そんなワケで、昨日「久喜プラネタリウム」の「天体観望会」に参加してきました。もちろん「見る」方ではなく「スタッフ」の方としてですよ。
「ゴールデンウイーク特別番組 星空クイズ」で今の時期に見える様々な星座、たぶん普段よりも紹介数が多かったと思うくらいの数と、意外とコンスタントな話題のクイズと結構楽しんだあと、いつもの投影終了後のお楽しみで少し話しながら、「天体観望会」の手伝いをしますよ~。と言うことでお手伝いです。まず、「事前学習」に向けての投影機のアライメント調整をして、近くの高校の天文部員が手伝いに来たところで「望遠鏡」を外にセッティング開始です。「鏡筒部分」と「三脚」を別々にして運び出してから、再組み立て。ただですね、学生さんたち、手際が良くない…。ファインダー調整である程度の回数をやったことがあるようなのですが、30分近くかかった挙句、最終的にチェックした所、ズレていましたよ。そしてこちらは「アマチュア天文家」さんが「遠征用」の125mm口径の屈折望遠鏡当然「モーターサーボ」付きで自動追尾が可能な機体なのです。とりあえず今回天体観望会で見る予定である天体に「水星」があり、それを導入する事に、基準点をあわせて、導入。…いません。再度調節してみたのですが、水星は見つかりません。このときの時刻は17時30分あたりで少々早いのですが、望遠鏡なら捕らえられるはずなのですが、何度やってもダメなのです。とりあえず「まだ早い」と言うことで、一旦休憩を取ってから1時間後に再挑戦、でも結局見つからず、調整を見るために「土星」へ。さすがに土星は高度も高く見つけ易いので、簡単に捕らえる事ができました。そして見た土星は、とってもきれいです、さすがに200倍の倍率と高度な設備でゆがみも無く、シーイングも良く、薄くなってきている環に衛星の「タイタン」まで見えましたよ。それから、また別の望遠鏡と双眼鏡を使って水星を再び探すことに、。この時にはドーム内で「プラネタリウムによる事前学習」がされており、「さすがに水星が見えません」じゃマズイから、何とか探そうと言う事で、地面から20~30度あたり、水星のある位置に目星をつけて、さらに、肉眼では見難い星も「カメラ」で捕らえる事ができるので、カメラで大体の位置を撮影して、それを確認しながら、双眼鏡でさがし、外で観望会が始まった時に何とか「双眼鏡」では水星をファインダー内に収めることに成功。続いて望遠鏡でしたが、こちらは最後までムリなようでした。ちなみにその時私は「双眼鏡」の方の係りをし、覗いている人たちに説明したり、質問に答えたり。いつもは「聞く」立場なのですが、聞かれる立場になり、私も自分自身の知識を総動員して様々な話をしましたよ。そして、見た人はそれぞれの感想を言い、「キレイでした」とか「ネックレスみたいでした」ととても嬉しそうにしていましたね。でも、水星はさすがに19時半近くには見えなくなってしまい、次のターゲットを見つけなければなりません。初めは「土星」に向けてみたのですが、さすがに双眼鏡では倍率が低すぎてだたの「点」にしか見えませんから「月齢4」の「月」に。コレでしたら双眼鏡でも「地球照」がはっきり見えますから、丁度良いかも知れません。案の定覗いた方は普段見ている月とは違うので感動してくれましたね。そして、忙しくも楽しい時間は早く過ぎるもので終了の時刻を向かえ、片付けをして、終了です。
私は長年「店員」とう言う「直にお客さんと接し、説明や相談を受けてきた立場」にあり、その職業が気に入ってました。そして今回ヤッパリこういうのが「好きなんだなぁ」って改めて思いました。次回は夏にあるようですので何とかまたお手伝いで参加したいですよ。さぁ夜空を見上げてみましょうよ。
それでは本日の登場人物は、このような流れに合うのは「ふと」した事から「天体業界」に足を踏み入れた「森谷 ちさと」さんです、ちさとさんも、あの1月24日の出来事以降プラネタリウムを巡り、常連の館も見つけ、通い詰めているうちに「スタッフ」のようなポジションに。そして天体観望会にスタッフとして参加いるようです。以前と違ってちさとさん、いい表情しています。ちなみに、背景の写真は「水星」を探していたときに撮った写真で、「よ」の右下あたりに「赤く」写っていますので、フルサイズで確認してみてください。