久々に「久喜天文自然クラブ」の定例会がある「第三金曜日」が休みでしたので、参加してきました。
今回は渡良瀬遊水地のコウノトリの巣塔と野木神社のフクロウと鳥見が中心です。
コウノトリの巣塔は今まで1棟だったのが、今年になり新たに数棟建てたそうで、その様子を見る事に。そして野木神社の「フクロウ」は毎年この時期にヒナが誕生しているのでその様子を見に行く。というのが今回の予定です。が、コウノトリの巣塔は今までの1棟のみしか営巣しておらず、他の巣塔はカラという事前情報が入り、コウノトリはいつもの巣塔を見る事に。そして、野木神社のフクロウもSNSでは「16日にヒナが巣立ちました」という投稿が公式からあったのですが、その後地方局やNHKで話題として取り上げられ、その内容ではまだヒナはいるとの事で、こちらが中心になる感じ。
渡良瀬遊水地へ到着後、最新の情報を入手するため「自然観察センター」へよるとなんと「フクロウ」の仲間である「トラフズク」の「ヒナ」が3羽いるとの事が判明し、そちらへ行ってみる事に。
「自然観察センター」で聞いた通り、確認されている場所には大口径の望遠レンズを装着したカメラを持った方々が同一方向へ向けているのですぐわかります。
近づいてみると、結構距離が近く、おそらく「トラフズク」がいるであろう木から半径10mくらいの位置で構えているんですよね。多くの鳥なら逃げてしまうような距離、はたしているのか?と撮影している方々に入りトラフズクを探すと…。結構簡単に見つかりました。
トラフズクは「フクロウ科」ですから多くのフクロウのように「夜行性」で昼間は寝ている事が多いので、ここまで近づけるのでしょうね。また鳥見としては結構騒がしいような状態でもお構いなしです。
初めに見つけたのは「ヒナ鳥」で、3羽。かたまるようにしているので、一羽見つけると残りの二羽は簡単に見つける事ができましたね。ただ寝ている事もあり、動きは鈍く、たまに毛づくろいをする程度。撮影するにはあまり動かない方が良いのですが、表情には少々乏しい感じ。それでもたまに動いた時に様々な表情は取れましたよ。それと、親鳥は別の木におりこちらも発見。オスは見やすい位置にいたのですが、メスは巧妙に隠れており、なかなか全身が見えず、さらに枝かぶりしてしまっているので、撮影するには難しかったですけど、何とか全身はとれましたよ。
昼過ぎまでトラフズクを見て、15時くらいに「コウノトリの巣塔」へ。今年生まれたヒナはすっかり大きくなり「若鳥」になっていましたが、まだ巣立ちは出来ておらず、飛ぶ練習を母鳥としていましたね。
そして16時頃に「野木神社」へ。やはり報道で紹介されていただけあり、「スマートフォン」を持った人が多数。カメラを持っている人もいますがそれでも「話題」で来たような方が多かったですね。
こちらは「神社」の方が見える場所にフィールドスコープを設置しているので、その角度からある程度の目安をつけて探すと…、少し苦労しましたが「親鳥」を発見。こちらも夜行性なので、あまり動かないので撮影はしやすいのですが、同じく枝かぶりをしてしまっており、風で枝が揺れた時に全身が見えるので、それに合わせてシャッターを切る感じですかね。
ただ、話によると「ヒナはいるけど隠れている」との事で、探して見たのですがなかなか見つからず。それでも何とか「ヒナ鳥」は発見。曇り空と同じような色合いなので見つけるが困難ですよ。それがヒナ鳥が見つけらないようにしている保護色の意味でもあるんですけどね。こちらも寝ているようでほぼ動かず。顔がなかなか見れなかったのですが、何とかたまに動く時に撮れました。
久々に目的の物を見る事ができ、さらに予定外で「トラフズク」まで見れたのは良かったですね。
それでは、本日の登場人物は「天文自然クラブ」な話でしたので、この方。「非公認」の「久喜天体自然クラブ」のパッチに登場しているキャラクターである「天体」が好きで「宇宙」に憧れる「桜宮 ツアイシア」さん、通称「シア」さんです。渡良瀬遊水地へ「コウノトリ」と野木神社で「フクロウ」を見る予定でしたが「トラフズク」のヒナがいるとの事でそちらを見る事になり、トラフズクとフクロウのヒナを見る事ができたようで…ちなみに背景が渡良瀬遊水地のトラフズクと野木神社のフクロウ、それぞれのヒナなのです。