去年の5月から改修工事の始まった「川崎市青少年科学館」ですが、ここは珍しい事に、「改修中」でも投影がされているんですよ、まぁさすがにドームは使えませんので、今までのプラネタリウムドームに隣接している「本館」の1回に「仮設ドーム」を作り投影しているのです。それで平日、そして近所ではあまり面白そうな番組も無いので、どんな物かと見てきました。
行ってみると、当然ながらドームだった所の周辺は工事しており、フェンスによる道ができており、それに沿って進むと「本館入り口」へたどり着きます。これまた、「仮設」感たっぷりな「チケット売り場」にてチケットを購入です。そう言えば、今回の「仮設」になって投影時間が「30分」となったのですが、相変わらず「200円」でしたね。そして、右には「象の骨格標本」と「プラネタリウム」の入り口が。ちなみにプラネタリウムは「土足禁止」となっていますので、「脱ぎやすい靴」で行かれる事をお勧めしますよ、特に「ブーツ」はダメ。そうじゃないと靴を脱ぐ所で「渋滞」が発生してしまいますからね!そんなこんなで「スリッパ」が用意されていますが、私は履かずに中へ。
多分ですが、改装中は「「星空たより」みたいなモノは無く「星空ワークシート」なる「汎用」のパンフレットが置いてありました。しかもそれには「ドラえもん」が描かれており、「生田緑地」の近所、「旧向ケ丘遊園」の跡地に作られる「藤子・F・不二雄ミュージアム」の宣伝もしています。
中に入ると驚くのはその狭さ。仮設のドームは「7m」と「関東一小さい」と「柏プラネタリウム」の「6m」よりも大きいのですが、それよりも狭く感じましたよ。多分ですが、「解説台」が結構な場所をとっているからかもしれません、確かに「コンソール」はある程度の場所をとるものですが、現在のプラネタリウムはほとんどが「PC制御」ですからそんなに場所はとらないはずなんですがね。その為、席は「同心円」に配置されているのですが「南」を中心に90°部分には一切無く、「南東から南西」の部分が席となります。座席も普通の「プロレスの椅子」と何とも見るにはシビアな状態…。まぁ「荒川」は「ソファー」のようなシートでしたからね。投影機は「バスケットボール」くらいの大きさの「メガスターゼロ」。小さいですが、これでも「220万個」の星が投影できるんですよ。さらに「高輝度LED」を使用した省電力仕様になっているのです。
なんとなく周囲を見渡していると時間になり投影開始です。今回の番組は「1月の星空とプレアデス星団」。ドームが暗くなり、コンソール周辺に設置されている「プロジェクター」から「生田緑地 枡形山」からの景色「スカイライン」が投影されたのですが、コントラストの問題か全く解りません…。それでも時間は進み、太陽は沈み、木星が登場、やがて時間は20時頃となり、冬特有の明るい星の多い比較的都会でも賑やかな星空に。ちなみにここまでの「星」の「投影」は「プロジェクター」から。それから、星の良く見える場所、「富士山頂」に。ここで「メガスターゼロ」が起動します。でも「メガスター」ってプラネタリウムというより「星投影機」でして、「恒星」に「色」は無く、しかも「水平シャッター」が付いていないので、一応「箱」には入っていますが、ビシビシ眼に光が直接入ってきて眩しいです…。それに像もなんだか「ボケていて」綺麗な星空とは言えませんね。正直30年近く前の「GEⅡ」よりもボケていますよ。そんな、正直あまり良い条件では無い中「オリオン」「おおいぬ「こいぬ」「おうし」と簡単に紹介され「おうし」から「すばる」の紹介がされるのですが、「若い星の集団」である事が語られ夜明けを迎えて終了です…。
それでは、本日の登場人物は「プラネタリウム」な話題でしたのでこの方。、「プラネタリウムの妖精」を名乗っているこの方、「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。ともかく「仮設」という中では結構な装備で、機器も結構良いのですが、なんか肝心の投影の「像」や内容は「仮設」としてもなんとなく許せない範囲でしたね。ただ「星を映して。簡単な解説だけ」な「簡易プラネタリウム」と「中途半端」感はありますね。ちなみに新ドームは17mになるようです。