今月3回目の「久喜プラネタリウム」へ行ってきました。実は、今月3回も行っている割には「本投影」を見ていないんですよ。5月の連休の時は「チャレンジ!星空クイズ」でしたし、16日は「無料特別投影」でしたし、混み合いそうでしたので見ずに帰ってきました。ですから、もう月末な日に見に行く事になってしまったのです。
肝心な今回の番組は「「小さな星座の物語」です。大きく目立つ星座はには、やはりそれなりに有名な人物や生物、物があてはめられていますし、見つけやすいので神話などの話は知られた物が多いです。一方、小さな星座は大抵が「明るい星」も無く名前も聞いた事がないような見つけにくい物が当然ながら多いです。今回は「春の星座」がメインに紹介されていますから、その中から「からす」と「かみのけ」がピックアップされ、それぞれの神話が語られます。
「からす」は「太陽神アポロンの使い」で「銀色の羽」をもち、人間の言葉を話せたのです、ある日「アポロン」は「からす」に「水を汲んでくる」よう命令し、「からす」はそれに従い水を汲みに出かけたのです、その途中、「イチジク」の樹があり、「実」がなっていましたが青くまだ食べられる状態ではなかったのです。でも「からす」はそこで「実が熟すまで待とう」と待ち始め、やがて、イチジクは熟し、「からす」は美味しくいただきましたとさ。ってここで終わりじゃないですよ。すっかり「水を汲みに来た」事を忘れていた「からす」はその事を思い出し、急いで水を汲んで主である「アポロン」の元へ戻ったのですが、イチジクの実が熟すまで待っていたわけですから、当然ながら「アポロン」に怒られます、そして「からす」は何故遅れたか言い訳をでっち上げますが、神様に嘘は通じません。結局「からす」は罰として、「銀の羽」を黒くされ、言葉を奪われ、4本の銀の釘によって空に張り付けられてしまったのです。この「釘の頭」が「からす」にある「4つの星」なそうです。
もう一つは「星座線」が無い「かみのけ」の話です。この神話は珍しく「実在の人物」が登場するのです。古代エジプトの王「プトレマイオス三世」の妃である「べレ二ケ」が王である夫が戦争に出た時に「無事に帰還できるように」と神に祈った時に、捧げものとして自分の「髪の毛」を神殿に捧げました。その髪が空に上がり星座になったと言われています。
それで、この二つの星座は「銀河系」の中心から外れ、遠くまで見える位置にあるので「散開星団」や「銀河団」があるのです。
と、こんなお話しです。まぁ普段気がつかない部分にスポットを当てる、何とも「久喜」らしい番組ですね。
番組終了後いつもどおりにスタッフルームに入ると、なんとまぁ、先日の「久喜総合文化会館フレンドシップデー」にて開催されていた「新久喜市誕生記念 プラネタリウム新キャラぼしゅう」で私が送ったの「拡大・展示用」が貼られていましたよ…。来月は「はやぶさ あかつきに舞う」と「小惑星探査機 はやぶさ」のお話しです。これはもう期待してますよ~。
それでは、本日の登場人物は、「プラネタリウムの妖精」を名乗っているこの方。「天元界 天象運行監視室 第二区域局」所属の「天象精霊」である「カスミ・アウロラ・タマノイ」さんです。トレミーの48星座は大きくても小さくても物語を持っているんですよ。