6月25日に「AVIC-VH09CS」、「carrozzeria サイバーナビ」の最新モデルの話をしましたが、昨日、私のSUBARUの師匠が購入し、装着したと言う事で、仕事帰りに見せていただく事になりました。
今回の区間は「職場」から私の自宅の近くまで、大体20kmくらいで、幹線道路と首都高速を使用したルートで拝見させていただきました。まずは外見、今回のは「インダッシュモニタータイプ」ですので、モニターを出すまでは至ってシンプルな「デッキ」型。そして、電源を入れれば、モニターが登場です。モニターの大きさは「7V型ワイドVGA」で一般的なカーナビゲーションと大差は無いのですが、「ワイド」を意識した作りからなのでしょうが、「X軸」が少々一般的な7V型に比べると短い感じがしますね。画面ですが、さすが「VGA」ですね、ドットピッチが細かく、「フルDH」並みでTVも「4アンテナ式フルセグメントチューナー」と相まってとても綺麗で細かい場所までよく見えます。色調もそんな感じで、コントラストが高くなくしっとりした感じです。
さて、実際にルート案内をさせてみましょう。SUBARUの師匠も取り付けてすぐ来たようでして、最低限の部分しか把握していないようですが、「carrozzeria」の基本的な操作部分は大きな変更が無いようなので、今まで「carrozzeria製品」を使用していた方なら、最低限の操作はいきなりでも出来るようでした。ただ、スカウターユニットなどの調整は、新しい機能ですから、説明書を読まないと良く解らないと言えましょう。それでは、目的地を入力して「ルート検索」開始し、6ルートから最適な物を選び出発します。それで「スカウターユニット」を使用して「実写映像」と「NAVI」を合成した「ARスカウターモード」の画面は「常時」では無いようで、「交差点」が近付いた時や「高速道路」の時に切り替わるようでして、通常は「マップ画面」と、一般的なカーナビゲーションと変わりはありませんね。
そうそう、「カメラ」の画像ですが、今回は「夜」でしたので。初めは「しっかり写っているのか?」が不安でしたが、自動で「感度」を高め、多少ノイズ気味にはなりますが、「街中」程度でしたら、ヘッドランプ無しでもカメラがとらえている画像は多少コントラストと明るさを増幅させているので「白っぽい」感じにはなりますが、上々です。ちなみに実験で「住宅地」、「街灯」があるだけの道で、ヘッドライトOFFでもかなり画像は粗くはなりますが、それでもしっかり映し出してくれます。
出発してしばらくすると、前にクルマが。この時「ピピッ」と音がして「ターゲットスコープ」がロックされ、車間距離を表示。まぁ「単眼カメラ1台」だけですので、距離も完全な目安ですが、それでも精度は高いのでないでしょうか?でもこれは「設置」時点での精度の高さも入りますので、正確に設置していれば±3~5m程度の誤差では無いでしょうか?それと対向車もたまに認識しますが、すぐにターゲットスコープが解除されますので、そこらの認識度もたかいでしょう。ただ、辻や急なコーナーではターゲットスコープが外れやすいですが、これは「EyeSight」と違って「オートクルーズ」出来る機能では無いですから別に問題は無いとも言えましょう。
「ARスカウター画面」での交差点案内は確かに「ビジュアル的」に解りやすい感じがします。でも今回のルートでは交差点は「大きい」ものでしたし、何度も通っている道ですから、「知っている」ので、初めての場所で交差点がいくつもあるような場所では無いので、正確な評価は言えませんね。ただ、「交差点」での「赤信号」の認識はかなり精度が良く、「ハイマウントストップランプ」のすぐ上にある「信号」も認識していましたよ。これはどうやって判断しているかが不思議ですね。当然前方車両が発進した時はすぐに認識して、発進を促してくれます。
とまぁ、今回は「20km」、時間にして約45分程度ですし、機能をフルに理解しての使用ではありませんですし、「AVIC-DH09CS」もまだ「まっさら」に近い状態でしたから、あまり正確なレビューとは言えないですが、「こんな感じ」というニュアンスはつかめたと思いますね。あと面白かった点としては、ルート候補の時の画面で「CO2排出量」は「消費ガソリン金額」が出たり、エンジンをかけて停車、つまり「アイドリング状態」ではその経過時間も表示されるのです。ある意味この「アイドリング経過時間」は「手動ターボタイマー」としては使えそうな気がしますよ。
それでは、本日の登場人物はこの方、「ベルギー国立博物館」で「機械工学」の「学芸員」をしている「スキッパーキ」の「Cheifille」である「ブランディーヌ・デュラン」さん。機械工学の学芸員という立場を利用して、カメラユニット装着型カーナビゲーションシステムのデモに参加した「ブラン」さん。そのサイバーさにびっくりなのです。ちなみに、背景はその「AVIC-VH09CS」の作動画面でシュチエーションとしては「交差点」ですね。ケイタイで撮影したので少々画像が粗いですが…。それと、地名などは理由上「ぼかし」を入れて判別できなくしてあります。