現在「自動車メーカー」で「航空機関連メーカー」である会社があります。「BMW」は「航空機エンジン」からですし、「ルノー」も「ロールスロイス」同じく航空機エンジンをと、ほとんどが「航空機エンジン」からだったり、生産をしていますが、「航空機」自体を生産していたメーカーから「自動車生産」へ転向したのが「富士重工」、現「SUBARU」です。現在も「SUBARU」は「787」などの航空機の主翼などの重要部品の生産をしており、自衛隊機「AH-64D」の国内ライセンス生産をしていたりと「クルマ」も「航空機・部品」を生産している世界でも珍しい「メーカー」なんですよ。
その「SUBARU」、「富士重工」の全身であるのが「WWⅡ」での傑作戦闘機である「隼」、「疾風」、「月光」。「誉」「榮」「寿」など傑作エンジンを国内自社一貫生産をしていた「中島飛行機」。その中島飛行機の創業時の名称が「飛行機研究所」なのですよ。
その「飛行機研究所」が設立され、今年で「100周年」を迎えました。そこで「所沢航空発祥記念館」では「飛行機研究所から100年 航空技術のDNAの継承と進化 ~クルマに生きる飛行機の技術~」と題した特別展が開催されています。「飛行機研究所」の現在の姿である「SUBARU」が当然ながら「協力」として参加しています。まぁつまり今回の特別点は「SUBARU創業100周年」でもあるワケですね。
「SUBARU車ファン」である私、行ってきましたよ。所沢航空発祥記念館へ。
この展示を知ったのは実は「久喜プラネタリウム」の解説員さんからでして、いつものように「久喜プラネタリウム」からの帰りに。私のクルマで送るのですが。その時に先日お子さんと解説員さんが「所沢航空記念公園」へ行ってきたようでして、その時に「航空発祥記念館」へ行き、この「飛行機研究所から100年」を見てきたとの事で、私に「行ったほうが良いよ」と奨められたのです。
さて、この「航空発祥記念館」ですが、私は3回目。ただ今回初めて「モーターサイクル」で行きましたよ。「航空発祥記念館」側に「駐輪場」がありそこにモーターサイクルも駐車できるんですね。しかも無料。コレは良いですね。ただ、クルマでも「2時間は無料」その後1時間毎に100円とかなりリーズナブルですね。
駐車して、「航空発祥記念館」へ向かう途中で「アイサイト体験コーナー」が駐車場の一部を利用して作られており、「SJ」や「GT」が展示さて、実際の「アイサイト体験」には「GT」の「2.0i-L」が使用されていましたよ。そしてその横にいるスタッフの方とお話を。当初このスタッフさんは「埼玉スバル」の「セールス」の方かと思っていたのですがなんと「SUBARU 本社」の方。「GT」の試乗した感想やその売れ行きや技術的なことを10分近く話してから、いよいよ「記念館」内へ。
「航空発祥記念館」は「JAFの提携施設」なので「入館料(展示室のみ)」が「410円」になるんですよ。
常設展示は過去2回見ていますし、変更点もないようなので、「特別展示」を探してみると…。窓際のスペースがそのまま「特別展示」に。どこか1画を丸々使ってでは無く「常設展示」の隅で開催されている感じで、少々がっかり感があり、展示品もかなり少ないです。それでも「航空機」と「クルマ」に共通している部分である「装備品」として「ブレーキ」「タイヤ」などに「榮エンジン」、こちらは「国立科学博物館」より出張です。多分ですがコレ国立科学博物館で2010年10月26日から翌年2月6日に開催されていた特別展「空と宇宙展」で見たのと同じでしたね。その隣には「富士重工初の水平対行エンジン」である「EAエンジン」と現在主流である「FAエンジン」が展示され、「モノコック構造」の見本として「エアロスバル」の「左翼」と「スバル360」になんと「ラビットスクーター ラビットジュニア S 301-A」。コレは初めて見ましたよ実物を。さらにその傍らには「ラビットスクーター取扱説明書」のコピーが!ただ現物の状態が極端に良かった訳でも無いようで、所どころ文字がかすれている部分もありましたが、それでも貴重な資料です。
その他「陸軍九七式戦闘機」の実物大レプリカに「常設展示」してある「T-1B」それと、「中島飛行機変革」のパネル展示と「プロペラ」に「車輪」が複数、それと模型が展示されていました。ちなみに「九七式」の近くに「陸軍航空隊コスプレ記念撮影コーナー」があり、「旧陸軍飛行服」のレプリカが置かれ、こちらは思ったとおりの「中田商店」の物でしたね。ちなみにこれらは現在「中田商店」では品切れと購入できないようです。
航空機ですし、何よりも「旧軍」のですから実物展示は難しいでしょうが、もう少し「中島飛行機」の歴史や資料が欲しかったですね、それと「航空発祥記念館」と「航空機」がメインですが、その後の「富士重工」の製品についても展示が欲しかったのと、やはり常設展示の間借りでは無くきちんとしたスペースで見たかったですよ。「スバルビジターセンター」でもこのような企画をすれば良いのに。
それでは本日の登場人物は「SUBARU」に関連しているのでこの方。「ラリードライバー」で「コースカーチーム」に所属している「ノルウェジアン・エルクハウンド」の「Cheifille」である「アルテ・ベルク」さんです。「SUBARU」の全身である「航空機研究所」の設立100周年を記念した展示があるということで見に来た「アルテ」さん。ちなみに背景が「航空発祥記念館」の階段踊り場より「九七式」と「スバル360」、「ラビットスクーター」を望む構図なのです。
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