19日に国立科学博物館へ行きましたが、その時に私が一番見たかった企画展が「企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」 国立科学博物館収蔵庫コレクション | Vol.01 哺乳類」なのです。
この企画展は今まで違った構成による展示方で、数点展示されているはく製には名前以外の情報。生体や生活様式、生息地が記載されておらず、その近くには「引き出し」があるのです。引き出しにはタイトルがあり、はく製に関連したモノが収納されているのです。
この展示に関してのチラシと公式ウェブサイトを見てから、楽しみにしていたのですよ。これまでと違った展示方、違った観点からのアプローチを促す仕掛け。これだけで楽しそうですからね。
実際に展示場へ入ってみると、普段よりも暗めの照明と、暖色系の照明とBGMとシックな空間に並べられた展示テーマは11あり、46個の引き出しには、近くにあるはく製に関するヒントが入っており、それを見た後、またはく製を見ると違った観点で見る事ができ、解ったことも増えますが、さらに疑問も増えていく。
例としては「わけあう地球」と題したゾーンには低い所に「チンパンジー」が柱のように高い場所には「アビシニアコロブス」がおり、引き出しは「私はここ、君はそこ」と「国境ってなんだろう」の二つ。「私はここ、君はそこ」には「類人猿」の生息域、地上、樹上、森林、林、サバンナが書かれたイラストボード。「国境ってなんだろう」には移動しながら生活している動物たちの移動範囲と、気候帯を現したそれぞれの地球儀が収められているのです。
初見で、チンパンジーが低い所、アビシニアコロブスは高い場所に何故いるのか?それが「私はここ、君はそこ」で生息域が解り、はく製の配置の意味が解ってくる。「国境ってなんだろう」で他の動物たちの移動範囲と、その気候帯が解る。生息域と、気候帯。今後それが変わっていた時にどうなるか?そのような疑問が生まれてきます。
じっくりと、静かに観察していくのが良いのでしょうが、いかんせん夏休み中。子供が多く、必要以上に引き出しを開けたり閉めたり、こちらが見ているのに閉められたり…。
子供に興味を持たせるようにと思ってこの時期に開催したのでしょうが、私としては、夏休み後に開催してほしかったですね。それと、今回母を連れて行っているのですが、引き出しによっては見る事ができない高さにあったりしたのが、残念ですね。一応注意書きとしてその点に触れてはいるのですが、やはり見れないのはちょっと…。
それと、気になるのが今回「Vol.01」とあるのですけど、Vol.02以降の開催があるのか?ですね。私としては続いて欲しいですが…。
9月25日までの開催なので、それまでにもう一度じっくり見ておきたいですよ。
それでは、本日の登場人物はこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」 国立科学博物館収蔵庫コレクション | Vol.01 哺乳類」を見た「アルセレート」さんの感想は…。ちなみに背景が「企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」 国立科学博物館収蔵庫コレクション | Vol.01 哺乳類」の入り口付近なのです。