前回、ナビのデーターのおかげで到着できなかった「川口市立科学館」へ行ってきましたよ。実は、先週行った所から500mくらいしか離れていない場所にあったんですよね。まぁ、地図に乗ってなければわからないって事ですね。でも、移ったのは3年近く前っぽいのですが、この地図データーって…。
それはさて置き、今日は「夏至」で太陽が一番長く出ている日なんですが生憎の曇り。しかも午後からは雨が振るってとの天気予報の中行きました。「川口市立科学館」は「SKIPシティ」と呼ばれ産業技術都市のようなところにあります。ここには科学館以外に「NHKアーカイブス」や「早稲田大学川口芸術校」などがあります。交通はやや不便で、歩きだともうどうしようもなく最寄り駅が遠いです。近いトコで「埼玉高速鉄道 鳩ヶ谷駅」からで、徒歩20分。JRからですと「川口駅」からバスでってトコですね。駐車場は有料で「A1街地区」「A2街地区」の2箇所で時間200円です。収容台数は「A1街地区」が「123台」、「A2街地区」は100台。施設の規模からすれば少々少ない気がしますね。駐輪場は無料で、収容台数は40台程度と小さめで、バイクと共用になっていますので、バイクの人はかなり狭く感じます。それと、場所はチョット解りづらいかもしれませんが近くにバス停がありますのでそれが目印になります。
中に入りチケットを購入するのですが、この時に注意があります。「川口市立科学館」は「入館料」は「無料」ですが、「展示場」とプラネタリウムは有料になっています。つまり、普通の科学館内にあるプラネタリウムみたいに「入場料+プラネタリウム料金」では無く「プラネタリウム料金」だけで良いのです。ただし、展示場も見るのでしたら別途「展示場入場料」が必要になります。チケット売り場は1階の「展示場」の入り口にあります。受付のカウンターの横にチョコっと2台置いてあるので、ヘタすると見落とします。まぁ、カウンターに係員がいますので、見落としてもカウンターへ行けば問題ないでしょう。ただ、チケットを購入する時、自販機なのに係員が手伝うと何とも無駄な方法になっています。これは「日本未来科学館」もそうでしたね。私はこの方法がキライです。料金は「展示場」は「200円」「プラネタリウム」は「400円」とこのクラスでは平均的な価格でしょうね。チケットを買ったらエスカレーターで3階へ。開場は上映時間の15分前からです客層は9割5分は親子連れで子供の年齢も小学校低学年近くが多かったです。さて、会場時間になりドームの中へ。2003年にオープンしたばかりなので、内装はとてもキレイで、色合いも落ち着いた感じで、とてもいいです。ドームは直径20mと大型クラスで「水平式」。投影機はコニカミノルタの「ジェミニスター2」で「ハイブリットプラネタリウムシステム」です。投影恒星数は1万5千」キャパは公表されえていませんが200人前後でしょう。シート配置は扇方で正面が南。それで、シートですが「ベネッセ・スター・ドーム」に次ぐ快適さです。身体を包み込むような感じで、適度な硬さを持ち、左右前後の幅も十分、しかもテーブルが付いている豪華さでゆったり出来ますね。ただ、大人には十分な大きさですので「子供」にはもてあましてしまうようでした。リクライニングは最後尾の左右列を除いて「レバー式」のリクライニングです。ポインターは、電球式で、色は電球色でしたので、ワイヤード方式でしょう。
上映時間が近づくと、アナウンスが流れるのですが、このアナウンスが変なところで「生」なのには驚きです。係員さんが、正面。ちょうど「南」の表示辺りのステージに立ち、説明してくれます。そんな状態に驚きつつも上映開始です。本日の解説員さんを上映前の「ガイダンススライド」で「何が専門」なのかと名前が表示されます。本日のこの階は「たくまひとし」さんで「太陽」に関する事が専攻だそうです。
さて、上映開始です。上映内容は「本日の星空解説」と「「星空の教室」~赤い月の明るい影~です。ドームが徐々に暗くなり、ホライズンラインが出ず、西に太陽がかなり低い位置で登場します。時間は言いませんでしたが多分5時くらいの太陽でしょう。日が沈み、時間は本日午後9時で止まり、解説が始まります。まず南にある明るい星「木星」。そこから「さそり」。「アンタレス」が太陽の800倍の大きさ」である事を説明して、次に東の天頂辺りで、「夏の大三角」。そこから「ベガ」「アルタイル」「デネブ」と紹介し「ベガ」が「織姫」「アルタイル」が「彦星」と解説して、星座は言葉だけの簡単な解説で終了してしまいます。それから、これは解説員さんによって変わるのでしょうか、特番で「月」に関しての事が解説されますがこれがまた「専門的」でして、正直「授業」に近い内容でした。その内容は。「月が常に表側しか見えない理由」みたいなもので、月の形が洋ナシ形で裏側の方が近くも厚く重心が重い。その為自転と公転周期は軌道が安定する速さにすると1:1になるそうです。つまり月は29.5日で公転し、29.5日の自転周期って事になるのです。この法則は他の惑星の「月」にも言えるようで「火星」の「フォボス」と「ダイモス」。「木星」の「ガリレオ衛星」と呼ばれている「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」も自転と公転の周期が一緒で、さらに、この衛星たちは「1:2:3」の割合で公転周期がなっており。と大変高度な解説でしたよ。
それが終わりますと、「~赤い月の明るい影~」の始まりです。今年の8月28日は「皆既月食」があるので、その事をふまえてこの番組が構成されたのでしょう。話的には月食が起こる日、一組の父娘が山を登り、月食を観測します。まず、月食の起こる原因や月が出来た理由が解説されるのです。特に話として大きなストーリーはありませんね。月食が月の公転が10度くらい斜めになっているから、毎回満月の夜に起こる訳では無いこと。月は地球が出来てまだ「溶岩の塊」だった頃に大きな隕石が当たり、それで飛び散った溶岩から出来た説、「ジャイアント・インパクト説」が有力視されている事。月食で完全に「地球の影」に入ってしまうと月が「赤く輝く」事とその理由が解説されます。ちなみに父娘の絵はシルエットで「娘の名前」は「舞子」でした。どうしても「舞子」って聞くとウチのキャラの「書記長」を思い出してしまいます・・・。
番組が終わるとプラネタリウムは終了です。ドームのエントランスホールには、皆既月食に関する資料やその他簡単な資料のポスターが貼っており、何よりも目を引くのが、先週私が間違えてと言うか騙されてといいましょうか、で行った所「川口市立児童文化センター」で使っていた「投影機」「ミノルタ」製の投影機が稼動状態で展示されており、簡単にですが動かす事もできるのです。ちなみ1971年当時で約1億円もする機械だそうで、プラネタリウムの投影機の値段に驚きです。これにドームや座席代がかかるのですからプラネタリウムはいったいいくらでできるのか考えてしまいます。「ロト6」で4億円が当たれば作れるのでしょうかね?
川口市立科学館
http://www.kawaguchi.science.museum/
それでは本日の登場人物は「月」って事で「称号」が「月の知霊」である「セルフィーヌ・マルカ・アクティナ」さんです。気象精霊ですが、この称号を持っている理由は…。