この時期になってくると、いろいろ「有給消化」や「冬休み消化」でお休みの日が多くなってきます。そんなワケで、今日は以前から行ってみようかな。と思っていた「国立極地研究所 南極・北極科学館」へ行ってきました。
この「南極・北極科学館」ですが、最近「TV」に出ることが多く、まぁ。私もそれを見て行ってみたいなぁと思ったわけです。施設としては新しく「2010年7月24日」にオープンしたようでして、たぶんほとんどの「カーナビ」に登録されていないと思います。それで近くの「ランドマーク」としては「立川市役所」があるのですが、こちらも最近移転したようで、ウチのカーナビですと、以前の市役所の場所へ案内されてしまい、「ケイタイ」も持っていなかったので、調べることができず、「旧立川市役所跡」の近くの「コンビニ」で地図を見て調べて何とか到着しました。なので、いかれる場合は「東京都立川市緑町 10-3」と「住所にて合わせる」か「昭和記念公園」、「災害医療センター」で合わせると良いでしょうね。そこから市役所の案内を見て進めば到着しますよ。しかし、ここでも問題があり。この「南極・北極科学館」は「国立極地研究所内」にあるので、パッと見では施設が解りません。しかも案内表示は一切無く、探しているうちに一回通り過ぎて場所の見当をつけ、一周してから入りましたからね。目安としては、「裁判所前」の角を左折して、入れる施設があるのでそれです。さらに、入ってからも。極地研究所の敷地に入るとさすがに案内があるので、入ったら左へ、第一駐車場へ向かいます、そしてそのまま進むと「バー式ゲート」があり、そこに設置されている「インターホン」を押し「警備」と思われる方に「南極・北極科学館を見学したい」旨を伝えればゲートが開きますので、そのまま進むと「第二駐車場」になるので、そこに駐車します。ホント、解りづらいですので、初めて行かれる方は裁判所前を左折したら、ハザードを出しながらゆっくり路肩を進むのが良いでしょう。
駐車場は、4台か5台ほどしか停まっておらず、周囲には人は見当たりません。しかし、駐車場から南に見えるグレーの建物には「南極・北極科学館」と書かれていますので、入り口、駐車場を出て右へ進みます。そうするとやっと「入り口」が見え、その横には「南極の石」が置いてあります。
入場料、駐車料金も無料で、入るとパンフレットを受け取り、館内へ。ちなみに「館内」での「写真撮影」は「全て可能」ですので、バシバシ撮影できます。ただし「オーロラシアター」だけは「フラッシュ撮影禁止」となっていますので、ご注意を。
館内は特に大きな仕切りが無く、順路の表示も特に無いので自由に見学ルートを決めて見れ、出入り口は同じ場所となります。広さは「バスケットボールコートが2面取れる「体育館」程度で、まずまずの広さですね。
展示ゾーンは大きく分けて「9」あり「南極・北極」関して地図で紹介している「導入部分」。その左は「大気・氷」のコーナーで「南極の氷」を採取する「ボーリング」があったり、大気を観測する「ラジオゾンデ」「無人観測飛行機」などの計測機器が展示されています。導入の右側には「オーロラ」コーナーがありオーロラの見える場所、でき方を紹介しています。大気・氷コーナーの先は「協和基地」のコーナーでして「南極越冬隊」の「防寒着」が「第一次」のと「最新」のが展示され、「南極 昭和基地のプレハブ」の「壁」があったりと、南極越冬帯の生活環境をうかがい知ることもできます。さらに奥には、「歴史」コーナーがあり、コレはある意味メインともいえる「初代南極観測雪上車」の実物が展示されており、内部を見ることができるのです。コレは実際に動かすことは当然できませんが楽しいですよ。それと「白瀬 中尉」に関する資料もありますよ。そこから右へ行くと「オーロラシアター」があり、こちらはドーム径5m程度の全天周画像による「オーロラ」を見ることができます、投影機器は「コニカミノルタ メディアグローブⅡ」でして、まぁ「オーロラ」自体「写真写りが悪い」ので、期待するほどきれいには見えませんので、ご了承を。たぶん「CG」でのオーロラの方がきれいに見えると思います。ちなみに投影は「毎時00分、15分、30分、45分」と12分間で、番組は時期によって変更があるようですね。今回は「ストームタイムオーロラ2 8年ぶりにトロムソで観測された赤いオーロラ」でした。ここから左側へ出入り口へ向かうと「岩石・隕石」のコーナーで、隕石、コレがまた「月」や「火星」はたまた「小惑星」由来の隕石があったり、南極の石が展示されてあるのですが、その中には「ルビー」や「サファイヤ」の原石もあったりするのですから、驚きです。そこを抜けると「生物」のコーナー。南極で一番大きな、大体1.2mほどの「ライギョモドキ」という魚の標本がありまして、この「ライギョモドキ」日本では「銀ムツ」や「メロ」という名前で「スーバー鮮魚コーナー」にて「切り身」で売られているそうですよ。それ以外にも「プランクトン」や「ペンギン」「アザラシ」の剥製もありますよ。最後は「体験コーナー」でして、こちらには「南極の氷」の本物が「アイスボックス」に入っており、素手で触ることができるのです。さて、氷というと「手で触るとすぐ解ける」イメージがありますよね?でも南極の氷は、圧雪であり、なおかつ通常の氷よりも温度が低いので、手で触ってもほとんど濡れないのです。サラッとしていてなんだか不思議な氷なんですよ。
と、以上で館内の紹介となります。全体的に展示の仕方は同じ「国立」だからですかねなんとなく「かはく」に似ている感じで、とても良かったですよ。正直私はテンション上がりましたから。普通に見ると1時間程度で見れますが、じっくり見ると2~3時間はほしいですね。
それでは、本日の登場人物は南極・北極と言えばこの方。「サモエド系キャニン族」で寒さにめっぽう強いのですが、暑さには弱い「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 北極支局 北極支局総合副局長 気象参謀」の「イリューシャ・ニクス・グランセリウス」さんです。「極地」って大気や海流が集中しやすく、ある意味「地球の過去と未来が解る場所」とも言われてるのです。そんな雪と氷に囲まれた白い世界を知ってみませんか?ともあれ、また機会があったら行きたいですね。ちなみに背景は、「昭和基地」と「歴史」のコーナーを撮影したもので「第一次越冬隊」の「防寒着」と「雪上車」が見えますね。