そんな事で、「サイエンスドーム八王子(こども科学館)」へ入ってきました。いやー八王子って思ったよりも遠いですね。ウチから1時間程度で着くかなって思ったら1時間30分もかかっちゃいました。さすがに道のり38.5km(三洋電機 ミニゴリラ調べ)な事はあります。
さて、「サイエンスドーム八王子」ですが正直言って「科学館」よりも「児童館」の方がしっくりきますねアレは。だって、展示物は1フロアだけで、しかも展示物は10位しかなく広さもそんなじゃないですし。それでプラネタリウム観覧料500円の他に入館料200円を取るのですから、値段的に高いですよ。でも3月31日まではプラネタリウムを観覧する場合のみ入場料は不要となってますので、興味のある方は早めに入った方がいいかもしれませんね。今回私が見たのは14:00の回で番組内容は「今夜の星空」と「愉快なプログラムロボット ネピュン-わたしたちの蒼き星『地球』-」でネピュンはオート番組です。
それではレビューを。まずドームですが大型クラスの直径21mでキャパは書いてなかったので不明ですが、多分200人近くでしょう。フロア形式は傾斜型で、角度は比較的緩やかな30°辺りでしょうね。シートは「オートリクライニング」でシートの大きさは普通ですね、あと、左右間隔もきつくはありません。ただ、前後が多少狭いです。投影機、プラネタリウムは「コニカミノルタプラネタリウム社」の「インフィウム」で「サンシャイン」の「スターライトドーム 満天」の「インフィウムγ」と兄弟機ですね。なので星は瞬きます。これがインフィウムの特徴なんですよ。他のプラネタリウムは瞬きません。あのメガスターも確か瞬かなかった気がします。でも、瞬いたからなんだって事を言われると困りますが…。解説は生解説で、解説員席はドームの最後部でセンターの位置にあります。ちなみに解説用の矢印は有線方式で電球。色は電球色です。「ユートリヤ・スターガーデン」で矢印投光器を持たせてもらって、矢印も気になるようになっちゃったので。まぁ矢印は、LED方式で色はグリーンが私としてはベストです。上映前のスクリーンにはデジタル時計の文字盤が映されていて上映時間までがいちいち時計を確認しなくても時間が一目両全なのが良かったですね。時間になり上映が開始されます。まずは「季節の星座」の解説からです。背景は写真スライド方式ですが、少々加工してあるみたいですね。富士山が不自然に青かったですから。それで、観測場所は勿論地元「八王子」なのですが、場所がこの「サイエンスドーム八王子」では無く「大和田橋北詰」からで、正面は定番の南。やはり八王子ですね、今まで見てきた都心部のと違ってあまり高い建物がありませんし、暗くなって街明かりが有っても見える星の数は多いです。まぁこれは本当に「八王子」の空を再現しているかは知りませんケド。空は15時から20時へ移行していきますが、その間に「宵の明星」である金星と「月」の解説がスライドを使って行われます。ちなみのその間も星空の時間は進んで行ってます。結構斬新じゃないですか?金星と月の解説が終わる頃にはすっかり空の星は20時頃になっています。街明かりがある状態で星空を簡単に説明して、春霞と街明かりを消して、完全な星空になります。先程説明したように投影機が「インフィウム」なので星数は結構多いですし、天の川もある程度再現されています。星座の解説はまずはなんと「おおいぬ」からです、そして「こいぬ」と来てその「飼い主」である「オリオン」。そして「オリオン」の正面にいる「おうし」。そこから西の空へ移り「土星」と「しし」で終了です。しかも、一等星は「シリウス」「プロキオン」「ベテルギウス」「アルテバラン」だけ。最後に全ての星座絵を出して終了です。時間にして約20分くらいでしょう。驚くほどの短さです。多分「生解説」じゃ最短ではないでしょうか?そしてオート番組の「ネピュン」が始まります。登場人物と設定はこんな感じです。主人公である「ジャスティ」はボーイッシュな女の子で宇宙パイロットであり太陽系開発研究員。タイトルになっている「ネピュン」はどうやら「ジャスティ」の携帯端末内のプログラムらしいです。後に夢の世界で実態を持ちます。敵なのかなんなのか良く解らない「女神」の「アストレイア」翼があり神なのですが、なんと地球を人間が現れる前に戻そうとしているのです。肝心の物語は、宇宙世紀テラズ46(フォーティシックス)。人類は、月面静かな海にルナベースを建設して、太陽系の開発を本格的に始めています。地球ができるまでを学習していた宇宙パイロットと太陽系開発研究員の「ジャスティ」は、突然キャプテンから「コペルニクス(月のクレーターの一つ)正体不明の物体が発見されたので調査せよ。」という指令がきたので、この時点ではプログラムの「ネピュン」と共に変形メカ「ミッドガルド」で出動します。謎の物体が月面に落ちているのを発見すると、とても強い光を放って突然、ジャスティとネピュンは、赤い光におおわれて気を失います。気がついたジャスティとネピュンの前には、大きな翼を広げた女神アストレイアがいました。 そして、アストレイアは、「あなたの知っている地球を教えてください。」と問いかけ、ジャスティとネピュンは地球が生命で溢れる星だと言うのですが、本当にそうなのかと「アストレイア」が悪い部分を言ってきます。そして「環境を破壊している人間が出現する前の状態に地球を戻す」と女神にあるまじきような発言をします。確かに「神様」から地球を守る方法ってそれが一番簡単なんでしょうが、チョット言いすぎじゃない?って思うんですよ。しかも、「アストレイア」が突然煙に包まれ、男性のよくある「悪魔」のような声で「ホントは他人なんてどうでもいいんじゃないか?」と言い出すではありませんか!驚く事にその声は「ジャスティ」の心の声と言うじゃありませんか!!「ネピュン」と「ジャスティ」は「そんなんじゃない」とありったけのデータで反論します。そして「これから人類全員で地球を守ろう」って事で丸く収まり「女神 アストレイア」は去っていきます。
画像はアニメ塗りのスライド方式で似たような方式ですが「Flsh」方式みたいな「世田谷区立教育センタープラネタリウム」の「ようことプルートの冥王星物語」と違って殆ど絵が変わりませんし動きません。キャラクターはなんか一世代前の「同人屋」が描いた感じです。さらに設定では時代が「テラズ46」なのですが資料が当たり前ですが2000年とかのなのです、さらに「ジャスティ」は「恐竜が絶滅したのは6億5千年前」と今の話をします。時代設定が意味無いじゃないですか!それに変形メカである「ミッドガルド」はキチンとした設定があるのに出番は少なく、その性能を発揮できるシーンは一つも無し。結構キャラクターが置いてけぼりになっています。内容もプラネタリウムと言うより「環境ビデオ」ってかんじでしたし…。ラストも八王子市の環境取り組みのプロモで、オリジナルソング付き。正直「プラネタリウムじゃなくってもねぇ・・・」感じでした。
視聴環境は、やはり「こども科学館」ですね。「世田谷区立教育センタープラネタリウム」よりかは良かったですが、後の列にに座っていた子供が、うるさく、さらにシートをけるといった往生振り。さらに最後の方は飽きてきたのか前列、つまり私が座っている列のシートに乗り出してバンバンを音楽に合わせて叩く始末。ちなみにその親は寝てましたね。多分。まぁ、こんなトコですかね。
それでは、本日の登場人物は「Chiefille」より「リリアーヌ・コラフェイス」さん。特に意味は無いのですが、科学館ってことで登場してもらいました。久々に描きたかったですしね。ちなみに髪の毛下ろしてます。