私は、「鞭打ち症」を2回もやっているので、首を冷やすとコリで気分が悪くなってしまうのですよ。なので、「ネックウォーマー」などの類がこの時期になると必需品になるのです。
そんなワケで、新しい「マフラー」を購入しまして。と言っても「クルマ」の方の話です。
私が所持しているのは「GR」の「STI 20th
ANNIVERSARY」という「2008年」に発売された「GR」初の「STIコンプリート車」なのです。ただこの「STI 20th
ANNIVERSARY」は「匠のコーナリング」をコンセプトとされた「コーナリングマシン」で「足回り」が主にチューニングされているので、駆動系や動力系はノーマルなんですよ。当然「排気系」もノーマル仕様の「ステンパイプツインデュアルマフラー」と呼ばれる「左右2本出し」の形状をしています。このデザインは「高級車」的な演出らしく、クルマに詳しくない人が見ても「高性能車」というイメージを与えるためなそうです。その為このデザインを好む人も多いようです。しかし、私は「管の数がムダに多く鈍重」なイメージしか持っておらず「WRCカー」のような「1本出し」の方が好きなんですよ。
ところで、最近の「マフラー」って「性能曲線」が掲載されていなかったり、データーが掲載されていないのですね。マフラーを交換するのですから重要なのはやはり「性能曲線」でしょう。「ピーク値」は所詮ピークでの値ですから、回転数でどのくらいのパワーやトルクが出ていないと「低速」がスカスカだったり、低速からの回転で谷があったりは解らないですからね。それと「重量」。これも重要ですよ。折角変えるのですから「軽量」なのが良いですからね。いくら形が良くても「性能はほとんど変わらない、重量も変わらない」だったら意味がありませんからね。そんなワケで色々なチューニングメーカーを見たのですが、パワーとトルクが上がっていても「重量」がそのままだったり、1~2kgほどしか軽くならなかったり、デザインが良くても「性能曲線」が無かったり、テールが「左右2本出し」の「4本出し」だったりとなかなか良いのがありません…。
そんなこんなで見つけたのが「マフラー」の「老舗」的存在である「藤壷技研」から発売されている「軽量、そしてスポーツ・パフォーマンスにプライオリティを置いた、レーシングスポーツ・スペック」なキャッチコピーを持っている「AUTHORIZE RM」。その中でも「インプレッサWRX STI」用は2種類ありまして、私が選んだのは安い方である「品番 290-63065」。これは「左1本出し」で重量は「10.6kg」とノーマルは「約20kg」ですので「半分の重量」となるワケですよ。パワー・トルクも「8.1ps・1.2kg・m」上がっていますし、何よりメーカ希望小売価格が「93,450円」とマフラーでは珍しいアンダー10万円なのです。しかもこれは「サイレンサー+センターパイプ」の価格ですから。コストパフォーマンスは高いですよ。ちなみに「JQR事前認証制度確認済み」ですから「車検」も安心なのです。
そして、本日、最近アフターパーツの購入、装着でお世話になっている「オートウェーブ美女木店」で取り付けして貰いました。現在「サービス期間中」とのコトで「20%引き+取り付け工賃無料」とうれしい事になっていました。大体「取り付け作業時間」は1時間程度。
取り付けが終わり見てみますと、当然1本出しですからリヤがスッキリしており、左後部には「99φ」の大きな排気口があり、とてもレーシーな雰囲気です。ただ、「サイレンサー」が「オーバル」なので、サイレンサー部分の最低地上高がノーマルよりも下がってしまい、わだちの深いダートなどは注意が必要になってしまいましたが、それでも「左1本出し」はカッコいいですよ。取り付けも終わりましたので、体感と帰宅です。
チョットドキドキしながらイグニッションON!すると…思ったよりも音は大きくありません。逆にノーマルの時の方が音が耳に付いた気がしますね。多分「音の周波数特性」の問題でしょうね、メリハリの効いた低音が左後ろから聞えてきます。良く「サウンドカタログ」では「ブリッピング」や「高回転域」での音が収録され、マフラーレビューでも「高回転」や「高速域」が語られていますが、私は細い山道を走ったりしますので、そんなに回転も速度も上げられる状態ではありませんし、何よりも「市街地」では「高回転」や「高速域」なんぞ出せるわけがありません、大抵は低速で、ゴーストップが多い、速度も出せて60kmがせいぜい、回転も「燃費」を考えれば「3,000rpm」回せば十分な状況。でも、「走る」状況としてはそれが8割程度では無いでしょうか?なので、そんな状況での「私個人的主観レビュー」としては、音は「オーディオ」をかけていればほとんど聞えません。ただ低音の固有振動が左後ろからありますが、ノーマルのようなこもった感じではなく「澄んだ音」なので不快感はありませんね。さすがに2000rpm近くになると、音はそれなりにハッキリ聞こえてきます。感じとしては「アッサリしたボクサーサウンド」ってトコでしょうか?確かに「ボクサー」の独特な音ですが、「不等長」だったときの「ドロロ…」といった感じではなく小気味良い「ボロロロ…」といった感じです。レスポンスは良く、今までアクセルを「クッ」と踏んでわずかなタイムラグがあってから回転が上がっていたのが、アクセルを「チョン」と踏んですぐさま回転が上がっていきます。なので、交換して、普段どおり踏むと「グッ」と加速してしまいますので、気をつけましょう。「2,000rpm」での速度も今まで「70km/h」だったのが「73km/h」となり、同じ速度でもノーマルよりもアクセルを踏まなくてもよくなっています。あと意外だったのが「低速時の粘り」でしょう。渋滞時での坂道発進ではそれなりに踏まないとストールしてしまうのですが、そんなに踏まなくても大丈夫です。元より回転数の上がりが良くなっているのですが、他にも「排気抵抗」が「センターパイプ」や「サイレンサー形状」が変わった事によって少なくなり、「排気が詰まってストール」して感がある場面でもストールしなくなっています。これにより、発進がスムースにできるようになりました。そうそう、「リヤ」の重量が「マイナス10kg」になっていますので、坂道発進でのリヤの重さが軽減されているのも、坂道発進がしやすくなった要因かもしれません。
と、まぁ、「年末日中」で「環状八号線」と渋滞ばかりな道を30kmほどしか走っていませんが、現時点での私の感想として「大変満足」です。「扱いやすく」なり「重量」も「軽く」、そして値段も安い。さすが「マフラーの老舗」である「FUJITSUBO」ですね。
それでは、本日の登場人物はこの方。私の所持する「インプレッサWRX STI STI 20th
ANNIVERSARY」のキャラクターである、「樹と森の守護霊」の意味を持つ「ドリュアド」の称号を持つ「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局」所属の「気象精霊」、「エレクトラ・ドリュアド・ウィークス」さんです。「エルク」さんが買い換えたのは違う「マフラー」ですがね。ちなみに背景が私の所持する「インプレッサWRX STI STI 20th
ANNIVERSARY」の現在の後ろ姿です。