チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

スペシャルサンデー

2009-04-06 13:55:13 | 身辺雑記
4月6日(月)

 競走馬の名前ではありません。昨日の5日(日)はちょっと特別の日曜日だったのです。

 明石海峡大橋の誕生日(開通記念日)でもあったのですが、実は私の誕生日、それも「還暦」を迎えた日だったのです。部分的ですが、少しだけ年金を手にするトシになりました。

 長い間、誕生日なんて歳を取るだけだと、特別の感慨にひたることはありませんでした。それに、夫婦とも学校勤めでしたので、毎年この日は「入学式」か「始業式」でてんてこ舞い。子どもたちだって、学校に通っている頃は自分のことで精一杯の日だったのです。一日二日経ってから「俺、一つトシ取ったんだ」と思うことがよくありました。

 だいたい、この日が日曜日だったという記憶がないのです。それで調べてみたら、11年前の1998年以来でした。松坂擁する横浜高校が選抜で優勝した年です。この年の4月5日の日曜日がどんな日だったかよく覚えていませんが、入学式をサボって甲子園球場へPL学園との準決勝を見に行った年です。第二試合がやはり神奈川の日大藤沢(エースはヤクルトの館山投手)対大阪関大一(ロッテの久保投手)戦でした。翌日に職場で、教頭から嫌みを言われたのを覚えています。まったく不謹慎な話のようですが、神奈川の野球関係の先生方はけっこう甲子園球場に来ていて、「明日の決勝も一緒に見ようよ」と誘われたものです。私の本務は野球ではなかったので、もちろん断りましたが。

 今年のカレンダーを見た時は、「仕事を辞めたら日曜日の誕生日が来た。意味ねーなぁ」と思いました。ところが、昨日はカープが巨人に開幕2連勝して、朝からウキウキ気分。KAZU君は前日に両親の会社の花見があってお疲れ模様だし、「今日は一人で思いっきり遊んじゃおうかな」と。

 でも、ソフトバンクは杉内が、楽天はマー君が投げるかもしれない。夜はカープ戦があるし、開通記念日の橋のイルミネーションも見なくてはということで、「おいしい肴とお酒でテレビ観戦」にまさるものなしという結論になりました。

 「めでたい」からではありませんが、今の時期は旬の明石の桜鯛でしょう。刺身と塩焼きの両方。酒は神鷹の「明石大橋」ラベルでということに。
      
      

 さっそく魚の棚へ行きましたが、明石駅は花見客で賑やか。そこで私もタコとイカの揚げ物を手にまずはお花見。明石の桜はちょっと遅くてまだ二~三分咲きです。


    花便り明石の棚に桜鯛   弁人


  左上が坤(ひつじさる)櫓、右には巽(たつみ)櫓があります。
  

  明石城址公園は「桜名所百選」の一つで、剛ノ池が人気スポットです。
  
    

 「桜名所百選」といえば、去年も一人で名古屋の鶴舞公園に行きました。3月の末だったのですが満開でした。
  去年の鶴舞公園
     

  昨日はこんな場所に陣取りました。
  


    還暦に心傷みて花笑ふ   弁人


  ヒヨドリがさかんに花をついばみに。
  


 一人で花を眺めていると、「逗子の桜はどんな具合だろうか」という感慨が込み上げてきて、たくさんの懐かしい思い出が次々と脳裏に浮かんできます。

 ふと我に帰るともう昼過ぎ、あわてて魚の棚に戻り、買い物をして帰りました。鱈の白子が美味しそうだったので、昆布と豆腐とネギを入れて「白子ちり」も作りました。
   

 テレビのほうは、マー君は投げませんでしたが、パリーグは3試合とも激戦で、ロッテが9回サヨナラ、ソフトバンクは延長10回サヨナラ、楽天も延長で11回に決着という大熱戦。夜のカープも粘って延長12回1-1の引き分け。どの試合もこんなにヤキモキしたテレビ観戦は珍しい。

 窓に目を向ければ、5分ごとに変化する橋のライトアップ。写真は数枚しか撮れませんでしたが、朝から夜まで至福の日曜日を過ごすことができました。

 
  
   
     
    

    海峡を跨ぐ明りや春うれし  弁人



【追記】関大一高出身の久保投手はタイガースに移籍したようで、7
    日のカープ戦に先発していました。
コメント
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