こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

夏休み中は混雑するねぇ

2015年08月06日 | 一般

 夏休み。この時期の「かはく」はものすごく混雑するので、基本的には避けているんですよ。でも「企画展示」はこの時だけかつ開催期間が短いので、どうしても行かざるを得ないのです。

 そんなワケで、現在開催されている「日本の先端科学技術」と「科博 NEWS展示 日本植物が近代分類学と出会ったとき トゥンベリィ(ツンベルク)日本産植物標本データベース公開記念展示」が開催されてるのですが。この期間が短く「先端科学技術」は「8月10日まで」なので行ってきました。がまぁホント混雑していますね。平日なのに80%くらいの混雑ぷりですよ。でも「NEWS展示」は「地球館1階(レストラン下)とあまり人気の無い場所ですから、あまり混雑していませんでした。

 さて「1775年」。日本では「安永4年」、当然「鎖国」の真っ只中、このとき「長崎出島」で日本滞在していた「スウェーデン人博物学者」である「トゥンベリィ」。でも「トゥンベリィ」というよりも「ツンベルク」と言ったほうがなじみがあるかもしれませんね。ともあれ、トゥンベリィは「日本の植物」を対象に本格的な「植物分類学研究」を行った外国人でして「長崎」から「江戸」までの道中で所々で私たちの身近にある植物から「トゥンベリィ」によって学名がつけられ。その研究材料として800点以上の標本がスウェーデンに運ばれ、現在は「スウェーデン ウプサラ大学 進化博物館」に収蔵されており。このたび「国立科学博物館」と「ウプサラ大学」や「日本学術振興会/スウェーデン・イノベーション・システム庁」の支援よって画像データベース化させ「データベース公開」を記念して企画されたのです。

 展示は「12枚ほどのパネル」と少しの「液標」と「押し花」からなっており、標本採集の経緯と、トゥンベリィによって学名がつけられた植物が紹介されています。トゥンベリィは「学名」をつけた以外にも「日本名」も聞いたようですが、やはり「外人」ですからね結構「間違い」があったり、少し間違えているのもあったりと現実味を感じられます。

 そして「日本の先端科学技術」。なのですが、これから「自由研究」へ発展させるような流れにしているのですが、実際考えて少々無理があるとしか思えないんですよ。今回紹介されている「最新科学技術」は「酸素燃焼を適用したゼロエミッション微粉石火力の開発と商用火力での世界初の実証」、「静電容量型フレキシブル触覚センサ」、「ハイポイドギヤのかみ合い率最適化設計手法」、「マイニングダンプトラックの高度車体安定化制御技術」、「小型・薄型。軽量なMEMS 3軸触覚センサの開発」、「E5系・E6系新幹線電車の車外騒音軽減技術」、「高強度パルス中性子源実現のためのマイクロバブルを利用した液体金属中の圧力波抑制技術の開発」、「小型可搬簡易型の多層盛溶接ロボット」、「ベローズ式バックレスバルブ」とまぁ、正直コレを子供に説明、理解させる事は難しいと思うんですよね。展示の大半は「パネル」ですし。またこの「パネル」が「ルビ」を振ってあるので、大人にとっては読みづらい…。それでも私としては「CCS」は面白いなと思いましたね。「CCS」とは「Cardon dioxide Capture and Storage」の略で「二酸化炭素の回収・貯留」という意味ですね。つまり「工場」や「火力発電所」で発生した「CO2」を集め。圧縮して地下深く。石油や石炭、天然ガスがある地層へと貯留するのです。

 ともあれ、こんな感じの展示でしたよ。もう少し夏休み向けな展示でも良かったのではないかな?と私は思いましたよ。通常時ならいざ知らず。

 それでは、本日の登場人物は「技術的」な話ですのでこの方、「ベルギー国立博物館」で「機械工学」の「学芸員」をしている「スキッパーキ」の「Cheifille」である「ブランディーヌ・デュラン」さん。さぁ、日本先端科学技術の紹介ですよ。ちなみに背景が「日本の先端科学技術」展の会場です。

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