突然ですが、自分の好きな場所を他人に案内した事はありますか?そしてその解説で案内する対象の方を満足させる事が出来た事はありますか?
私は、以前の仕事が「店員」という職業上「説明」する事が多く、なおかつ初見の相手を納得させる事しなければならない状況にいたので、ある程度「説明」することは慣れています。そして、最近「天体観望会」にも「スタッフ」として参加していますので「解説」する事にも多少は経験があります。それでも相手との時間は大体2~3分、長くても10分くらいです。
さてなんでこんな話をするかと言いますと、昨日「かはく」へ行った事を「こなここブログ」で書きましたね。今回「かはく」へ行くへ当たって自分でもよく解らないですが「SUBARU」関係で知り合った「ふらっと☆ぶらっと」さんたちの「ブログコメント」に「21日に「かはく」へ行く予定ですので、予定が合えば「ガイド」なんぞいかがでしょうか?」と書きこんでしまい、しかもそれが現実の物になってしまいました…。
確かに「net」上では知り合いですが、現実にはあった事も無いワケですよ、以前は「お店」の同僚たちと「ドライブツアー」へ行ったりして、その時に「ガイド」をした事がありますが、それは「完全に顔見知り」ですから、お互いの性格が解っていますので気兼ねなく出来ますが、今回は「初見」と一緒なワケですし「OK」を貰った時にはどうしようと思いましたよ。でも自分から言った事ですし…、ともかくやってみるしかありません。いつも「かはく」へ行った時の解説文、それと私が持っている知識、あとは「店員」の時に養った話術。これを信じるしかありません。今回ガイドする場所は「地球館」が主になりますから、何度も足を「かはく」には運んでいますから大体の場所は解りますので、それをイメージしてどのような解説、そしてどのようなペースで進行させるかを何度もして、当日を迎えました。
「ふらっと☆ぶらっと」さんは「2人組み」ですが、「ふらっと」さんは予定が付かず、今回は「ぶらっと」さんお1人となってしまったのは少々残念ですが、待ち合わせ場所へ。実際にあった事がありませんから、一番解りやすい当日着て行く「服」を写真で送り、お互いに「キーワード」を持つ事にしてあるので、無事に合流は出来るハズです。待ち合わせ場所にはとりあえず30分以上前に到着してしまったのですが「ぶらっと」さんはそれ以上に早く来ていたらしく、問題無く合流。まずは建物から。「国立科学博物館」のメインである「日本館」コト「旧本館」を。この「旧本館」については「2007年2月3日」「日本館オープン先行ガイド」にて説明を受けているので、その受け売りで紹介し、いざ館内へ。
基本的に「私の周り方」でよろしいとの事でしたので「シアター36○」から。この時点ではまだ緊張しており、それとタイミングが掴めていませんでしたから「番組」に関する「チョットした事」が言えなかったのは残念でしたが、ここで言っておきます「マントルと地球の変動 -驚異の地球内部-」でラスト近く、マントルから地上へ出て、それから日本上空を行くシーン。この時に「富士山」がハッキリと確認できるんですよ。気が付きましたか?
「シアター36○」にて気分を上げて「地球館」へ。ここは地下3階から上へ上るように進んでいきます。ここで私としては押さえておきたかった部分である「すばる望遠鏡」と「月の石」それと「霧箱」。「すばる望遠鏡」は「SUBARU」から興味を持てる事、そして「霧箱」は「時間を忘れて見れる」という事からメインと考えていましたが、これは興味を持っていただいたようで特に「霧箱」には新鮮な驚きを感じていただけたと思っています。そして「地下2階」へここは「地球環境の変動と生物の進化」ですが、実は私は「化石系」が苦手なんですよ。まぁ基礎的な「三葉虫」や「アンモナイト」くらいは知っていますが、それ以外となってしまうと正直あまり解りません、たどたどしい解説に曖昧な考察をし、人類の進化へ。ここは以前1時間以上をかけて見た覚えがありますから多少の自信はあります。そして、ここで解説したかった「現在の人類」は「ネアンデルタール」等の「原人」とは別の種族である事、そして当時から人間の基礎が変わっていない事を解説。「地下1階」は私があまり興味を持っていない、解説するには苦手な「恐竜」です。恐竜って種類が多いですし名前が複雑なんで何とも覚えづらいんですよ…まぁそれでも「天体」をしていると「恐竜絶滅」の話は良く出てきますので、そこから得た見解を交えてなんとか終了。「1階」は現在の生物ですからここは安心です。特に「シャチ」が好きな私は「海洋性ほ乳類」、クジラ類は少々知識がありますから、ちょっと得意げに解説しちゃいました。次は「2階」ここは「科学と技術の歩み」と先ほどと同じく少々私の得意な場所。しかも現在は「日本自動車殿堂者」の発表と2010年度に「殿堂入り」した「三菱500」が展示されているんですよ。あと、ここは「空と宇宙展-飛べ!100年の夢」が開催されているため、そちらへ「出張」している展示もあり、普段と違った姿を見る事ができたりしてるんですよね。そんな「常連」な自慢をしたりして、フト気が付くと時刻は15時。まぁ多少なりとも私も空腹感がありましたが、大抵の方は正直我慢の限界近い時間です。「ぶらっと」さんには悪い事をしてしまった!と3階を後回しにして「屋上」の「パラソルガーデン」にて遅い昼食。ここで1時間ほど展示は離れたお話しをして、再び3階の展示へ。ここは「大地を駆ける命」としてたくさんの「動物の剥製」が展示されており、これが一人の人のコレクション、「ヨシモトコレクション」がほとんどである事、そして私のお気に入り展示である「ニホンオオカミ」を紹介。この時点で16時。今度は「企画展示」である「エコで粋!?自然に学ぶ ネイチャー・テクノロジーとライフスタイル展」を。ここはもう時間が無いので、ホントに「流し」になってしまい、簡単な解説をし、昨日書いた「あしたのごはんのために」もホントに簡単にしか解説できませんでした。
結局7時間も「かはく」に拘束してしまいました…。まぁこれは私が慣れていない事もあり、無駄な解説が初めの方に多くあった事が起因しますね。それと昼食時間も「お昼」にしなければならなかったのに。と、まぁ反省点は多数ですが、「ふらっと☆ぶらっと」さんの「ブログ」、「お庭でいっぷく」を拝見する限り楽しんでいただけたと思っていますので、良しとしましょう。
ふだん自分で見て「結構知っている」と思っていても実際人に解説するとなると、全くの知識不足を痛感しました。次回があるかは解りませんが、ホントの「ガイドツアー」にも参加して、さらに展示物を熟知する必要がありますね。今回の事は私にとって大きく得る物がありました。そんな私に貴重な休日に付き合っていただいた「ぶらっと」さんに心より感謝いたします。
それでは、本日の登場人物は「博物館」の話でしたからこの方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。多分ですがリリアさんも「学芸員」として「ガイド」をする事があるのでしょうね。はてさてそのガイドの評判は?
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