真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
CALENDAR
2011年5月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
翌月
ENTRY ARCHIVE
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
RECENT ENTRY
むちや振り開花中 浮気つ娘と火照り妻
宇能鴻一郎の伊豆の踊り子/ex.DMM戦
堕ちてゆく人妻 覗かれた情事/Vシネ
セックスドキュメント 連続婦女暴行魔/楽天TV戦
快感メモリー 私が、い~っパイ
快楽温泉郷 女体風呂/ex.DMM戦
美姉妹肉奴隷
新妻・乱れ姿/楽天TV戦
美乳若妻と巨乳女将 蕩けるお宿
スワップ診察室 蜜しぶき/ex.DMM戦
RECENT COMMENT
ドロップアウト@管理人/
本番熟女 急所責め
通りすがり/
本番熟女 急所責め
ドロップアウト@管理人/
い・ん・び/ex.DMM戦
はる/
い・ん・び/ex.DMM戦
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
植木等/
実録ソープ嬢スキャンダル 裂く!
ドロップアウト@管理人/
三十路家政婦 いかせ上手
通りすがり/
三十路家政婦 いかせ上手
RECENT TRACKBACK
CATEGORY
あ行
(131)
荒木太郎
(74)
池島ゆたか
(113)
小川欽也
(80)
か行
(310)
加藤義一
(68)
小林悟
(69)
さ行
(303)
関良平
(3)
関根和美
(101)
た行
(113)
竹洞哲也
(77)
友松直之
(23)
な行
(60)
中村和愛
(6)
新田栄
(127)
は行
(105)
浜野佐知(的場ちせ)
(133)
深町章
(129)
ま行
(28)
松岡邦彦
(32)
森山茂雄
(11)
や行
(117)
山﨑邦紀
(62)
主に渡邊元嗣と、わ行
(138)
一般映画、雑記
(89)
索引
(20)
BOOKMARK
m@stervision
説明無用、日本最強のピンクス。但し、もう建物をお出になられた
新約ピソポソ
2007年九月で消滅した旧本館より継続して使用中の掲示板です
エクセスフィルム
全面刷新したエクセス公式サイト
駄楽ひまなときブログ
行きつけのお店のブログ、下戸なのに。しかも閉めたんだけどね
ツイッタ
戯れに呟いてみたりもする
友松直之のブログ
友松直之監督のブログ、激しくエモーショナル
影への隠遁Blog
山﨑邦紀監督のブログ
To Live and Die in Tokyo
歴戦のピンクス、キルゴア二等兵氏のブログ
こびりつき映画記
サイボク氏のブログ、ピンク映画に関するエントリー多し
BATTLE BABES HC
SHIN氏のブログ、ピンク映画啓蒙運動も展開中
横浜のロマンポルノファンのブログ
そのまんまです
MY PROFILE
goo ID
dropoutcowboys
性別
都道府県
自己紹介
福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
SEARCH
このブログ内で
ウェブ全て
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
強制人妻 肉欲の熟れた罠
さ行
/
2011年05月18日
「
強制人妻 肉欲の熟れた罠
」(2010/制作:《有》大敬オフィス/提供:オーピー映画/制作・出演・音楽・脚本・監督:清水大敬/撮影:井上明夫/照明:小川満/音楽:サウンド・チィーバー/美術:花椿桜子/編集:酒井正次/録音:シネ・キャビン/助監督:関谷和樹/撮影助手:河戸浩一郎/照明助手:八木徹/スチール:山岡達也/演出助手:布施直輔/衣装:MiKi衣装レンタル/制作:野上裕/協力:山梨県・塩山水上荘、劇団ザ・スラップスティック、明治大学演劇学専攻OB会/出演:艶堂しほり・優希美羽・倖田李梨・なかみつせいじ・山科薫・柳東史)。
白いワンボックスが、何となく見覚えもある山道を走る。山口裕子(艶堂)が遺影すら抜かれない亡父から相続した、高速道路建設に伴なふ立ち退きも決まつた―といふ設定で、ダイレクトに実名登場する―温泉旅館・
水上荘
を、東京で飲食店を経営する夫の一郎(柳)と、秘書の岬(優希)が慌ただしく訪れる。一応寝てゐたところとはいへ、寝間着のまゝの裕子が、殆ど床から身を起こしもせずに二人を迎へる横着な画に、以降全篇を壮絶に吹き荒れる無造作の嵐が自堕落に起動する。ポーカーで八百万の借金を作つた一郎は、裕子に小切手を、受取人は未記入で切るやう求める。ギャンブル狂の夫に常々愛想を尽かしてゐた裕子は、終に岬の眼前、一郎に離縁を切り出す。激情した一郎が、愛飲するシャンパンの入つたグラスを不自然に屏風の陰で叩き割つたタイミングで、「
どうしました、凄い血ぢやないですか
」となかみつせいじが唐突極まりなく登場。人の家で“どうしました”もかうしましたもねえよ、
お前が誰だ。
凡そ商業映画とは思へない、無防備なプリミティブさにクラクラ来る。ジャンプ・カットといふほどではないものの、微妙に間を飛ばした繋ぎも、居心地が悪くて悪くて仕方のない映画全体の不安定さに拍車をかける。兎も角なかみつせいじは、一郎を追つて来た賭博場の顧問弁護士・渡辺を名乗る。兎にも角にも渡辺は、頑として裕子との離婚には首を縦に振らない構への一郎を連れ、一旦帰京。渡辺が自傷した一郎の左手包帯に目を留めるショットには、後々に繋がる何程かの意味が込められてゐるのか、あるいは、最終的には何事もなかつたかのやうに、平然と忘れ通り過ぎ去つて済ますのか。
一山越えた水上荘を、新たなる激震が襲ふ。一人残された格好の岬が裕子の前に連れて来たのは、攻撃的と防御的のパーソナリティーの顕著な差異はあるといへ、一郎と瓜二つの男・次郎(当然柳東史の二役)。何と交通事故を起こした兄の身代りで一年前に服役した、一郎の双子の弟兼、岬の恋人なのだといふ。一年で出て来たのは別に構はないとしても、あれか?裕子が一郎と結婚したのは、一昨日辺りの出来事なのか?どうしたら夫の罪を被り収監された双子の弟の存在を、妻が知らずにゐられるのか。荒唐無稽に近い非常識さに立ち止まるでなく、渡辺立会ひの下、一郎を偽装した次郎の手で離婚届に判を押す計画が発案される。さうかうしてゐる内に、一郎と渡辺が水上荘に戻つて来る。裕子達の兄弟交換の段取りは、①一郎を風呂に入れる。②風呂に入る隙に、一郎の衣類を次郎に渡す。③入浴後に睡眠薬入りのシャンパンを飲ませ、一郎を眠らせる。④一郎面(づら)した次郎と裕子が渡辺を立ち会はせた上で、書類を作成する、とかいふ塩梅。ところが、姦計に気付いたのか③フェイズの途中で、一郎が逆襲に転じる。一郎は眠剤入りの発泡ワインを飲むやう強ひ、出し抜けに取り出した拳銃を裕子に突きつける。だ、か、ら、脱衣場には裕子が持つて来た浴衣しかない筈なのに、
一体その馬鹿デカい口径の銃は何処から湧いて出て来たんだよ!
プロフェショナルの仕事どころか、普通の大人の考へたことにさへ思へない粗忽さに、抱へた頭の骨も粉と砕けさうだ。激しくもつれ合ふ内に、裕子は一郎を撃ち殺してしまふ。如何に展開の底が抜けてゐたとて、映写機が止まらない限り映画は進行する。
倖田李梨と山科薫は、そんな修羅場の叩き売り状態の、しかも旅館としては休業状態にある水上荘を、二度目のハネムーンの最中に車が故障したと助けを求め訪ねる金山夫妻、弘美と昇造。一応緊迫した状況の合間合間に、激情をフルスイングする夫婦生活がコッテリと差し挿まれるへべれけな構成は、ある意味ジャンル上往々にして見られるものと諦めて諦められぬでもない。清水大敬は、包帯を留める金具とテープの相違から、偽一郎を見破つた渡辺が、渡辺も正体不明の流れに乗り命を落とした騒々しい水上荘に、部下二名(何れも不明)を連れ漸く司法介入する、後に蛇足気味に語られるところによると独身の大海刑事。気味にといふか、純然たる蛇足でしかないのだが。共に白衣を着用し、精神科医・鮫島とその医院の看護婦・上原として大海の前には現れた―そしてこれが、二人の正体でもある―なかみつせいじと優希美羽は、夫と渡辺の死体が裏の井戸の中にあると騒ぎたてる裕子の精神錯乱を主張し、一郎もその尻馬に乗る。
矢継ぎ早に発現する訪問者の別名義が色つぽい女主人を翻弄し、挙句に男達は訳の判らない勢ひで死に急ぐ忙しい水上荘を舞台に繰り広げられる、不条理の領域にすら突入せんばかりのエロティック・サスペンス。この期には悪い冗談とでもしか思へない
2010年清水大敬
第二作は、本来ならば上げ底かと見紛ふほどに底も浅からうところが、明後日感が爆裂するシークエンスの数々と、破廉恥な振り幅の大きさとにヒロインのみならず観客もフラフラになるまで眩惑されよう、一周回つてアヴァンギャルドとさへ錯覚しかねない一大頓珍漢作。度重ねられる受取人未記入の小切手や、一郎左手の包帯。一度水上荘を離れる大海が、鳥の鳴き声に―観客の耳に入る音声上は―遮られつつも金山夫婦に何事か耳打ちするカット等々。らしくもなく、妙に端々のディテールを丁寧に拾つてみせる辺りが、寧ろちぐはぐに思へて来るくらゐだ。前作に引き続き、往年の清水大敬映画に最も顕著であつた悪弊、終始主人公以外の登場人物の多くが、狂騒的かつ闇雲に喚き散らし倒す、映画的惨劇だけは最低限ない。とはいへ、休みなく、本当に休みなく繰り出され続ける支離滅裂に埋め尽くされた今作の印象は、とりあへず、破壊力あるいは絶対値だけならば無闇にデカい。かつてm@stervision大哥から、“ピンク映画界のエド・ウッド”と称された関良平が幸か不幸か沈黙を守り続ける中、灰汁の抜けた清水大敬が、何となく後釜を埋めた趣をもこの際漂ふ。
オーラスに至つて、清水大敬は正しく木に竹を接ぐかのやうに、物語を裕子と大海のラブ・ロマンスにチャッカリ落とし込んでみせる。その、元来鼻持ちならない小癪さに関しては、意外とポップなエンド・クレジット映像にも免じてついついウッカリお茶目とでも評してみる酔狂に、この期には戯れてしまへ戯れてしまへ。
ところで、三羽烏にとつて裕子は三人目の標的で、“前二人”静岡の呉服問屋と山梨の高利貸し(劇中には一切姿を見せない)は同様の手口で鮫島の精神病院に収監後、最終的には自殺として処理してゐた。そこで、大海が三人の罪状に挙げたのが詐欺と殺人と死体遺棄なのだが、入院患者の自殺として処理した殺人に関しての、死体遺棄罪がどういふ形態を採るものなのかがどうしても解せない。そこは成り行き上、然るべき引渡し先に亡骸は移らないか?
コメント (
0
)
|
Trackback ( 0 )
goo ブログ
編集画面にログイン
ブログの作成・編集
gooおすすめリンク
おすすめブログ
【コメント募集中】スタッフの気になったニュース
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!