いよいよ明日「K1600GT」が納車となりますが、私が約9年間乗っていた「K1200S」についてお話してみましょう。
2005年の7月20日に納車となり、当時は「日本車スーパースポーツ」似た姿は、少々「BMW」とかけ離れた感じがあり、さらに「エンジン」も一般的な「横置き」となりホント「BMW」らしさを感じさせない部分が多かったですが、乗ってみればやはり「BMW」でしたね。
私のは「初期型」で「メーターパネル」の「マルチディスプレイ」の「フォント」が「ゴシック体」で、それ以降は「デジタル表記」となるので、このフォントで初期型かの判別が可能だったりします。「ゴシック体」ですので文字が太く読みやすいのが良いですね。当時は丁度「マルチドットディスプレイ」が出始めたときでしたから、現在のモデルに比べると地味ですが、当時は驚いたモンですよ。
ポジションは、少しハンドルが遠いですが、それ以外は適度な前傾でスポーティーなポジションですが、ロングツーリングでも、あまり疲れない加減が良かったですね。足つきもよく、シートの部分が結構絞られているので、ほぼ真下に足を下ろす事ができるのです。まぁ「S」と言うこともあったのでしょう。「ハンドル」や「ステップ」、「シート」に調整機能はありませんでしたが。
サスは「デュオレバー」と「ダブルウィッシュボーン」を採用し、ハンドルとフロントフォークが直結してない驚きな構造で、省スペース化されたので横置きエンジンが可能になったという話もあるようです。ただ、ホイールベースが伸びて「スポーツモデル」なのに「1571mm」と、このクラスとしては長い方になりますね。しかしながら、デュオレバーのおかげで結構小回りが利き、丁字路でもくるっと曲がる事ができたりします。また、ホイールベースが長いので直進安定性も優れているというなんとも相反するステアです。でも、高速コーナーが走っていて一番楽しいですよ。バンク角もかなり深く取れ安定性も高いので、恐怖感は少ないので、ホント楽しめます。
ブレーキは「サーボアシスト」があったので冗談抜きで「指一本でフルブレーキ」が出来ます。ただ低速でもそんな感じでしたので、後期から「サーボアシスト」は廃止されました。ちなみに今回故障したのがこの部分で、アシストが無いとスカスカのブレーキになり、4本で思いっきり握っても効きは良くないです。当然「イグニッションOFF」でも同じなので、OFFの状態で取り回すときはブレーキの感覚が違うのでなれないと危険だったりします。
パワーも十分で「254kg」と、取り回しをするには少々大変な車重ですが、「164ps」なので「パワーウェイトレシオ」は「約1.52ps/kg」と「スーパースポーツ」としては十分な値。実際カタログでは「100km/hまで2.9秒」と抜群の加速力を持っています。ただ、力任せな加速ではなく、流れに乗ったような加速なので、恐怖感は少なく、信号から発進して、たいていの車両は遥か後方なんてザラな話です。
防風効果は高いのですが、手はあまり効果が無く、冬は手が冷えます。グリップヒーターもあるのですが、それでも寒いです。あと、巻き込む風のせいでしょうか、腹部も冷えます。思ったよりも寒い時はそこがキツい。あと、夏場になると「脛」に「エンジン」からの熱風が来るので「レーシングブーツ」のようなプロテクターで熱の伝わりが良くないものでないと「低温ヤケド状態」になってしまうんですよ。夏場は「走行中」でも「ラジエーターファン」が回る事がありますし。
燃費はハイパワーのクセに結構良く、街中が多い状態でも「15km/L以下」はまずありません。タンク容量は19Lで、「警告灯」が付くのは14L以下になったときですかね。15Lで240kmは普通に走れます。最高で16L/kmくらいでしょう。ただ300kmはムリでした。
汎用性が高く、街乗りからロング、チョットしたダートも難なく走れてしまい、荷物の積載もでき、そしてスポーツ走行も可能。シュチエーションを選ばず走る事ができる車両なんですよ。
と、まぁ、「ABSユニット」の故障が無ければ今でも乗っていたでしょうね。予定としては「バックステップ」を夏に導入する予定でいましたからね。
「K1600GT」は「K1200S」に近い部分があるようですし、はてさてどうなりますかね。
それでは本日の登場人物は私が所持するモーターサイクル「BMW K1200S」が関係した話題でしたのでこの方、「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局 気象精霊」で階級は「第三階位第二級」、精霊の種類として は「風の上等精霊」。「天空の精霊」を意味する「カエラム」を称号に持つ「ファルティシア・カエラム・マーティンス」さんです。振り返ると言うことで「東亜支局」に配属されたばかりの「ファル」さん、こんな感じでした。