さて、8月21日の「こなここブログ」での「登場人物」、「カリーナ」さん。実は「新規」なんですよね。
「けものフレンズ」でここ最近動物園に行く事が多く、既存のキャラクターではなんとなくイメージに合わないような感じもありましたので、ここは動物園に合うキャラクターを設定しようと思ったワケですよ。
そこで「Chefille」系列で、新たに考える事に。まず、実際の犬種からになりますから、「動物関連」のと言う事で「牧畜犬」が所属する「ハーディンググループ」の中で幾つかピックアップ。その中からさらに、特徴や性格などを吟味して、「万能な牧畜犬」として活躍している「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」を選択しました。
この「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」は19世紀の中頃、イギリスからオーストラリアに持ち込まれた牧羊犬を改良して作出された犬種であり、オーストラリアでの主産業である牧畜に最も適す犬を作出する目的でスコットランドからブルーマールの短毛ハイランド・コリーに野生犬ディンゴ、オーストラリアン・ケルピー、ダルメシアン、ブルテリアなどの多くの犬種と野生種が交配して誕生しました。
牛を管理する能力を有する使役犬をヒーラーと呼び、オーストラリアン・キャトルドッグは、まさしくこの目的のために作出された犬種なのです。オーストラリアが植民地となった頃は比較的小規模な牧畜が人間の居住地に近い所で行われており、牛は人や犬にも慣れており、入植者達は本国から連れて来た牧畜犬で一応の作業をこなす事ができたのですが、やがて牧畜規模の拡大で西部の広大な地域が放牧のために開拓された時に、想定していなかった牛の半野生化という事態に直面したのです。牛を管理を目的としているヒーラーは牛を寄せ集め、移動させる作業ができなければなりませんでしたが、ヨーロッパ由来の牧畜犬では半野生の牛を制御するのは困難で、さらにオーストラリアでは牛の出荷に際して極めて遠距離の牛の誘導が必要となり、ヒーラーには過酷な労働条件に耐え得る強靭な体力と不屈の精神力が求められたのです。
そこでイギリスではかつて現在は絶滅してしまったブルー・ヒーラーと言う犬種が牛を船に積み込む際の追い立て役として使われており、オーストラリアン・キャトルドッグはブルー・ヒーラーの再現を意図して開拓者によってオーストラリア大陸で通用するブルー・ヒーラーに匹敵する牛追い犬として誕生したのです。
牛の大集団の誘導はオーストラリアン・キャトルドッグにとっても危険な作業で、牛の進路から反射的に離れ、かつ制御する技術が必要で、低く身を伏せて危険を回避する能力は野生犬ディンゴ譲りのもの。また、地中に穴を掘っての出産や、離乳が早い事もディンゴから受け継いだこの犬種の特徴。吠えずに作業をこなす事でも知られています。オーストラリアン・キャトルドッグはディンゴの体力と、ハイランド・コリーの知恵、ダルメシアンの忠誠心の集大成と言われ、体全体が筋肉質で骨量豊か、よく均整がとれ、機敏な動作が頼もしい忍耐力に優れた犬種なのです。
オーストラリアン・ケルピーが牧羊犬であるのに対し、オーストラリアン・キャトルドッグは牛の管理が主任務であり、地域によってクイーンズランド・ヒーラー、オーストラリアン・ヒーラーなどの呼び名を持っています。中でもブルーの毛色のものはブルー・ヒーラーの再来と言われ人気が高くなっています。
性格は知的で忠実、忍耐強く度胸と行動力を兼ね備えています。また、飼い主家族には人なつっこく、見知らぬ犬や人にはなかなか慣れようとしません。強い自立心からか頑固な一面があるといえます。
毛並みは毛色はブルー或いはブルーの斑、ブルーの小斑でなければならず、マーキングはあってもなくても良いそうです。許容されるマーキングは、頭部にあるブラック或いはブルー、タン・マーキングで、均等に散らばっているのが好ましく、前脚には中ほどまでタンがあり、フロントや胸、喉まで達し、顎にもタンがあり、後肢のタンは後脚の内側と大腿の内側、スタイフルの前側や、飛節から指趾の外側に向けてタンが広がっています。ボディにおいては、タンの下毛は、ブルーの上毛を通して見えない場合に限り許容されています。ボディにブラックのマーキングがあるのは好ましくないそうです。体高43〜51cm、体重16〜20kg前後の中型犬に分類。コンパクトですが筋肉質でがっしりとした体形に、ピンと立った耳に鋭い顔つきから野生的な美しさをうかがえます。胴は長めで胸は広く、首と脚は太く尾は垂れてフサフサとしています。
このことから「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」のChefilleを考えたのが「カリーナ」さんなのです。
本日の登場人物の「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」の「Chefille」である「カリーナ」さんは「オーストラリア」で牧場を経営しており、幼い頃から家畜の世話をし、もって生まれた性格から動物の管理に長け、また本人も動物が好きだったので「野生動物保護官」になりました。人見知りで、無口ですが、無愛想では無く、慣れてくると面白い行動を見せてくれたりします。状況判断能力に優れ行動力もあって、反射神経も良い。特技は動物の管理で趣味はトレッキング。ピンと立った大きいな耳は黒で、ブルーマールのシッポはとても美しい毛並みで彼女の自慢でもあります。