一昨日の予告どおり、昨日「久喜プラネタリウム」の「天体観望会」に「SUBARU」の「天体望遠鏡」である「SUBARU Merope 80A」を携えて参加してきました。
「正式なスタッフ」としての初参加ですが、今までもお手伝いをしているので、感覚的に殆ど変りはなかったですが、やはり「自分の望遠鏡」をもっての参加。しかも、たぶんですが「SUBARU Merope 80A」での「プラネタリウム主催による、スタッフによる持ち込みでの天体観望会」で使用は「世界初」だと思います。
お昼までの天気は雲が多少多く、しかも設置準備をしている17時ごろには「気象庁」的にはギリギリ「晴れ」なくらいの雲の量で少々心配でしたが、時間が経つにつれ雲は消えていき「開催時刻」の18時半には殆ど雲が無く絶好の観望条件となりました。まぁ高度が低い所は雲がありましたが「金星」「土星」「火星」などの「惑星」は見れる程度でしたので問題はありません。
しかし、まだこの時期「日の入り」が「18時25分」と遅く、空が暗くならないと当然ながら星は見えませんが、大体の位置で「宵の明星」である「金星」を探します。金星は条件によっては「昼間でも見える」ほどですからね。目を凝らして、他のスタッフさんと「金星」を探しついに発見!そして「光学式ファインダー」にて導入してから接眼レンズを覗くと「半分に欠けた金星」が「暑さ」による「大気の揺らぎ」によって多少は揺らいで見えますがハッキリと見えます。
今回は「惑星」主体と言う事で「接眼レンズ」は「12.5mm」を選択していますので倍率は「約64倍」です。
操作としてはやはり「経緯台」ですから「中心に持っていく」に「上下」と「左右」の各微動ハンドルの操作をしなければならないのは面倒ですね。ただ「設置」は経緯台と、フリーストップなので簡単に出来るのですがね。
やがてぼちぼちと人も現れ始め、「メローペ」を見た子供たちは「このぼうえんきょうかっこいい」と。そして大人の方々にも他の「白い望遠鏡」とは違い「コスミックブルー」に輝く望遠鏡は目を引く存在となっていましたよ。
観望会も本格的にはじまり、「Merope」は西側に低く輝く「金星」を見せる事に。覗いた方の感想は上々で、今回の「天体観望会」で「一番安い天体望遠鏡」で「口径」や「倍率」は他の望遠鏡より劣ってしまいますが、一切引けを取らない見え方に驚かれる方も多かったですね。その後は偶然見つけた「火星」を入れ、また「金星」へ。
やがて地球の自転により「金星」の高度は低くなりすぎ見えなくなってしまったので、次は「SUBARU Merope 80A」の分解能を試す為向けたのは「アルビレオ」。
「アルビレオ」は「はくちょう座」の「くちばし」部分に位置する星で「3等星」と程々なのですが、この星を「望遠鏡」でみると「金色」に輝く「3.1等星」と「青色」をした「5.1等星」が寄り添って輝いている美しい「二重星」でその二つの星は「角距離34″.4」。まぁ双眼鏡でも確認は出来る角距離ですが、きちんと離れた状態でクッキリ見えるかは「分解能」の問題になりますからね。ただし月が明るく、久喜でとの条件では肉眼で見る事は困難。しかも「天頂」に近い位置ですから「天頂プリズム」を使わないと大変見づらい体制になってしまうのです。なんとか他のスタッフさんにも手伝ってもらい「導入」。結果は「金色」に輝く大き目の星の隣には小さな「青色」に輝く星がクッキリした像と色合いで見えましたよ。お客さんにもこの姿は印象的だったようで、かなりの行列となっていましたからね。でも「経緯台」の宿命か時間が経ち視野から外れてしまうと、再導入は大変です。「赤道儀」でしたらハンドルひとつで大体追う事が出来るのですが、「上下」、「左右」での調整ではなかなか再導入は困難でしたよ…。観望会時の会場はこんな感じ。
やがて20時を過ぎ観望会は終了。「メローペ」は私としては納得のできる性能と言えますね。ただ、その性能はあくまで「覗く」事に関してであり、「観望会」クラスでです。本格的な観測にはやはり「口径」の問題や「赤道儀」の必要はありますからね。あと、周囲の反応は好感色で何人か尋ねられる方もおられましたし。何よりも「SWRT」の「シャツ」を着た私が担当しているのは相当なインパクトがあったようで「SUBARU」に関して多少なり知っている方には特にそうだったようで、「何乗ってるんですか?」とか聞かれましたからね。
ともあれ、まだ私は「天体望遠鏡 初心者」ですから、これからもっとスキルを上げていかないと。次回の、「秋」か「冬」に行われる観望会が楽しみです。
それでは本日の登場人物は「SUBARU Merope 80A」に付随するキャラクターをしてもらう、「アルビノ」の「ニホンオオカミ」系「キャニン族」で「天狼星シリウスの神」である「ソティス」を称号に持つ「天元界 気象制御管理省 天象運行監視室 第二区域管理 天象参謀」の「シグレ・ソティス・アサフキ」さんと、背景は「SUBARU Merope 80A」と「私の所持する「インプレッサWRX STI STI 20th ANNIVERSARY」です。