おととい10月23日から「国立科学博物館 上野本館」にて「大ロボット博」が開催されています。さらにもうひとつの「特別展示」の「ファーブルにまなぶ」も開催されています。そして「THEATER360」の最終ローテーション「生命のきらめき」「マントルと地球の変動-脅威の地球内部」が上映中。そうなればもう行くしかありませんよ!
それで「大ロボット博」ですが、昔から日本は「ロボット大国」といわれているほど、ロボットの普及率が高く、その用途も「産業用」から「玩具」まで、現実ではないですけど、「ロボット」が登場する「マンガ」や「アニメ」もたくさんあり、ホント身近な存在になっていますね。そんなロボットの歴史、「からくり人形」から「自立二足歩行ロボット」までの歴史と、最新ロボット技術の展示とステージイベント。あと「未来のロボットの姿」として「アニメ・マンガ」のロボットの紹介などがされているのです。まず会場に入りますと、ロボット展の挨拶パネル、それから「マンガ」「アニメ」のロボットの「プラモ」や「フィギュア」、「超合金」がずらり展示されています。まぁ、やはり一時期はその業界にいた私。どんなものが出てるかは気になります。それで、ざっとしか見れませんでしたが「マジンガーZ」シリーズ、「サンバルカン」などの「戦隊モノ」が数点。「マクロス」から「VF-1 バルキリー」それから「ガンダム」ですね。しかも「ガンダム」はなんと「MGシリーズ」がずらりと展示されており、なんだか圧倒されてしまいましたよ…。それを抜けると「メイン展示会場」にここでは現在の「最新ロボット」と「からくり人形」が展示されています。入ってすぐには「ピアノ演奏ロボット FMT-1」これは鍵盤に並べられた「アクチュエーター」で演奏するのですが、話によると1秒間に10回も鍵盤を叩けるそうです。これは人間の能力以上って事らしいですよ。その隣には「ロボットでの曼荼羅」を表現した「凡」。これは「甲殻機動隊」や「劇場版パトレイバー」の監督でおなじみの「押井守」氏がプロデュースしたもので、今回はデモンストレーションが無かったですが、これは見てみたい気がしますね。でも、その「イメージプロモ」が流れていましからそれで想像するにまさに「アニメ」な感じでしょう。その他会場にはさまざまなロボットとからくり人形がいます。簡単にダイジェストしましょう。「からくり人形」はおなじみの「茶運人形」。「的射人形」など一度は見聞きしたからくり人形達がいます。ただ、これは動かず、デモンストレーションがディスプレーで紹介されています。「玩具」としてのロボットも結構ありまして二足歩行コントロールロボットの「KHR-2HV」に「アザラシ型」の「PARO」。その他一時期話題に上がった「世界最小(当時)のホビーロボット「ムッシュ」や新世代移動手段「i-unit」に「Halluc」シリーズ。それとアニメ・マンガの世界から「アトム」、「ガンダム」「マジンガーZ」が紹介されています。最後に現在工場で実際に稼動している「産業用ロボット」が実演してましたね。「ロボット博」専用の「ミュージアムショップ」はさまざまなロボットのグッズがあり、その中での異色を放っていたのは「LEGO」と「ガンプラ」に「FIX」。チョット惹かれましたがここで買うような物でもありませんからねぇ。次に第二会場へ。ここは「ASMO」のイベントステージになっており、やはり名前が売れているからでしょうかなりの人気があり、「ASMOショー」は大変な混雑。そこで「ASMO」は「未来の家庭」で採用されてそこでどのような事が出来るかをプロモーションしてくれます、それで何をしたがと言いますと、「ボールを蹴る」、「ダンスを踊る」「飲み物の入ったトレイを運ぶ」「走る」です。それで、「ASMO」に関して私の感想は「これだけの動きが出来るようになったんだ。」ってとこですね。それに動きとしてはやはり、重心移動の制御が無く比較的制限が少ない「腕」の動きは大した物です。ただ肩の関節が構造の問題から上にあげる事に関しては違和感がありましたけどね。これで「大ロボット博」は終了です。今度は「日本館」へ戻り1Fへ「ファーブルにまなぶ」。へこの展示は「昆虫記」刊行100周年を記念して日仏共同企画展として開催されています。それと「ファーブル」とはもちろんあの「ファーブル昆虫記」のファーブルですよ。私は虫が苦手で、正直あんまり好きではないのですが、更なる知識の為にやはり見てみたいって気持ちがありましたので見ることに。この特別展も「入館料」とは「別料金」です。展示内容は「ファーブル」の暮らした「南フランス」の「昆虫」を通してみる自然。それとファーブルの作った標本や論文などが主に展示され、また昆虫と我々との生活の関わりが紹介されています。また、第二会場。これは「2F」の「講堂」になりますが、こちらでは主に「狩り蜂」の種類からにおける研究をした日本人4人をメインにその研究結果や研究内容が紹介されています。これも結構興味を引く内容でして、さらにメイン会場の1階も、面白かったですね。でも「ファーブル」って本国「フランス」じゃあまり有名じゃないようですね。日本では「児童文学」や「教科書」でも紹介されているのですが、フランスでは「知識人」位の人くらいしか「ファーブル」の名前を聞いて「ピン」とこないようですね。その背景として、日本では「昆虫記」を「昆虫を題材にした物語」として親しまれたのが要因と考えられています。「昆虫記」が日本で出版された時代は明治時代。この時期は「難しい文章」で綴った文学の絶頂期だったので、論文のような「昆虫記」でも受け入れたのでしょうね。ただ、児童文学の方はさすがに脚色されていますけどね。ちなみに私は「ファーブル昆虫記」って読んだことが無いんですけどね。
そのあと、とりあえず「地球館」のB3Fで、「霧箱」とその他の展示物を見て。この時また「ボランティア」の方から声をかけられてしまいましたよ。何でこう私はこう声をかけられるんでしょうね?それから3Fへ行って、屋上で一休み。最後に定番である「THEATER360」へ。今回で「シアター360」の上映ローテーションが一順って事になり、私はこれで全ローテーションを見た事になりますね。でも何回見ても良いですね。それで、組み合わせの中でこの「生命のきらめき」「脅威の地球内部」の組み合わせが一番お気に入りです。「化石から読みとる」も良いのですが科学的観念から考えると「脅威の地球内部」の方がその方向性が強いですし、静止状態が多いですがダイナミックなプルームの流れと地球の内部から見た地表はシアター360の構造を巧く利用しておりここが評価が高いです。あと「生命のきらめき」はストーリー性が高く、海、草原、森と地球の生命にあふれている部分が紹介されていますからね。他の2作品はテーマを絞ってあるのでその楽しみはありますが。さて今後「THEATER360」の新番組に期待です。個人的には「南極」か「砂漠」を扱った物が見てみたいですね。何はともあれ、今日は「国立科学博物館」を堪能してしまいましたよ。しかもなんだか「遊園地」のような展示物が「アミューズメント」な感じにさえ思えてきてしまってましたし。でも「大ロボット博」と「ファーブルにまなぶ」、それぞれ入館料が「大ロボット博 1400円」、「ファーブルにまなぶ 900円」と結構高額です。まぁ、セット券が2000円ですので少しはお得なのですが、やはりここは両方見たいですからね。でも遊園地と思えばこの金額は相場かなって思います。今度は年明け、「ナスカ展」と「ダーウィン展」が待っています。これからも科学博物館は楽しめそうです。
国立科学博物館 上野本館
http://www.kahaku.go.jp/
それでは本日の登場人物は「科学博物館」ネタですのであの「ベルギー博物館トリオ」にしようと思ったのですが、帰りにあまりの面白さでテンションがあがっていたので、「カプセルミュージアム」をやってみましたが…。出ない…。ともかくミュージアムショップで店員さんを呼んでリトライ。それで出たのは「秋田犬 ハチ」つまり「忠犬ハチ公」ですね。犬好きの私にとっては「狙っていた」物でしたから、やった!って感じでしたよ。あ、そうそう登場人物ですね。「秋田犬 ハチ」から「秋田犬」の「Chiefille」、「やえ」さん。修学旅行できた「東京」。今日は「国立科学博物館」の見学。こう見えても意外と知識欲が高い「やえ」さん。どうやら、科学博物館を堪能できたようですね。
そういえば、やえさんの学校制服って正式に決まってないんですよね…。描いてて気が付きましたよ。