昨日はお墓参りをした後に「国立科学博物館 上野本館」へ行っていました。
今月16日から「大哺乳類展3」が開催されていますが、土曜日ですし、春休み期間となり混雑しますから、私の目的はそれではなく、2月27日から4月7日までと残り期間があまりない「ヒットネット[HITNET]ミニ企画展「おいしさを造り出す-日本の産業技術-」を見るためです。
毎年この時期になると開催されており、今回で11回目となります。
まず、この「ヒットネット」とは「産業技術系博物館」が収蔵する資料の情報を、「国立科学博物館産業技術史資料情報センター」にある共通サーバーからネットで見る事ができるものでして、公開されている情報は、「資料名称」、「資料の特徴」、そして「写真」の三つがあります。さらに、どこの博物館にどのような資料がありるのかを知る事も出来ます。よって全国各地にある博物館で「ヒットネット」に収録されている展示品を検索したり、どのような産業分野からの検索もできるのです。
そして、この「ヒットネット ミニ企画展」では毎回テーマからの博物館4館が紹介されているので、意外な発見もあったりするんですよ。
今回は「おいしさを造り出す」がテーマになり、「食」に関する博物館として「 ビート資料館(北海道帯広市)」、「カクキュー八丁味噌の史料館(愛知県岡崎市)」、「赤穂市立海洋科学館・塩の国(兵庫県赤穂市)」、「マルキン醤油記念館(香川県小豆島町)の4館がパネルによる紹介がされています。
この中で多くの方が「?」となるのが「ビート資料館」でしょうね。「ビート」ってかなりマイナーですし、知っている人は結構少ないでしょうね。「ビート」から造り出されている製品は毎日お世話になっているのですけど。
「ビート」とは別名「甜菜(テンサイ)」と言われ、「砂糖の原料」。
砂糖の原料と言うと多くの方は「サトウキビ」を思い浮かべるでしょうが、2021年度の国内砂糖消費量の内、45%が国内生産品でして、その「80%」が「ビート糖」で「サトウキビ糖」は「20%」とビート糖が大きな割合を占めています。
ビートは10月から11月に収穫され、カブのような根には16~17%ショ糖が蓄えられており、「根」から温水で糖分を抽出し、「グラニュー糖」や「上白糖」が生産されます。
ちなみに「ブドウ糖」と「果糖」でできた「転化糖液」を砂糖の結晶にコーティングした「上白糖」は「日本」で作られた砂糖なんですよ。
後の「カクキュー八丁味噌の史料館」は、「八丁味噌」の「赤穂市立海洋科学館・塩の国」は、「塩」、「マルキン醤油記念館」は「しょうゆ」で「塩」によって生産されてる「味噌」と「しょうゆ」で関係性のある紹介ですね。
今回の紹介された博物館で行きたいと思うのは「ビート資料館」ですがさすがに「北海道」は遠いですよ…。
それでは、本日の登場人物は「食品」な話題ですから、この方。とある避暑地で「風のロンド」と言うパン屋さんの娘で「パン職人」でもあり「パテシエール」でもある「鈴宮 ありさ」さん。「食」に関する博物館の紹介なのです。ちなみに背景が「ヒットネット ミニ企画展「おいしさを造り出す-日本の産業技術-」の会場なのです。