こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

太陽系クイズ(気ままに星語り2回目)

2015年08月09日 | プラネタリウム

 さて8月の日曜日ですので「久喜プラネタリウム」へ行って来ました。今回は「気ままに星語り」の2回目。「太陽系クイズ」です。

 今回の「太陽系クイズ」は現在投影されている「クイズ投影」と違い、回答用紙も無ければ景品もありません。その場によるクイズなのですが、コレが難しい。

 確かに1回きりの投影ですし、製作者の意向で好きに作れる企画ですから、難易度の設定も自由なワケでして…。問題を作った方。つまり本日の「気ままに星語り」の担当者さんは「星のソムリエ」であり、その方が「疑問」に思って調べた事が問題として出題されているワケですから、一般の方にしてみればかなりの難易度ですよ。そして通常は「3択」ですが、今回は「最大」が「6択」。と。いつもならある程度詳しい人にとっては「常識問題」レベルですが、考えないとダメでした。さらに「ノーヒント」でしたからね。何とか私は「全問正解」しましたが。

 では、そんな問題はこんなの。

 Q1.太陽を中心としている「太陽系」ですが「1億分の1」にして、「地球」が「久喜プラネタリウム」の「ドーム中央」にあったら、「太陽」はどのくらい離れている?A 1・プラネタリウムの入り口(15mくらい) 2・久喜市役所(150mくらい)3・久喜駅(1.5kmくらい)

 Q2.太陽の重さは太陽系の全ての惑星との比率はどのくらい?A 1・3:97 2・32:68 3・68:32 4・97:3 5・99:1

 Q3.惑星の中で最大の「木星」。全ての惑星を集めた重さを「14」として、その重さはどのくらい?A 1・2 2・4 3・6 4・8 5・10 6・12

 Q4.太陽の燃料である「水素」は「毎秒」どのくらいで消費されている?A 1・4kg 2・4000kg 3・それ以上

 Q5.最近の研究で火星にも「極限環境生物」がいる確立が高いと言われていますが、生物の誕生に必要なのは?A 1・水 2・空気(酸素) 3・日光

 と、こんな感じの問題が出題されました。皆さんは答えが解りますか?ちなみに正解と解説は下の行を反転させると読めます。

 Q1 A.3・久喜駅(1.5kmくらい) 地球と太陽の距離は1天文単位である1億5千万km。コレを1億で割れば1.5kmですね?

 Q2 A.5・99:1 太陽の重さは「地球の33万倍」。コレに対し「木星」が「318倍」、「土星」が「95倍」、「天王星」が「15倍」、「海王星」が「17倍」、「水星」が「0.06」、「火星」が「0.1」、「金星」が「0.8」、「地球」は「1」。そしてその他の「小惑星」や「準惑星」、「彗星」これら全てを足しても太陽の0.14%にしかならないのです。なので「99:1」。

 Q3 A.5・10 先ほどの比率から計算し0.14%の内「木星」は「10」程度になります。

 Q4 A.3・それ以上 太陽の水素は大体「毎秒4億トン」消費されているそうです。それでも「計算上」は「11兆年以上」は持つようですが、寿命としてはあと「48億年程度」と言われています。

 Q5.A1・水 火星探査が本格的に始まった1970年当時は「水」「空気(酸素)」「日光」が必要と考えられていましたが、現在の研究では「深海」で「日光」も届かない場所でも生物が存在し、独自の生態系を作っている事がわかっています。また「酸素」を嫌う「バクテリア」も発見され、「無酸素」状態でも生存しています。そう考えると「水」が無い場所では「休眠状態」はできるでしょうが、現時点では「水」が無い場所での確認はされていないようです。火星も昔は水があり、現在は地下に氷として存在していると考えられているので、そこに「極限微生物」が存在する確立も考えられます。

 どうでした?結構難しいと思います。でも、問題の着眼点などは良く、とても面白かったですね。

 それでは、本日の登場良人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方です。「プラネタリウムの妖精」を名乗っている「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。普段なら「常識」として簡単に答えられるクイズでしたが、今回は勝手が違い、考えないとダメなレベルで、「カスミ」さんも少々焦ったようです。

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