゃんは ひがくれてから がーでにんぐ

もくれん だそうです

さむさがもどって

うえたつちは こおっていました w