こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

毎回このテーマの番組は完成度が高いですね。

2011年06月12日 | プラネタリウム

 なんだかんだで休みのタイミングが合わず、本日やっと「久喜プラネタリウム」へ行ってきました。

 今月の投影内容は、今夜の星空+テーマ番組「時をみつめて」です。今月の10日、6月10日は「時の記念日」今から約90年前の「1920年」に当時の「東京天文台」と「生活改善同盟会」によって「日本書紀」にある一文から「671年6月10日」に「天智天皇」が「漏刻」、要は「水時計」を使い、初めて時を知らせる鐘を鳴らした事を由来に作られた記念日なのです。

 さて、「時間」は「年」「月」「時」「分」「秒」と有りますね。「年」は地球が太陽を周する「公転周期」から「太陽の周りを1周地球がすると1年」となっていますね?そして「月」はその名の通り「月」が由来しており、月の満ち欠けの周期、「新月」から「満月」を迎え、また「新月」となる周期、「約30日」となり。「日」は「自転周期」で地球が自転し1周する周期から決められ、地球が丸い球である事から、そのズレを当分したら24となったので1日は24時間となり、「分」は1時間の60分の1、「秒」も同じく分の60分の1から制定されました。

 でも、その基準である「世界標準時」を決めないとなりませんね?そこで名乗りを上げたのは「イギリス」、「グリニッジ天文台」。それともう一つ「フランス」は当時「スペイン領」であった「カナリヤ諸島」を推挙します。建前的には「島である為中立的である」との事でしたが、実はそこから1時間、東経15度先には「パリ天文台」があるのでそれを狙っていたようです。結局国際投票による結果、現在は「イギリス グリニッジ天文台」が「GMT」となっています。では日本ではどうなのでしょうか?日本の「最東端」を「北海道 根室」辺りとして、「最西端」を「与那国島」とすると、夏至の時に「根室」では「3時30分」頃に「日の出」を迎えますが、「与那国」では「6時」に日の出を迎えます。つまりこの二つの地点の「時差」は約2時間30分もある事になります。そこで、日本の経度で「標準時」から15度づつ来て、日本列島の中心辺りを走っている「東経135度」の位置が「日本標準時子午線」、「J.S.T.M」と定められたのです。これは北は「京丹後市」から、有名な場所としては「神戸 明石市」を通り、南が「和歌山市沖ノ島西端友ヶ島灯台」の付近を通っているのです。

 それで、今回の番組はその「日本標準時子午線」が通る街を実際にロケハンし、その写真が投影されているのですよ。こう言ったものは多くの所は「ネット」からの写真などで済ませてしまいますが、さすがですよ。ホント、このテーマの番組は毎回手が込んでいて、楽しませてくれますよ。そして、その場所へ行きたくなっちゃうんですよね。

 それでは、本日の登場人物はこの方。「天元界 気象制御管理省 天象運行監視室 第二区域管理局 局長」で「知恵者」の意味である「マギエル」を称号に持つ「ミズハ・マギエル・シグルドア」さんです。ミズハさんは32周期歳、つまり地球の年齢で言うと約2048歳という事になります。つまりそれだけの「時」を見つめているのです。

2011_06_12

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする