こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

JAFセーフティートレーニングに参加してきた。

2013年07月14日 | SUBARU

 いよいよ、「JAFセーフティートレーニング」当日になりました。天候はここ数日と同じ「猛暑日」である意味路面は「ドライ」で条件としてはいいのですが、「会場」が「旧晴海国際展示場」で、イベントの趣旨から「日陰」は一切無いような場所ですよ。なおかつ、外からに指示を聞くために「窓」は開けておかなければなりませんので「エアコン」を入れてもしょうがない状態。なので、開催側も「飲料」や「塩飴」など「熱中症対策」を十分にしてありましたよ。そう考えると、やはり「真夏」の参加は避けておいた方が無難かもしれません。ちなみにトレーニング場にはさすがに「テント」が張ってあり、その下で講義や説明がされます。

 さて、受付開始は「8時半」からで、会場に到着すると、前後のナンバープレートに先着順でマグネット式の「ゼッケン」を貼られます。今日一日お世話になる番号で、私は「13」番。関係無い話ですが、私はこの「13」って数字に結構縁があったりするんですよ。今回の参加人数は「28人」でどうやら2名がキャンセルしたみたいです。後から聞いた話ですが、この「セーフティトレーニング」。結構人気があるようで、この回でも応募は「100名以上」あったそうです。そんなに競争率が高いとは知りませんでしたよ。参加車種はさすがにこういった場所ですね、ミニバンは「トヨタ ウィッシュ」が1台のみ、後はセダン、「RX-8」や「R32」などの「スポーツ系」が多かったですよ。あと「富士重工」の比率は結構高く、多分1/5は「富士重工」だったと思います。私が乗っている「GR」に「GV」「GDB」「BP」「ZC」がいましたね。さてそんなこんなで「受付」で「3,000円」を払って、「自主点検」もとい「日常点検」を貰った「冊子」に従い行います。

 「9時」から開始です。初めに「あいさつ」があり、それから「運転の基本」である「運行前点検」に「正しい乗車姿勢」。「JAF」の方からも話でありましたが、最近はきちんとした運転姿勢の人はあまり多くないようで、「シート」がやたら寝ていたり、体が斜めになっていたりする人が結構いるそうです。正しい運転姿勢は疲労度も少ないんですけどね…。知っておいて良い事として「死角」の講義も軽くありました。

 運転に対する心構えを教わったら、実技講習の始まりです。まずは「スラローム走行。正しい運転姿勢と正しいハンドリングができていないと意外と難しいようでして、コレを3本。初めはゆっくり目でタイミングや状態を確認。2本目は「100%」で思いっきり走り、最後。3本目は「70%」くらいで走ります。「モーターサイクル」では簡単に「スラローム」をする事はできますが、クルマでのスラロームってなかなかする機会ってありませんよね?コツとしては「競技」では無いので、ともかくリズム良く左右に切ることで、アクセルワークについては特に無かったですよ。大体私のペースとして「2本目」は「30km/h」「3本目」は「20km/h」くらい。ともかくリズミカルにハンドルを左右に切って、切り返す辺りでアクセルをチョット踏む感じでしょうか。3本走り終えると2チームに分かれて「急ブレーキ講習」です。

 「急ブレーキ講習」は2種類あり「滑りやすい路面での急ブレーキ」と「信号システムを使用した急ブレーキ」で、私は「滑りやすい路面での急ブレーキ」から。人工的に滑りやすい路面を「シート」と「石鹸水」で人工的に作り出し、これも「3本」おこないます。1回目は「20km/h」で指示があってからブレーキ。2回目は「30km/h」で「指示」、3回目は「速度・タイミング」は自分で決め、設定点から「18m」で止まるというもの。当然ブレーキは「フルブレーキ」で「ABS」を作動させます。なお「路面状況」は「圧雪路と同じくらい」なそうです。実際にやってみますとまぁ滑る滑る。それに「ブレーキ」を考えるので「規定の速度」まで出すのも躊躇気味になってしまうのでかなり難しい事になります。私は1回目は「7m」2回目「14m」で最後のは速度を計算してタイミングを図ったのですが結局22m。35km/hでコレだけですから。しかも時間が経つと何だか滑りやすくなっていた感じも。3本終ると次は「信号システムを使用した急ブレーキ」。こちらは「タイヤの保護」と「路面状況の保護」のため「ウェット」にしてありますが、基本的には「急ブレーキ」です。こちらの3本走り、速度も同じく「20km/h」「30km/h」ブレーキタイミングも同じ。最後の1本だけはある地点を通過すると「赤信号」が点灯するので、それにあわせてブレーキをかけます。当たり前ですが「低μ路」と違い、制動距離は短いですね。そしてこの「信号」なんですが、意外とタイミングが遅く「アレ?」と思ったときに点灯したりするんですよね。こちらの方は「速度計測器」が設置されているのでブレーキをかける直前の速度がわかります。先ほどからABS体験をしているので、躊躇無くブレーキを踏む事にはなれましたから、そんなに難しい事はなかったです。ただ、この信号機」を使ったブレーキは信号機からの情報が目から入り、ブレーキをかけるまでの空走距離を見るためのものになりますかね。これが終わると「昼食・休憩」です。

 休憩を終え、午後からは「エアバッグの展開実験」で本物のエアバッグを使い実際に作動させるのです。いやまぁ展開するときってスッゴイ音がするんですね。そして一瞬で膨らむ。普段試す事ができない事ですからね。

 午後からの「実技」はまず「運転と反応」から。先ほどは「ブレーキ」による回避でしたが、今度は「ハンドリング」による回避で、先ほどの「急ブレーキ」で使った「信号機」を使いますが、今回は「ある地点」を通過すると「信号機」の「左右どちらか」が「黄色」に「点灯」します。その「点灯した方の反対」の「パイロン」で作った「枠」へハンドリングだけで回避するのです。コレを4本。速度は初めの3本は「40km/h」。最後の1本だけは「30km/h」で行います。で、これが意外と難しい。信号機から枠までの距離は「18.5m。反応速度と考えると時速40kmでほぼギリギリ。しかも「点灯した方と逆」というのも。どちらかと言うと「点灯した方」へ行く方が簡単なんですよ。だからその逆となると少々考えてしまいます。実際2回点灯した方へ向かいそうになり、そのうち1回はパイロンを倒してしまいましたからね。でも、40km/hを3回した後、30km/hでやるととても簡単に感じますよ。まぁコレが「速度による安全マージン」って事なんですね。

 つぎは「滑りやすい路面でのESC体験」。「ESC」一般的に言うと「横滑り防止装置」と呼ばれる物なのですが、これが「各自動車メーカー」によって「名称」がまちまち。例えば「富士重工」では「VDC」と呼ばれていますからね。ただ名称はちがくても「機能」は同じで「車両」が急ハンドルや滑りやすい路面を走行中、横滑りをし始めると自動的に車体の進行方向を保つように各車輪のブレーキやエンジン出力を制御する機能なのです。コレを実際に「滑りやすい路面」で「コーナリング」時にアクセルを踏んでわざと滑らせます。なおこの実技は「JAF」で用意した車両を使います。ちなみにその車種は「ZR」でした。どうせだったら「ZC」の方が良かったのに・・・。「ESC」は「ON/OFF」を体験します。実際に「OFF」でコーナリング時にアクセルを踏むとまぁ、スピンします。初めてスピンを体験しましたが、やな感じですし、制御不能は怖いですわ。そして「ON」ですが、このときでもやはり、アクセル開度やステアリング角などによってはスピンします。でも、その挙動は「OFF」よりも多少なりとも緩やかになっています。つまり、「ESC」があっても「横滑りはするけど無いよりは軽減できる」って事なのです。

 一旦休憩してから、「先進運転支援システム体験」なのですが、コレ「EyeSight」なんですよ。使用車両は「BR9」。私は今回で「EyeSight体験」は「4回目」ですからねぇ、全く新鮮味はありませんし、慣れていますから。でも、他の人にとっては興味深いシステムであり、「当然の誤認識」である「全自動ブレーキ」と思っていたような方もちらほら。「運転支援システム」なんだけど…。

 最後の実技は一番派手でなおかつテンションが上がる「コーナリング特製」です。これは「直径24mの円」が「2つ」ありその間を「8の字走行」するのです。周回は2週半。速度の制限は無いですが思いっきりするので当然「タイヤのグリップ限界」に近い部分までもっていく事になりスキール音を立てながら走るのです。さすがに「GR」でスキール音なんて立てて曲がる事なんて普段ではマズありませんからね。大体「40km/h」で旋回したのですが、スキール音鳴りまくり。横Gも連続で体験するのは初めてでしたからね。それに「VDC」も介入。私の場合「GR」とそれなりのクルマでしたら「JAF」のスタッフの人に「期待してますよ」なんて言われ、1本目が終わり戻れば「相当攻めてましたね」なんて言われる始末…。ただ2本目の2週目に入る辺りでいきなり「夕立」が!ドライからウェットになり雨も大粒で激しいですから前が見難い。さらに限界近くの旋回中ですからワイパー操作まで気が回らない。1つ目の円から2つ目に円に向かう間にワイパーを作動させて、全開にしていた窓を出来るだけ閉めて2つ目の旋回。今度はウェットでグリップが低減して滑る滑る。完全に自分の技量の限界走行ですよ。

 コレで全てのカリキュラムを終えて、閉会式にて「終了証」と「アンケート」を書く予定だったのですが、雨のため後日郵送に変更です。

 ともあれ、普段出来ない「限界走行」や「危険回避行動」を「安全が確保された状況」で体験できるのはとても重要な事だと思います。一度体験しておけば、「これ以上はマズイ」って言うのが解り、無理をしなくなり、これ以上は危険と察知する事もできます。確かに「3,000円」だけで考えてしまいますと躊躇してしまうかもしれませんが、そのくらいの価値はあると思います。自分と自分のクルマの限界を知るのにいい機会でした。また機会があれば参加してみたいですよ。それにしても楽しかった!

 それでは、本日の登場人物はこの方。私の所持する「インプレッサWRX STI STI 20th ANNIVERSARY」のキャラクターである、「樹と森の守護霊」の意味を持つ「ドリュアド」の称号を持つ「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局」所属の「気象精霊」、「エレクトラ・ドリュアド・ウィークス」さんです。たまには「全力」って事で「エルク」さん「公式着」なのです。ちなみに背景は「JAFセーフティートレーニング会場」での1コマです。

2013_07_14

コメント (4)
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