こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

国立天文台野辺山へ行ってみた

2012年09月11日 | 天文・科学

 国立天文台施設の一つである「宇宙電波観測所」と「太陽電波観測所」がある「野辺山」へ行ってきました。

 「国立天文台野辺山宇宙電波観測所」へここは「45m電波望遠鏡」、「ミリ波干渉計」、「電波ヘリオグラフ」など最先端の観測装置が設置されており、国内 外の天文学者がこれらの装置を用いて、銀河の進化、星・惑星系の誕生、太陽フレア現象などさまざまなテーマの研究を進めている施設でして、一般の方にも 「自由」に「観測所構内」を見学できるのです。

 ただし「研究施設」や「設備内」の見学は普段はできず、「年に1回」「8月下旬」あたりに「特別公開日」として「観測棟」や「研究棟」が公開される日があります。それ以外は「構内」の「見学」と「45m電波望遠鏡観測棟」の「二階」にある「展示室」のみが見学対象となります。

 構内へ入るには、受付を兼ねている「守衛所」にて「帳簿」に「居住している都道府県名」と「人数」を書き、「パンフレット」を貰います。あとは、有って無いような「見学路」を進んで行く事になります。

 入り口付近には「直径10m」の全部で6台の「ミリ波干渉計」がある程度の間隔がとられて「ステーション」と呼ばれる専用の台座に置 かれていますが最大「南北に450m東西に600m」ほど展開でき。その最大解像度は「0.0003°」と視力でいえば「60」と驚異的な解像度になります。そこからさらに進んでいくと、右側には牧草地のようなところに白いオブジェのように並んだ「80cm電波へリオグラフ」84台ずらり並んでいます。この「電波へリオグラフ」は「電波望遠鏡」で84台の直径80cm電波望遠鏡からなり、広範囲にヘリオグラフを展開する事によって仮想的に「直径500m」にもなる「解像度」を持っています。これで太陽表面を1秒以下から十年以上に渡る物までさまさまな「タイムスケー ル」で観測しているのです。

 さらに進むと「メイン」である「45m電波望遠鏡」が。行く途中に、程よい大きさで見える場所には「解説パネル」が展開されています。そこから 50mほど歩くと「世界最大」の「波長1mm~10mm」の「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる「電波望遠鏡」の台座にあと10mほどまで近づけます。 その大きさはもう「圧巻」されますね。このときは「真上」を向いている状態。つまり「何も観測していない状態」でしたが、この「パラボラ」はなんと傾けた 時、自重で変形してしまうのですが、それを補正し理想のパラボラ面を作るように「アクチュエーター」が装備されているのです。そのため「鏡面誤差」はなん と「0.1mm以下」で解像度も最大で「0.004°」を誇ります「観測周波数」は「20-230GHz」。なので。この電波望遠鏡の近くでは「携帯」の電源をOFFにしないと「観測」に干渉してしまうそうなのでしっかり「OFF」にしましょうね。今回は「動作部分」の点検をしていたようで、作業員さん数名がおり、45m電波望遠鏡を「水平方向」から「垂直方向」へ動かしていましたからね。そのため、動かしているところをしっかり見ることができましたよ。あれだけ大きな物が動く姿はほんと壮観でしたよ。

 それでは、本日の登場人物はこの方、「天体」や「プラネタリウム」にある事をきっかけに興味を持ち始めた「森谷 ちさと」さんです。休日を利用して「ちさと」さん、「国立天文台 野辺山」へやって来たようでして、世界最大の「45m電波望遠鏡」を見てテンションが上がっています。ちなみに背景がその「45m電波望遠鏡」です。

2012_09_11

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