毎年この時期になると「久喜天文自然クラブ」では「カノープスチャレンジ」をしています。まぁ簡単に言えば「カノープスを久喜市内で見れるか?」と言うものですね。
この「カノープス」は「シリウス」に次いで「全天2番目の明るさ」なのですが、「埼玉県内」でしたら「一番高度」がある「南中」でもその高さは「2°」。解りやすく言うと、手を伸ばして、「人差し指を寝かしたくらいの高さ」しか無いのですから。少しでも高い建物があればもう見えない程の高さが最大なのですからね。そのため滅多に見る事が出来ない事から「見ると長生きできる」、「縁起の良い星」とされているのです。
今までは、「モラージュ菖蒲 屋上」や「久喜総合文化会館 屋上」とある程度の高さがある場所でしたが、やはり「地上」で見たいという事で、今回は「南が開けている場所」をGoogleマップ」で調べて、見れると思われる「南栗橋周辺」の「佐間」と言う場所。ただ、その前に「久喜総合文化会館」と同じ系列の施設である「栗橋文化会館イリス」へ寄ってみましたが、南中前では丁度オーバーパスの部分で見れず、当初の目的の場所へ。
とりあえず、目的地付近に到着。ただ、思ったよりも住宅が多く見通しが思ったよりも良くないので、見通しの良い場所を探すものの「道幅」が狭くクルマを停められない状況。さらに周辺を走って、何とか条件の良い場所に到着。「カノープスチャレンジ」開始です。
ともかく「見通し」が良いという事は「風通し」も良く、冷たい風が吹いている中カノープスを探します。目印は「シリウス」で、そこから地平線方面の少し西側。時間も丁度カノープスが南中する19時50分ごろ。
街灯も無く、風は強いですが、雲は無く、低度にも雲は目視では確認できないですが、少しモヤがあるりますが、見れる条件は整っています。双眼鏡などを使い、探す事10分くらい。「双眼鏡」で見えました。その後大体位置が解れば、その辺りをじっと見て肉眼で見れるか見続けます。
やはりモヤがあるようで、肉眼でも見える時と見えない時がありましたが、とりあえず肉眼でも見る事ができましたよ。
地上で見ると当然ながら低く、300mくらい先の2階建ての民家の屋根スレスレの高さですからね。さらに低いので、赤く見える上に大気減光と、-0.74等級と言う数値ですが、かなり暗く見えてしまうので、ホント探すのは大変ですよ。
その後、再び「栗橋文化会館」の駐車場へ寄ったのですが、そこでも結果的には見る事ができました。南中頃では陸橋で見えませんでしたが、20時過ぎでは西の方になるので、見えるようになるんですね。
結果として、久喜市内、地上でもカノープスは見える事は証明できたのです。
それでは、本日の登場人物は「天文自然クラブ」が関連している話でしたので、この方。「非公認」の「久喜天体自然クラブ」のパッチに登場しているキャラクターである「天体」が好きで「宇宙」に憧れる「桜宮 ツアイシア」さん、通称「シア」さんです。今回のカノープスチャレンジは「久喜市内から地上」と難易度が高いですが、観測できる場所を吟味して…。ちなみに背景が昨日「佐間」で見たカノープスなのです。
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